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【永久保存版】アニメ「マスターキートン」を100倍楽しむための各話批評 神回はこれだ!

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1990年代の最高傑作は何か?と問われると「新世紀エヴァンゲリオン」か「カウボーイビバップ」との回答が多いかもしれません

しかし、私はこの「マスターキートン」が最高傑作だと思っています。

何年経っても色あせないクオリティ

1話完結

1990年代を視点にした歴史的・地理的背景が国宝級作品です

今では、放送が規制されることもありそうなので、このような話がアニメーションが出てくることが難しいのかなと考えると

マスターキートン」は、観ておきたい作品なのではないでしょうか。

ということで、今回は、「マスターキートン」の各話エピソードに対する感想述べていきます。

マスターキートンとは??

チート主人公:平賀=キートン・太一の経歴

・名門オックスフォード大学を卒業し、本人のたっての夢である考古学で自説の論文を発表するため、日本の胡桃沢大学に籍を置く「大学講師」

・元SASのサバイバル教官でフォークランド紛争や、在英イラン大使館人質事件では下士官として活躍したとされる「伝説的マスター」

・大手保険会社ロイズの下請け「保険調査員」(引用:wikipedia

このようにキートンは、戦闘力A、サバイバル力S、戦闘知識S、外交力Aのチート主人公が、保険のオプとして、死因調査をするため、結構危険な目にあったりして奮闘する1話完結です。

この作品の魅力は、原作の知識量ですね。

原作漫画全144話中から39話のアニメ化で、他のアニメで味わうことのできないハリウッド映画を30分各1話にまとめたようなアニメです。

1998年のアニメですが、現在みても全く見劣りするどころか、時代背景も感じることができて、今、視聴すればまた更に楽しめる作品になっております。

というわけで、マスターキートンをワイ個人でレビューして点数を出していきます!

マスターキートンを視聴しながら、この記事を読んで、考察や比較を楽しんでいただけたらと思います。

点数説明

11点...歴史的神回、10点...神回、9.5点...GOOD、9点...ある程度面白い、8.5点....普通、8点...面白くない、7.5点....作品の評価を下げるレベル、7点...クソアニメ

総合点数:点数合計/話数×10(タグえん式) 92.5点以上で「A」

↓他作品の評定↓

年度別ワイベストアニメランキング 歴12年1000作以上視聴したプロの選定 - 働いたら負け

各話レビュー

第1話 「迷宮の男」 10点

「賭博は人の生死にお金をかけた神聖な行為として発生した」

「生命保険は賭博」
ロイズ=世界髄一の保険会社

転落死した人の保険金の受取人が、

ソフィアだったのにアテネのオックス美術照会になっている

これは事故ではなく、他殺ではないか?という疑いの元、キートンは現地調査するわけですが、1話にふさわしい面白さですね
Aパートで紹介された地形をBパートで利用しながら戦う
劇場版でやってもいいシナリオ

みればわかる。これが、マスターキートンというザ・1話

この回11点でもいいかなw?とも、思ったのですが、まぁ、10点で。

第2話 「小さな巨人」 10点

俺つえぇ~なんだけど
リアルな賞金稼ぎも登場する。
「尾行」「突入」のプロフェッショナルな回
作者側の知識量をここまでみせつけられて1話完結のエピソードをここまで作られると、しょうがない。

これは、みれば即10点

第3話 「ラザーニェ奇譚」 9.5点

ロリコン・マスター・キートン
1・2話からまたガラっと切り口をかえてきました。
ハリウッド映画の「レオン」みたいな感じですよね
少女との逃走劇をしながら、おばあちゃんとの話し合い・家庭の話に持っていく脚本でまとまった30分

第4話 「不死身の男」 9点

奇妙なじいちゃんの与太話
閑話休題の回

ロシア最後の皇帝ニコライ2世が残した金塊についての話は実はなのかよくわかりません。

第5話 「屋根の下の巴里」 10点

日本の学生では到底実現しない
学習意欲の高さ
ドナウ文明異端説
講師の生き様が伝わる回で、こんなエピソード他じゃ見られないヒューマン性を感じますね
最後の終わらせ方も非常に良し。
いい回ですねぇ(´;ω;`)

