はじめに
手軽に多くの人がみてくれそうなTwitterで感想とか書いておりましたが、
各個人の好みの違いは感心ありますけど、リコリスリコイルとかスパイファミリー面白いと言ってそれを強要してくるような奴らばっかりなので、
まぁ、Twitterはワイには合いませんね。
ブログなら、
140字以上文字が読めない人が脱落してくれるし、
コメントも管理できるし、
ブログで感想を書く方がいいかなと思いました。
リコリスリコイルしか見てなくて、リコリスリコイルを推す、狂信者がみたいな人が紛れ込まないことを祈って、2022年のアニメの感想を記したいと思います。
2022年1位:本好きの下剋上 第3期
断トツでこの作品でしょう。
もうやっていることが「異世界CLANAD」
異世界に飛んできたということなので、
主人公のマインが「前世でお母さんにちゃんとお別れできなかったから、今の家族と離れることなんて考えられない」と
結局、家族愛をテーマにした作品が最強
しかも、ここぞというときに、絶妙なセリフが飛んでくると。
いい作品は、「良かった」ってコメントしかないです。
2022年2位:ハコヅメ ~交番女子の逆襲~
また、しょうもない交番のてきとーな奴かなと思って、
蓋を開けてみたら、やってることは、ガチの警察あるある
ワイの職業柄、社会派ブロガー(?)として、これは評価せざるおえません。
特に序盤は「性暴力」「DV」「おばさんの万引き」「介護」
ぶっ刺さるテーマが15分で一つずつ提供してくる
引用:
2020年の未成年者における万引きによる検挙人数は4164人、高齢者は2万1221人。
DVの相談件数は令和2年で年間19万程で去年の1.6倍ですね
家庭内で起きた性的虐待はおよそ2600件と、件数全体の1.3%で、被害の潜在化が指摘されてい
アニメ氷菓の言葉を借りるなら「人の気も知らずに、表面だけをとらえて流してしまうような思慮の浅い人間にはなりたくない」というそんなアニメです。
世間知らずじゃなければ、誰がみても刺さるはずなんですよ。
警察のリアルをコミカルにやるだけで、ブラックパロディとして成立しちゃうんで、
少なくともワイは刺さりました。
この作品はそういった部分が詰まっています。
近年、アニメーションのいい作品が持ち上げられてしますけど、
やっぱりこういう他の作品にはない尖ったものっていうのが基本深夜アニメにないと、気持ち的には盛り上がらないですね。
中盤にかけて、警察官内でのパロディー回とか、いや、そんな上司に向かってラフな態度しないでしょっていう
その辺の漫画的な「粗さ」はたしかにありますが、
作者が元警察官だけあって、盤石の警察あるあるで、他の作品とは明らかに違うんですよね。
KADOKAWAの予算的には、そこまでやる気のなさそうなアニメで原作漫画の宣伝アニメにはなっているんで、そこが勿体ないですけど、これが細部までこだわって作られた作品だったら、ワイの中での歴代トップ10あったんじゃないかな
最終回のテーマも女性警察官が主役だから、「レ〇プ犯」を題材にしたのも最後締めくくりとしてもよかったですね。
被害者に投げかける言葉とか、被害者の気持ちにのめり込みすぎてノイローゼになるとか、警察たちがブチ切れて死ぬ気で捜査するあのやりとりとか、話に引き込まれます。
メイドインアビス 烈日の黄金郷
5年越しに待った第2期。劇場版依頼なら2年ぶりですかね。
深海第6層のエピソードですね。
深海って漢字なんだっけ?まあ、いいや
第1期と劇場版は歴代作品トップ20は入っているのですが、
今回の第2期は、そこそこの評価です。
これ何故かといいますと、
元々メイドインアビスっていうのは「アビスの底には何があるのか」「2000年単位で起きる現象は何なのか」「レグは何者なのか」だいたいこの3つくらいの「謎」が主軸で惹きつけられるわけですよ。
今回、1クールで第6層のエピソード12話分ですけど、明らかに長い。
第5層だって劇場版分で5話分くらいでしょ?長すぎるよ
ワイは、アビスの底がみたいんだもん。
