働いたら負け

働いたら負け

「何もしたくない」ので、大手企業・学歴・人などを全て捨てたブログ のんびりニートライフ情報満載

follow us in feedly

働いたら負け
ーおすすめ記事ー
カテゴリー

「神霊狩/GHOST HOUND」 間違いなく傑作なのに知名度が低すぎる心霊考察アニメ【高評価:上級者向けアニメシリーズ⑦】

こんにちは、さっちゃ~んです!夏といえば、ホラー系のアニメがみたいですよね。とそこまでホラーではありませんが、夏向けに、今回はこちらです

上級者向けアニメシリーズ今回は「神霊狩/GHOST HOUND」2007年

視聴難易度「☆☆☆☆/☆☆☆☆☆(5段階中4)」

ワイは高校時代に視聴しても、一応、楽しめました。

過去紹介した「モノノ怪」「魍魎の匣」や「AIR」よりは敷居は低いですが、専門的な会話をするところが所々あったり、あくまでも、「自然な会話」を重視しているので、その会話の中だったり映像だったりで、視聴者に察してくれというスタイルです。

わかりずらい部分に関して、そこがハードル高くなっているかなと思います。

この自然な会話というのは、各キャラクター達も、みんながみんな作中の出来事を完璧に理解しているわけではなくて、その中で視聴者は第三者の目で「こことここが関連性あったり、一致しているな」と解釈する必要があります。

サクラダリセット」は、全て口頭で説明してその言質通りに展開するものでしたが、こちらは「行間」を読むことが求められる点で、現代文の問題にされるとちょっと解きずらいような感じです。

この記事は、解説というよりかは考察が含んでおりますので、この記事を100%信用しないでください。

作中の細かい所を徹底解説するのではなく、視聴者が「?」と思ったところを補完するような記事に仕上げておりますので、「?」と思ったら、その都度止まって、この記事を読んで頂けたらと思います。

神霊狩/GHOST HOUNDの魅力とは??

Production I.G20周年記念として制作されたアニメーション作品

攻殻機動隊の原作者:士郎正宗が1987年に設計を完了したGHOST HOUNDを原案とした作品

HOUNDは他動詞で使うなら「狩る」という意味。

知名度が低いのは、WOWOW枠での放送だったため。

Production I.G全盛期で制作されたアニメなので、クオリティも高く、名作といってもいい作品なのではないかなと思います。

ワイのジャンル分け区分だと、2006年放送の「ひぐらしのなく頃に」のようにホラーアニメにみえるのですが、「ひぐらし」とは、また違って、殺人事件が起きるというよりは、事件後の話になります。

でも、この作品でしかみれない魅力というのは、刑事事件の被害者遺族と加害者遺族のその後の苦悩を描いている点で希少性が高く、それは、第1話の冒頭の始まりから、それを中心に強く描かれています。

主要キャラ3人について

・主人公の古森 太郎が11年前(当時3歳)に誘拐された上に、一緒に誘拐された姉が殺害されてPTSD心的外傷後ストレス障害:患者が強い衝撃を受けると、精神機能はショック状態に陥り、パニックを起こす場合がある。そのため、その機能の一部を麻痺させることで一時的に現状に適応させようとする。そのため、事件前後の記憶の想起の回避・忘却する傾向、幸福感の喪失、感情鈍麻、物事に対する興味・関心の減退、建設的な未来像の喪失、身体性障害、身体運動性障害などが見られる。特に被虐待児には感情の麻痺などの症状が多く見られる。)を発症しています。

・同級生の大神 信11年前の誘拐事件の後、父親が自殺。信の母親は3歳の時に、母親から信を落として頭をぶつけたこともあり、母親は家を出ていることから、自分は要らない子だったと考えている。信の素行の悪さは、親からの愛情欠如といってもいいでしょう。祖母が古森姉弟の監禁場所を指摘したことから、祖母あるいは父親が事件に関わっていたのではないかと疑問を抱いています。宗教法人「大神拝霊会」の長男

・東京から水天町に引っ越してきた中嶋 匡幸。父親は「大日本バイオインダストリーズ」で代表的な立場であり、転校前にいた学校で男子生徒の一人を苛めていたことがあったが、彼が学校の屋上から投身自殺を図ったことで罪悪感から高所恐怖症に陥る。作中で行っているバーチャルリアリティのゲーム機はその治療も兼ねています。