第6話 「白い女神」 9.5点

このエピソードは、モチーフがあるらしく、考古学っぽいエピソードで充実していた。

遺跡は所有者によりサーキット建設のため破壊されようとしていたが、その所有者を石畳の上に石鹼水を流すとブルドーザーが水転してやっつける雑学っぷりも面白い

劇中に登場する白い女神とはギリシア神話のイーノー
アンナは遺跡を作ったのは古代ケルト人ではなく、女性が家督を継ぐ風習のあった謎の部族であり、古代ギリシア人がアマゾネス伝説として言い伝えた集団ではないかと推測していた。彼らはヨーロッパに広く残る巨石文明の創造主だったが、正体はわかっていなかった。
遺跡からはその証拠となる品々も発掘されており、洞窟の奥には壁画もあった。壁画は破損が酷く、修復の必要があった。アンナは壁画の奥に玄室があると推測していた。壁画を洗浄すると、そこには「白い女神」の彫刻が浮き出てきた。
イーノー(古希: Ἰνώ, Īnō)はギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してイノとも表記する。 テーバイの王女として生まれ、のちにボイオーティアの王妃となった。死後、ゼウスによって女神とされ、海の女神レウコテアー(Leukothea)あるいはレウコトエー(Leukothoe)として信仰された。レウコテアーとは「白い女神」の意

第7話 「遥かなるサマープディング」 9.5点

動的なマスターキートンの合間に、静的な話を加えてくる。

点数が稼ぎにくそうな回でも、単なる休暇の回にしない
おばあちゃんがおじいちゃんと別れた理由を憶測で発見して終わるというオチを添えてきたのに、やっぱりすごいなと思わされます。

第8話 「交渉人のルール」 10点

特になし。交渉人のルールが詰まってる素晴らしい1本

みてわかる、みてください。

それだけ

第9話 「貴婦人との旅」 9点

ベルリンの壁を話に使われたら、どうしようもないよな
なんとまぁ、不思議な回でした

第10話 「チャーリー」 9.5点

海外推理小説のオマージュっぽい
銃知識がないと解けない推理でございます。

シンプルに起承転結がわかりやすくみやすい回です。

第11話 「特別なメニュー」 9.5点

今放送したら人種差別とかギャーギャー騒ぎそうな回だが、
内容は孫文を使って、中国とイギリスを絡めたエピソードで興味深い回
さりげなく、中国は礼節の国だとリスペクトしている
今じゃ、多分、放送できないんだろうなと思うがゆえにみてほしい1本です。

第12話 「御婦人たちの事件」 9点

ざ・ミステリー小説回

第10話のチャーリーと同じく、推理ものの回です。

8.5点の危機はありましたけれども、それでも、起承転結が安定しているので、

無難に楽しめる

第13話 「穏やかな死」 9点

ダイハード3くらい面白い
爆弾うんちくがさく裂する回

面白いんですけど、9点にしちゃいました

第14話 「心の壁」 10点

これは、ベストエピソードのうちの1本
MONSTERの元ネタであり、30分に見事凝縮されたような感じ

ちょっと、うるっときます。

10点がつく回っていうのは、即10点判定という気持ちで、あとはもうみればわかるって感じですね

第15話 「長く暑い日」 9.5点

戌VSキートン

壮絶な戦いであり、戌がかなり強いので、非常に緊張感をもって視聴することができました。

ストーリーの入り方も、自然でいいですね

第16話 「永遠の楡(にれ)の木」 8.5点

ロマンチックな回
青春劇ですね
設定や終わり方もいいし、全然ダメじゃない
ただ、ちょっとアニメ映えしなさすぎるかな
ママの曲を息子が演奏したのを聞いて老害が立ち直ったというのは、
よく伝わらなかった。
全体的に退屈な回なのでその辺の整合性が伝わりづらいのも痛いな
キートンが傍観者すぎるっていうのもありますわ

第17話 「バラの館」 9.5点

チャーリー回
単純に面白い
平賀一少年の事件簿、その3.