6層で何があったかというと、せめてレグが第6層から来たアビスの遺物だったということが判明するくらいのことをやらないと、そんなに長くやる必要なくて
大筋で何があったかというと、ソスソス仲間にしただけ。
1期と劇場版と比較すると密度が薄くなってしまいましたね
アニメーション・世界観は勿論最高なので、前半はいいです
後半が結構、足引っ張ったね。
その着せ替え人形は恋をする
エロアニメとして18禁でやったら、最高評価です。
これ、本格的ラブコメでみるんだったら、明らかに無理がある。
ギャルが童貞にこんなに優しい訳がない。
ラブコメとしてみるなら、まずは、その辺の疑問を会話で落とし込まなければいかないわけですよね。
ギャルって、おしゃれもそうかもしれませんが、かつ、見た目を武装して他人になめられないようにするためのスタイルだとワイは思っているのですよ。
他人に舐められないことを優先した見た目なのに「人目なんか気にしないで自分の好きなことがやりたい」というマリンの考えと矛盾している感じがするんですよ。
マリンが「この格好は自分を強く着飾っているだけで本当はコスプレが趣味なの」あるいは、ギャルツンキャラで「私のコスプレ作れ。このことバラしたら殺す」といった脚本があるかないかで、リアルなギャルの心情とか、キャラクターの作り込みがあるかどうか感じるんですが、マリンにも主人公にも全然それを感じなかったので、
1話から設定自体に疑問で
「この作品、面白くはないな」と思いました。
だから、真剣には観るなってことですよね
エロアニメとしてみましょう。
そうなると、
乳首とか出てたらいいんですけど、生殺し感もおっ〇ぶみたいであんまり好きじゃないですね。
退屈はしませんでした。暇つぶし
平家物語
教養マウントを取るアニメ
平家物語は別記事で。
2回みましたよ
平家物語が本当に面白いアニメなのか検証するために、
記事も作成したし、日本史の勉強もそこそこしました。
正直、つまんないでしょ?
〇〇がすごかった、〇〇が素晴らしかった
なんでも言えるわ。
「視聴者は徳子と一緒に平家の滅亡までの歴史を見届けよう」っていうコンセプトのアニメですね。
で、アニメだけだったら、何やってやるか分かりません。特に前半。
アニメみるんだったら、こっち読んで勉強した方が手っ取り早いですし、こっちの方が頭に入ります。
スパイファミリー
今年一番話題になっていたので取り上げましょうか。
よくわからんJKですら、スパイファミリーみてるというなんかよくわからんことになってる。
本当に、アニオタがアニメをみて、浮いてた15年前と時代が変わってしまったというか、
アニメが大衆化した成れの果て、「アニメオワコン」を感じるそんな象徴
ワンピース好きな人が見る感じなら百歩譲って、深夜アニメでこんなんなってたら厳しい。
俺たちのアニメ文化どこいったんだろうってなっちゃいましたよね
2003年の時点で「オタイイズデッド」らしいですから、まぁ、時代移り変わりますね。
笑ったのは、アーニャの変顔だけ、そこだけ。
1話から、何もかも酷かったです。
スパイじゃねぇし、
スパイが一人で誘拐犯からアーニャ救えるのか
アニメ「マスターキートン」で「人質救出作戦には最低7人必要という原則」という本当かどうかわからない知識を習得しているので、アーニャを一人で奪還していること自体に、違和感を感じます。
この時点で真面目にやる気がない
マスターキートンやジョーカーゲームみているアニオタには、この作品はもう無理
コメディとしても、アーニャの変顔以外よくわからん。
2期はみておりません。
大した盛り上がってない印象なので、所詮流行
チェンソーマン
監督がどうたら言われているが、話自体もそもそも面白くはない
人が死ぬシーンというのは、イカゲームみたいな刺激があるんで、耐性ないと印象に残るかもしれんね。
ワイ自身が、作中で、人が死んでも何とも思わないので。
それよりかは、マキナさんの死ぬ死ぬ詐欺が、
だせえことやってるなと思いましたね。