このように主要人物3人の内面部分の克服が主軸となっております。

このアニメは、何とも言えない要素が織り交ざっていて、一言で表しにくいのですが

1話の始め方からして「11年前の誘拐事件でPTSDを発症した少年の物語」でいいと思います。

序盤解説(1話~6話)

1話をみた感想としては「なんか地味な始まり方」だなという印象がもたれたと思いますが、余計な脚本を加えず、なるべくキャラクター達がいつもの日常を過ごしている中で、誘拐事件被害者遺族を描いています。

主人公が「本当は、お姉ちゃんが継ぐことになってた?」と聞いたら、父親が口を噤んで、母親が片目をプルプルさせているカット

リアリティ重視のため、母親が発狂したりするわけではないので、アニメーションだと伝わりにくいかもしれませんが、このシーンが被害者遺族のえぐさを物語っているのかなと思います。

11年前誘拐事件の内容

  • 1996年11年前、小森太郎(当時3歳)と姉みずか(当時8歳)は身代金目的で誘拐される。警察は、犯人の携帯電話の発信地から廃業したパチンコ店を特定し、突入するも犯人は逃亡し、道路に飛び出た際に、トラックにはねられ即死。犯人死亡のまま、人質は4日経っても見つからなかったが、山一つ向こうのダム建設古い廃病院で姉のみずかが死亡、弟の太郎はショック状態で発見された。室内には食料はあったが、2人は縛られていて何も口にはできなかった。
  • 1996年10月2日。誘拐事件後。宗教法人「大神拝礼会」大神さん変死。自分の胸を刃物で刺したうえでけいぶを刺して死亡、遺書はない
  • 大神姫子が、誘拐事件当時、人質は廃病院にいると警察に通報しているが、誘拐事件と大神の変死の関連性は不明

 中学生3人は、エクスポージャー療法(トラウマの現場に敢えていくことで克服する)を口実に山一つ向こうのダム建設古い廃病院(心霊スポット)

幽世(かくりよ)

人間たちの住む世界“現世”と重なり合って存在する霊的な異世界。神霊や死者の住まう世界でもあり、現実世界と同様の風景が広がる一方で別の場所へと通じているところもある。

神霊(しんれい)

幽世にいる謎の何か。

魂抜け(たまぬけ)

体外離脱体験(O.B.E.)とも呼ばれる、肉体より抜け出して霊的な世界を知覚する能力。作中では、信が「魂抜け」と呼び、カウンセラーの平田篤司はそれを「体外離脱体験」と呼んでいるがどちらも同義

かくりよを脳内現象で説明する回(7話)

7話Aパートは説明が多いので一度整理しよう。

海馬が障害を受けた場合は 中嶋匡幸の母親は、家で据え置き型ゲームをピコピコやっていたが、扁桃体と視神経を繋ぐ神経回路に損傷を受けると、自分の親が実は本物ではなくすり替わった偽物じゃないかと疑う幻想を抱くカプグラ・シンドローム

または、古森 太郎は、自分はすでに死んでしまったおり、自分からだから腐敗した臭いがするという幻想に憑りつかれるポタール・シンドロームが起きているのではないかと自覚する。

また、脳がニューロンとそれをつなぐシナプスで出来ているが、 太郎は、病院でみたシナプスの写真と眠っている間に体験した世界が一致したことから、シナプスに行ったのではないかと考えられる。

この辺で発生した「謎」

  • ・信が目撃したパチンコ店の廃屋で巨人が飛び出してトラックに引かれる現象や平田の謎のフラッシュバックで30分が一瞬で経過した現象。黒い影の巨人は何なのか→「謎」のままだが20話で平田先生が推論する
  • ・太郎の姉は何を言っていたのか→15話で判明
  • ・太郎は何故、病院から退院したら、再び夢夢をみれるように戻ったのか→15話・16話で判明

「我は、勾玉の一言、夜毎の一言、言離神(ことさかのかみ)」とは?(12話~14話)