第18話 「フェイカーの誤算」 10点

当たり屋の回で
心理戦というか取引の闘い
保険と大学教授が両方絡んで、キートンが横やりにいるのも自然な感じもするし。
なんだろうなぁ
1話完結にして、引き出しの多さ、幅の広さに驚愕した

第19話 「空へ......」 9話

エピソードは閑話休題
98年の時の神谷浩史の演技に目がいってしまう。
神谷浩史は、昔からうめぇな

第20話 「臆病者の島」 10点

タイトルとシンクロしたダイ・ハード

みたまんまです。
ノンストップ30分で終始面白かった

第21話 「アザミの紋章」 10点

この回は、初見殺しかな。

振り返ってみると、こんな話の作り方してきたか!っていう感動もあり、唯一無二の1本ですね
何年経っても貴重なエピソードです

ただ、ぼけぇ~とみてると、眠っちゃうので軽くちょっと補足しておきます。
・天狗のうちわのような家紋
・天草神社にまつられていた時計
・17世紀の時計の持ち主の調査
ある一つの時計を巡る壮大なフィクション歴史エンターテイメント

時は17世紀、宗教戦争に巻き込まれ祖国を追い出されたスコットランド貴族アンガスは、命からがら日本に漂着した。その後、争いに巻き込まれること無く平穏な生活を送れるかと思っていたが、天狗と呼ばれ日本でも迫害を受け続けていた。そして、彼は悲劇的な結末を迎える・・・かと思いきや、天野教授が実はその貴族の子孫

第22話 「シャトー・ラジョンシュ1944」 10点

30分でワイン職人の生き様をみせられる。
非常にハートフルですね

なんだろうな、キャラクターの背景を感じやすいんですよね

第23話 「出口なし」 10点

久々のキートンが主軸
30分じゃ足りない、40分劇場版にしないといけないスケール
あっという間にみれるベストの1本

第24話 「オプの生まれた日」 9点

平賀キートン少年の事件簿その4
典型的なベッタベタの1本
キートンの過去話にはなりますが、特にない

第25話 「砂漠のカーリマン」 10点

ウイグル自治区を舞台にしている時点も物珍しくて面白い

キートンのサバイバル知識がさく裂!
30分のスケールじゃない
どえらいものをみせてもらいましたね

第26話 「家族」 10点

9.5点でもいい気がするけど、情でやられる。
ソウル五輪東ドイツ代表でドーピングで金メダルをとったおっさんの話
おっさんが悲しそうにしているだけで刺さるよね
俺もおっさんなんだなぁと思う

第27話 「赤い風」 10点

20世紀少年の原案のような30分
これも、まぁ、面白いっす
こういった悲劇の1本もアクセントとしていいですよね~

第28話 「アレクセイエフからの伝言」 10点

こういうエピソード作りたいよねっていう素朴な展開。
スーツケースの中身は、爆弾ではなくて、花火だったからキートンは「砂浜で打ちあげましょう」って言ったわけですね。
ラストのアレクセイエフの言葉「不思議だ…。花火を見ていると何もかも許せる~」通り、結婚で裏切ったセンデルに対しても、彼を密告したトムスキーに対して、自分はもう許していると伝言したかったというオチで
アレクセイエフは少なからず自分に罪の意識を抱いているセンデルならば、アレクセイエフの願いを必ずきいてくれるという思いでスーツケースを渡した
50周年の12時に花火を打ち上げる
非常に粋ですね