その回の最後にマキナさんがピンピンしてるならいいんですけど、どうせ生きてるだろうに来週まで持ち越す、あのくだらない惹き方がうんざりでした。
そしたら次の週、デスノート使っててなんか面白かったですね
デンジくんの寸止めもありましたよね、あのシーンで来週に持ち込む
「ガンツの真似事してるけど、ジャンプだからどうせセックスしないんだろうな」って感じでした。
いちいち、繋ぎ方が萎えてました。
デンジくんの性格なら絶対セックスあのままするだろ、と。
アニメの構成が悪いのか、ジャンプが悪いのか、視聴者が悪いのか、原作が悪いのかはわかりませんが、
話は、デビルマンとか鬼滅の刃とかガンツとか、ふしぶじ他の作品の影響を感じてこの作品のオリジナルの強さというのを特に感じませんでした。
あと、毎話エンディングが違うのは個人的には嫌いですね。
1話毎にかわって結局EDが印象にない。EDが単なる曲の宣伝
全く関係ない所で、女王蜂の新曲をYouTubeで個人的に聴いていた際、
「この曲、チェンソーマンって流れてたっけ?」ってなりました。
ゲロチューしか記憶に残ってない。
5億年ボタン
こんなアニメを「面白い面白い」と思ってみちゃダメなんですよ
2022年夏クール、一番毎週楽しみにしていたアニメが「5億年ボタン」だと気づいた瞬間に、アニメってもうオワコンなんだなと思いましたね。
こちら詳しくは、別記事で
5話は本当にゲラゲラ笑いました。
めちゃくちゃぶっ飛んでて面白かったです
アキバ冥途戦争
アニオリで新しいものを生み出そうという気概を感じます。
こういう作品が毎クールあると、アニメを視聴するモチベーションとか、まだアニメ文化が失われていないのかな?というギリギリのラインですね。
個人的には、1話放送した後の、制作陣の「こんなん放送していいのだろうか」なんか、自分たちでやばいもの提供していると発信しているものをまとめサイト通してみてしまったので、余計なこと言うと、「そんなにやばいことするの?娼婦とか薬〇けとかあるのかな?」と視聴ハードルあがっちゃいますから、
制作陣は基本的は黙ってて欲しいですね。
これが割と、響いて、特に2話が印象よくなくて、そっから這い上がって面白かったというアニメでした。
後半は、ギャグギャグじゃなくて、本人たちはいたって真剣な「シリアスギャグ」は、ツボでしたね。
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
なろう系の欲望が詰まっていて、
B級の中でも、人際立っていていました。
品質はともかく、視聴者の求めている者を適切に提供して、脳死で楽しめるアニメでした。
こういう作品が別に増えて欲しいわけではないのですが、
今年の中では、楽しめました。
内容はまぁ、酷いですけど、
主人公が、好きでしたね
4人はそれぞれ嘘をつく
真の放送事故
滑りに滑りまくっている。
最初の設定は漫画チックでいいなと思ったんですが、
そもそも、サイキックは男の心は読めないけど、宇宙人は女の子扱いになる設定もガバついているのは置いておいて。
通常のギャグが全く面白くない。
面白くない上に、酷いなって思う時もあるんですよね
アイス屋さんが、「みんな可愛いから無料にするけど、お前だけブスだから、買え。」とか
その後、アイス屋さんがボコボコにされるとかそういう流れでもなく、ブスいじりで笑いを取ろうとする、いやぁ、酷いなと思いました。
フェミニストはうるせぇけど、女性に対してこれは酷いですよね。
作者が女性でしたっけ?なんかあったんかな?って想像しちゃう。
そして、更に、飯塚さんのナレーションの突っ込みが共感を全く得ないので、結局誰も突っ込みが居ない状況。
本当なら、ちびまる子ちゃんのナレーションみたいに突っ込みが入って面白くなるはずなのに、全く思っていないことをナレーションの突っ込みで二段重ねで滑る。
この二重滑り構造が、後半段々癖になって、逆に笑ってしまった期間が一瞬あるけど、そういう時って自身が頭おかしくなっている。
普段なら即ギリの内容だが、酷すぎて、完走しちゃいました。
フットサルボーイズ!!