言離神(ことさかのかみ)とは、「一言主(ひとことぬし)」の別名で、一言で物事を解決できることからその名がついている。

一般の人はそんなことわからないが、駒玖珠 孝仁は民俗学の専門家なので、それを太郎から聞いた時は動揺していたんだろうなというシーンである。

日本書紀で初めて書かれた神様であり、創作物の中のものなので、実在するわけではないのだが、駒玖珠 都(こまぐずみやこ)が12話で何かに憑依されて発した言葉である。

推論:作中では完全に説明されているわけではないが、都に憑依が起きてから、大神姫子が死亡している。都が大神姫子のような風になっていることからも想像がつくように、加畑 憲子は『審神者(サニワ)神様の声を聞いて判断する人々』なので、都を次の大神姫子として祀り上げることにしたのではないか。そして、大神姫子よりも強力な力を持っていたため、40年前の「大神拝礼会」の全盛期を取り戻せると思ったのではないだろうか。

能の演目では、一言主は「女神」とされているため、作中では「女性」に乗り移るものとして今作のヒロインが置かれている

信の父親の自殺の真相 18話 ネタバレ注意

信が大神姫子に「誘拐事件」と「父親の自殺」の関連性を問うもはぐらかされるタブー。

大神姫子が監禁場所を指摘しているので、関連性がないわけがない。

この件は作中でかなり引っ張ります。

作中で起きた「やばい話」とはなんなのかは、この作品の肝となります。

11話:

3人で魂抜けした後、

信は、父親の自殺の真相を探るために、父親の部屋を調べ、矢崎に声をかけていきます。

11話で都パパが、30年前に廃病院に肝試しに行った話をする

高校時代の大神夫妻、都パパ、矢崎

地下室に行くと死ぬ噂を確認するために

4人で地下に行こうとなった。

霊安室、剖検室.........

大神パパだけは剖検室の死者を外へ出す通路から出た。

その時、大神パパが自殺した理由が漠然と察知する。

これに関してはミスリードで、18話の時に発覚する真相と直結はしませんでした。

肺病院に関しては、亀岩肺病院→末期患者の病院だったらしいですね(13話)

16話の時に、この件について、大神母が語らないで引っ張られました。

視聴者に対して相当ハードルを上げた闇の真相が隠されているのではないかとドキドキさせられます。

そして、18話で明かされます。

(真相)

過去の出来事で証拠がないので、あくまでも、事実だろうということを並べていくと。

11年前、その当時、東南アジアから結構、非合法の臓器移植のドナーが確立していたが、それまでは闇臓器ブロガーが、どこからか仕入れしていた。

誘拐事件までの1年半
西日本で児童行方不明事件多発していた、

水天町の事件も本来は行方不明事件になるはずだったが、

偶然にも、水天町で誘拐した児童のは大神拝礼会の跡継ぎ息子の大神信だった。

信のお母さんは「昔のつて(大神姫子の若いころは政権与党の大臣クラスを信者に抱えていたと作中で語っていたし、『工事会』という非合法専門で活動する組織もバックにあったため交渉が可能だった)」で「犯行グループ(闇臓器ブロガー)」と交渉した。