ベストエピソードの1本じゃないかな~

第29話 「禁断の実」 10点

いやぁ、面白い
これ、このまんま淡々とやるのかなと思ったら番狂わせてきましたね
犯人がわかっている状態のミステリー回のパターンですね

第30話 「瞳の中のハイランド」 9点

贋作を作るおじいちゃんと脱出する話
特にアクションシーンの動画枚数が多くて、珍しくアニメーションで魅せる回だった

第31話 「匂いの鍵」 11点 

はい。とうとう11点

この回がアニメ版のベストエピソードです。

こんなん魅せられたら、なんもいえねぇ
暗殺の方法と旧東ドイツの背景が真実なのかわからんけど、
なんつう30分なんだとうと
話としても面白いし、東ドイツの背景を知るきっかけにもなるし、後世に残したい1本

暗殺されたっていう事実の歴史的資料は存在しないから、物語の創作としては、「陰で揉み消される」という設定になっているのが妙にリアリティを高めているし、真相がえげつなかった。
年数を重ねれば重ねるほど貴重な回。
シュタージを題材にしたアニメはマスターキートンだけだと思いますし、今後は出てこないと思います。映画や漫画はあるみたいですね

 

東ドイツ秘密警察のケースオフィサ
ケースオフィサーは旧スパイの人間の抹殺を始めた。シーデルはそのために殺されたのだ。彼は第2次世界大戦時にはSSで強制収容所の監視をしていた人物で、スパイになることを断れない立場だった。ハイネンは東側にいる妹夫婦を人質に取られていた。

東ドイツ秘密警察:シュタージ
「シュタージ・アーカイブ(文書)」は、ベルリンのリヒテンベルク区にある元秘密警察本部ビル内に保管されていた。1991年に一般公開されてからこれまでに、ヴィッテンブルクさんを含む700万人以上が、諜報ファイルの閲覧を申し込んだ。

第32話 「背中の裏街」 10点

なんか、どうしたのか知らんけど、ずっと面白い
幸薄い女の話でございますが、
不幸な女の話は安定して面白いですね
OVAが始まってから暗い話連発で最高です

第33話 「天使のような悪魔」 9.5点

1話のように、キートンが軍隊経験を生かしたアクションキートン
原点に立ち返った回

第34話 「瑠璃色の時間」 9.5点

これは、どうしようかな

すごく哀愁漂う回で、なんともいえない唯一無二のオーラがあるわけですよね
30分間で少年期のキートンの夏休みをちょっと脚色加えてやってる努力が中々他の作品には、できないのですよね

9点にはできないかな

櫻井孝宏がモブキャラ声優やってる回

第35話 「五月の恋」 9点

プライベートライアンのオマージュかな
日本人女性がイギリス人を探す旅に出る話
イギリスの聖地ポイントを眺めながらの30分
面白いですけど、9点です

第36話 「ブルーフライデー」 9点

90年代特有のブルーな話
そのまんま、ただテンション下がって終わり

ドキンちゃんこと鶴ひろみがゲスト声優

第37話 「面接の日」 8.5点

マスターキートンにしては、舞台設定がらしくなくて、物語物語しすぎているかなという印象ですね
虎を匿う倉庫どうしたの?って思っちゃいました。
オチもちゃんと添えていたので、悪くはないです。
昔のアニメアニメって感じです

第38話 「狩人の季節(前編)」 10点

開始1分で最後まで面白い
劇場版マスターキートン
ラストエピソードにふさわしい最強のカリスマ的悪役「ウルフ」ですね

第39話 「狩人の季節(後編)」 9点

前半が面白すぎた
やはり、1話完結でまとめた方がいいよ
「彼は、プロフェッサーではない、マスターどまりだ」

かっこいいセリフでタイトル回収してきました。

総合評価:95.77 評価 ☆

このような感じになりました。

「☆」は、年間トップレベルです。

総合評価なんですけど、夏目友人帳ARIA比較した時に39話もやって95点を超えているので、相当お勧めできる作品になっております。

ベストエピソードに関しては、

第31話「匂いの鍵」になりましたが、おそらく、少数意見です。

マスターキートンの神回論争は、永久に終わらないでしょう

Dアニメストアにもないですし、内容的にも再放送は不可能なのかなと思いますので、20年以上経った現在、アニオタ同士で口コミで語り継げればいいかなと思います。

ちなみに、ワイは原作漫画も全巻持っています

 

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