劣化版「ダイナミックコード」
1話は単純にバカアニメとして面白い
1回戦は「アーダルベルト学園」っていう単語が面白いし
序盤は2か所くらい爆笑ポイントがあったんですけど、
段々、クソアニメなのに主人公が闇堕ち展開
ちょっと真面目にやろうとするというか
全力でクソアニメやってくれれば面白かったんですけどね
最後は「パス」しか言ってない
リコリスリコイル
ちょっと取り上げてしまいましたが、あんまり関わりたくないアニメですね。
「記憶にない」と「思い出したくない」で片づけてしまう。
ガンスリンガーガールを3段階ぐらいスケールダウンさせた内容
このアニメがどうっていう以前に、
アニメの大衆化による結果なんでしょうか。
アニメを面白いか面白いか判断できない人たちが、便乗した結果の果てという
正義(共感の押し付け)を振りかざして他人を攻撃することに快楽を得ている人たちが、
リコリスリコイルは人気があって面白いアニメだと刷り込んで、
このような記事内容を探しては攻撃してくるという構図が目に見えてきます。
あんまり、アニメに対する障壁下げてしまうと、頭の悪い人が入ってくるので、
アニメが大衆化するのってワイにとってマイナスだったんだと痛感させられますし、
長期的にみても、このような商法は、元々アニメを視聴していた層を手放すことにはなるんじゃないかなと思ったり思わなかったりします。
ぼっち・ざ・ろっく!
5話以降からニリコリスリコイルの民がこちらに流れていって萎えるパターン
1話~5話までだったら、非常に面白かった。
致命的だったのは、リョウが「金貸してくれ」をギャグとして扱っているところ
いましたよ、ワイの高校の先輩にも「40万貸してくれ」って
金銭絡みは面白いですけど、当事者同士の関係性歪んでいるというか、終了ですよね。
リョウってキャラクターはギャグアニメだったら笑えるかもしれませんが、キャラとしては全く愛せないのできららとしてはやばい。
あと、きたちゃんヤバい。
シンプルに嫌な女だなと思いました。
ぼっちちゃんが、誰に信頼できる相手がいないという意味では1クール通して「ぼっち」だったともいえる。
キャラクター愛せないので、少女漫画でも良くないか?
ぼっちちゃんヒロイン・主人公男の恋愛アニメで、また別の作品でちょっとみてみたいな。
そうなったら、「君に届け」みたいにな作品になりそう。
ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd season
放送前から何も期待していなかったが、案の定でしょう。
作画まで崩壊するとは流石に思ってなかったですが。
ライトノベルでの面白さって綾小路が陰で暗躍して、ヒロイン攻略しているのであれば、辻褄とか、話の作り込みとか、結構どうでもよくて、原作の時点でも「水戸黄門」的な面白さで楽しめる作品ですが、映像化するとそれに対する誤魔化しもきかなくなるんで、アニメ化するとちょっと大変かなとは思いました。
それでも、1期は大味なストーリーでも楽しめんたんですよね、
いくらなんでも、もうちょっと尺カットせずに1巻4~5話で丁寧にアニメ化してくれた方が良かったかなとは思いますね。
「あぁ~、あのシーン楽しみにしてたのにカットかぁ。。。。」みたいなテンションになりました。
1期の水着回も無駄なことやったからな、
原作で可愛かった軽井沢がアニメで全然可愛くないっていうのは大分致命的でしたね。
感想
スパイファミリーとか、チェンソーマンとか、ジャンプ系は総じて嫌いなんですが、
かといってダークフォースもこれといってぱっとしなかったかなと思いますね。
尖った作品が深夜アニメの売りだったんですが、その文化が失われていますよね
元々海外アニメファンはこの尖った作品を評価していたはずなのですが、
海外に媚びを売るためか、大衆受けしそうな媚びたアニメがどんどん量産されていくのを考えると、
日本のアニメもオワコンなんだな~と感じます。
「巷では、このアニメが騒がれている」という裏側でアニオタたちは、実は別のアニメを推しているというか、そういうのがあんまりなくなっちゃって。
所謂「隠れた名作」ですよね、全然出てこなくなっちゃった。
尖った作品欲しいですね。
そういった意味では、2022年は、ハコヅメ、5億年ボタン、アキバ冥途戦争ですかね