信と小森は親戚であるため、犬上拝礼会の本家を跡継ぎ問題に関わる。

信を大神拝礼会の跡継ぎにしたいので、犯人グループとの交渉で小森姉を代わりに誘拐することで信を解放する何らかの交渉をした。

本来は小森姉の行方不明事件で終わるはずだったが、何らかのアクシデントで営利誘拐事件に切り替わっていた。

2話に戻るが大神姫子は当時、監禁場所を警察に指摘している。

大神父は誘拐事件後、それを知って生きていけないと思って、おそらく自殺。

お母さんも自殺しようと思ったけど、信がいたから、自殺できないと思い留まる。

しかし、お母さんは大神家を追い出されました

大神母は自分の息子を助けるために、小森家の子供を差し出した罪悪感に耐えられないで今日まで生きていた、というわけですね。

信の母親は小さい時に「3歳の信を落とした」「自分は要らない子」だと思っていたが、実際は犯人グループの仕業だったという真相も明かされます。

11年前の事件であるけれども、信に対する愛情は確かにあったことから信は、憑き物がとれたように、19話以降は丸くなっていきます。

信の物語はここで終了といってもいいでしょう

龍神とは?? 21話・22話

龍神は天地を自由に動き回る存在で、人間に力を貸してくれます。

龍神が動くところに「流れ」が起こります。

そして、雲を動かし、風を吹かせ、雨を降らせています。
つまり、気象、海流、地熱の流れをつかさどる存在が龍神です。

物理的な体をもたないエネルギー体であり、アマテラスオオミカミスサノオノミコトのように、この世界を守る「神様の仲間」。

龍神は、人間と協力し合って地球をよりよくしていきたいと本格的な活動を始めています。なぜ、龍神が人間に力を貸してくれるのかというと、人間が発展して地球全体がよい方向へ向かっていくことが、龍神界の発展にもつながるからです。龍神界には、龍神、龍蛇神、龍、蛇が属し、人間の行動によって地球の環境が害されると、地球の自然環境を調整するために動き回っている龍神の動きにも乱れが生じてしまいます。「大神拝礼会」の加畑 憲子は、龍神が発現すれば、万々歳で、全盛期の勢いを取り戻すだろうとわくわくしています。

都の母親は国土交通省、勤めているけど国(大神拝礼会のコネ)から圧力がかかって大神のところに都を預けるように言われて。

都の父親は転落事故にみせかけて戦闘不能にさせる。

水天町に起きた変動とは?? 21話

この点に関して、あんまり納得しない視聴者もいるかもしれませんし、そんな単純な出来事ではないので、この説明でもあんまり納得されないとは思います。

この作品においてのルールの中で説明していきます。

このことに関しては、まずこのアニメの「神」の考え方が「神道」であるところから説明することになります。

日本の宗教は、そもそも「神道」と「仏教」が融合したものであるが、他宗教との「神」に対する考え方は違う。

キリスト教イスラム教、ユダヤ教などの「一神教」は、神はこの世界を創造し、唯一絶対の存在であるが、この作品での神は「神道」=「多神教」で、あらゆる無数の神が存在する。

最初から天地があり、神様は何もしないまま消えていく。

神様が次々に生まれても、何もしないまま身を隠すか、ただ成ったとされるだけである。

無数の神々が祀られ、更には、人をその死後に神として祀る慣習さえ生まれている。

めちゃくちゃ神が存在するのだ

千と千尋の神隠し」、「かんなぎ」も基本的には「神道」のアニメである。

神道」はかなり自由

神道」は偶像崇拝も禁止されなければ、教典もない。

信仰もない、神からのお言葉もない。

神は姿かたちを持たないがゆえに、相当に自由な動きが可能になっている。

だから、神様を「移動」させたり「分霊」させたりも可能で「分霊」されたとしても神の力が半分になったりせず無限に増殖する。

おかげで、日本には数多くの神社があり、同じ名前を持つ神社も少なくはない。

もし日本の神が「人格神」であればそうしたことは不可能だったに違いない。

神道には、はっきりといった規制がない。

規制がないことで違反や逸脱ということが起こらなかったために、今日まで日本人の信仰に根付いているのかもしれない。

作中で、九州の水天町は、天孫降臨の地(日本創生の神話が記された古事記において、神々が降り立った最初の土地)として紹介されている。

実際のところは、宮崎県高千穂町天孫降臨の地として有名。

神道には規制がなく際限まで自由であるということはどういうことかというと、人々がそれぞれ神を信仰すれば、それは発現するということである。

作中で「偶然に何か理由を求める:シンクロニシティ(内在秩序)
この世界には自分たちには分からない何かしらの秩序があるのかもしれん
それを勝手に意味づけしすぎるのはどうなのか
人はそこで神を作り上げてしまう」

という説明は、神道を前提にした条件で会話をしている。

で、今回は

・疑似人工生命バイオイドが誕生していた
実験で、バイオイドが急激に増殖して急激に死んでいった
バイオイドはその秩序をかき乱した。

20話で鳳の中国国籍アメリカ、三重産業スパイだったので、他国にバイオイドの情報を流していたということですね。他国が一斉にバイオイド発明することによって、水天町のバイオイド工場はおじゃん。残っている有機体は廃棄処分で水天町に一気に神霊が増殖する

天孫降臨の地である水天町で神霊を観る人が急激に増えた
水天町は、脳に変異的なものをおこす
・中学3年生はたまぬけできる

などと、様々な不可解な現象から、シンクロニシティが生まれて、人々はそこで神をつくりあげてしまった。

加畑 憲子だけじゃなくて、町中の人々がその存在を認めて、信仰しはじめたことで神、ましてや龍神の出現をも予感させた。

まぁ、オカルトなんですけどね

22話 姉の存在 ネタバレ注意

これは、スナークがいうには、脳は「宇宙のシンクロニシティ、違う次元にあるホログラフィ」だと言っていたり、12~14話で「脳」については細かく解説しているのは、「姉は自分の中(シナプス)に入って一つになった」この理由に帰結するためだと思います。

これは、別に「事実」ではなくて太郎が、「生まれ変わり」ではなくて、「自分の中に姉がいる」という心の持ちようで自己受容したという形です。

ネタバレの部分だと、太郎のシナプスの中でしゃべっていたキャラクターの正体は「姉」だったということですね。

脳は「多次元構造」であるという話は、本編から脱線しそうなので、これに関しては興味があったら調べる程度で流していいと思います。

幽世(かくりよ)

人間たちの住む世界“現世”と重なり合って存在する霊的な異世界。神霊や死者の住まう世界でもあり、現実世界と同様の風景が広がる一方で別の場所へと通じているところもある。

↓もっと詳しく知りたい場合は、以下の「素領域理論」の記事でも読んでみてください↓

fal-ken.hatenablog.com

総合点数 95.00 評価 ☆ 

ワイは推しますけど、人によっては、退屈に感じるかもしれないし、このアニメは評価が分かれると思います。

このアニメが高得点であるポイントとしては、この物語の一番根幹にある内面の克服、自己受容という点では、綺麗に納まっているため、最終回にしても、初見でわけがわからないところがあるけれどもスッキリ視聴できるのではないかなと思っております。

特に、信(まこと)の本当に憑き物が落ちたような変化というのは面白いし、みんなが仲良くなって力を合わせる、ヒロインを助けに行く地味ながらもジャンプ的な要素もあり、シンプルに視聴してもそこそこの面白さは備わっています。

このアニメを更に楽しむためには、もう一つ+αとしての考察要素、それこそ、この記事で補完しながら視聴して頂くて、リピート視聴で更に楽しめる深さがつまっております。

初見でみると、前半は特に、全体通して「面白いけど、地味なアニメかな?」と感じるかもしれませんが、このアニメのキャラクター達をよく観察していくと、面白さが深まる作品ですね。

中村隆太郎監督は、レインと旧作のキノの旅の監督で、宮崎駿高畑勲のような「映像で解釈してくれ」という岡田斗司夫必須のそういう要素に似ています。

21話の水天町の変動に納得するか、最終話のエピローグをもっと欲しかったかどうかは、好みの部分かな。

エピローグは、必要以上に語らないのもジブリの影響な気がします。

上級者向けアニメシリーズ:バックナンバー

【高評価:上級者向けアニメシリーズ⑧】あまりにも隠れた傑作「ファンタジックチルドレン」 夏休みにみるアニメ筆頭 - 働いたら負け

【高評価:上級者向けアニメシリーズ⑦】「神霊狩/GHOST HOUND」 間違いなく傑作なのに知名度が低すぎる心霊考察アニメ - 働いたら負け

【高評価:上級者向けアニメシリーズ⑥】初見殺しのとち狂ったアニメ『サクラダリセット』 これ1本で5周可能 - 働いたら負け

【高評価:上級者向けアニメシリーズ⑤】「pet」 ~11~13話のために1クールみるアニメ~ - 働いたら負け

【高評価:上級者向けアニメシリーズ④】ホラー最高傑作「モノノ怪」 ~この面白さ、お聞かせ願いたく候~ - 働いたら負け

【高評価:上級者向けアニメシリーズ②】狼と香辛料はラブコメ!?お前、どこみてんねん! - 働いたら負け

【高評価:上級者向けアニメシリーズ①】至極の一作「AIR」をクリアせよ - 働いたら負け

follow us in feedly