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笑いを取りたいけどギャグセンスがない!そんな人のためのお笑い向上委員会【お笑いの理論】

この記事は2年前に作った記事のアップデート記事です。

面白い人間になりたい人向けというよりかは、ギャグのパターンを羅列書きした内容となっております。

だいたい主にお笑いにはこういうパターンですよという解説です。

笑いの主な理論

笑いの本質論「異性の客」

火星で産まれて火星人に育てられた子供が、大人になって地球に帰っていく。

マイクは地球人の文化をみるみる吸収していった。

彼は、火星人の考え方がみについているマイクは「笑い」がわからなかった。

ある日、マイクは動物園の猿の檻をみた。

小さい猿がエサをみつけたんだけど、大きい猿はそのエサを奪って、いきなり小さい猿を殴る。

その小さい猿は、怒るんですが仕返しができないからその腹いせに、隣にいる一番小さい猿をいきなり殴る。

一番小さいは怒っても仕返しができないから、地面を殴ってキーキーいう。

それをみて、生まれてマイクは「あっはっはっは」と笑った。

マイクは気づいた。地球人は「笑う」って優しいものだと思い込んでいるみたいだけど、「笑う」っていうのは攻撃なんだよね、何かに対する攻撃か、攻撃に対する裏返ししかない。

笑いというのは「攻撃性」

攻撃性が許されるスレスレ感で笑うので、笑いにとってはある人には「いじめ」になる。緊張と緩和ですね

笑いというのは危険で面白い

「いじめ」と「笑い」の違いは、仲のいい関係が成立しているかどうかである

天国には微笑み程度しかなくて、地獄にはお笑いしかない

「笑い」は攻撃性の証明である

ほかの感情の本質参照

「怒る」という行為は、無力感への抵抗。自分ではどうにもならないという絶望感をごまかすために「怒る」。自分は無力だと感じるのが嫌だから怒る

「感動」の本質は「罪悪感」であり、人は罪悪感を解消するために感動する。

ラブストーリーで感動するのは、そんな風に純粋に生きていない自分を許すために感動する

スポーツで頑張っている人に対しては、自分はそこまで頑張っていない「罪悪感」に直面したくないために涙を流す、人は感動する

優越の理論

人の失敗や欠点に笑いが起きる理論です 人をいじめる際におきる笑いもこれ

ズレの理論

19世紀~20世紀を生きた哲学者ベルクソンが提唱した理論 日常生活で行動する時、様々な予期をしているけれども、 その予期からズレが生じた時に、または、 自分の知っている常識からズレが生じた時に笑う理論

放出の理論

哲学者のスペンサーや心理学者のフロイトの理論 意識はしないものの日常生活での抑圧によりエネルギーが溜まっていて そのエネルギーが放出されるときに笑いが起きる理論 緊張がほぐれたときに笑いが起きる よくいう「緊張」と「緩和」だ

オチ先行論

森下伸也が提唱した理論で 推理や予想をしたことが実際に起きることで、笑いが生じる これは昭和時代のベタな笑いから起きている 「お前、先にオチを言うな!」といった流れである

  • 優越の理論
  • ズレの理論
  • 放出の理論
  • オチ先行論

笑いが起きる法則「フリ」「オチ」「フォロー」

例えば紳士がいたとします。その紳士が道を歩いていて、目の前にバナナの皮が落ちていた。

で、バナナの皮を踏んで、滑って転んじゃった、でも、その紳士は、何事もなかったかのようにすっと立ってまた歩いて行った。

この場合、「紳士が歩いている」がフリです。オチは「バナナの皮を踏んで転んじゃった」こと。フォローというのは「紳士が人に悟られないように、立ってまた歩き出した」ということです。

人はオチで笑っていると思いきや、実はフォローで笑っているのです。

漫才でいうツッコミも、フォローの一部です。

相手がこちらを笑わせようとしている場合、話の腰を折らずにのっていく。また、天然(本人が気づいていない場合)は、面白さを明らかにしてあげる。

例1:

上司「じゃあ、今からホテル行こうか」

→女「部長、『ステップ』ってものがありますから」

→×「やだ、こわい、助けて。」

例2: A「かんぱ~い、おっぱ~い」

一同:....

B「なんとか救ってあげたいんだけど...」

×「お前、空気読めよ」

このように、日常会話でもつまらないボケを発したとしても「フォロー」を入れることによって笑いに変えることも可能なわけです。

笑いのネタを作る

常にアンテナをはる

「緊張」と「緩和」、ズレを作るためには、ズレを作るための土台のために世間の常識、関心毎というベースを知る必要があります。

そのために、常にアンテナを張って情報を集めるのが原則です。

例えば、週刊誌の立ち読み、車内の広告、新聞、テレビのニュース番組

このブログ的には知ってもしょうもない情報ですが「標準」としての情報を知っておくために必要となります。

一日一個でもいいので色んなカテゴリーをみるといいでしょう。

このように引き出し、知識がつまっていればつまっているほどネタは作りやすくなっていきます。

得意分野がある場合は任せてくれというぐらいの知識があると強いです。

マニアックなものでも何でもいいですが、その分野では他の人に負けないものを持つとより有利には働きます。

ただし、注意し置くと例えば、メイド喫茶だけ知っていてもただのオタクであり、それで漫才を作っても面白くありません。

浅く広く、いろんな知識を持っていた上で「これを知っているか」という得意分野を出すことが、面白さに繋がっていきます。

オリジナリティ

「人がやっているか、やっていないか」を考えます。

「絶対にどこかでやっている」と思ったら、それはy目た方がいいです。

もっと言うと、芸能人でもオリジナリティのある人しか残りません。

更にこのオリジナリティは1回作るだけでいいわけではなくずっと追求し、更新していかなければすぐに飽きられます。

そのためには、まずアンテナを張って好奇心を持ちフットワークを軽くしてネタを探しに行くのは前提で、過去のお笑い映像をみることです。

過去のどういうギャグがヒットしたのかを研究し、その上でそのままパクるのではなく、時代に寄せてリライトをすることでオリジナリティが生まれます。

設定と登場人物の関係を理解する

設定と登場人物をそれぞれ「日常」か「非日常」でわけると

1設定:日常 登場人物:日常

2設定:日常 登場人物:非日常

3設定:非日常 登場人物:日常

4設定:非日常 登場人物:非日常

このうち「4」は、笑い、脚本が成立しません。

「緩急」、「ズレ」どころか、単に訳が分からなくなりぐちゃぐちゃになるだけとなります。

「コント」、「ギャグ作品」というのは「1」「2」「3」の3つにパターン分けされます。

まず日常というのはお笑い用語でいう「あるある」つまり共感できる世界を指します。

良くある場所だったり、よくあるシチュエーションだったり、よくいる人だったり、よくある関係性だったりというのを、「日常」と言っています。

一方、非日常とは、その逆の「なしなし」、言い換えると妄想の世界です。

普通はあり得ない世界だったり、普通にはいない人だったりというものです。

このようにして、日常・非日常を区別することができます。

日常的な設定を具体的にいうと、例えば病院です。

病院は世の中に普通にありますし、どんな場所か皆さんもわかりますよね。

こういうものが日常的な設定です。

設定には「あるある」と「なしなし」とこの中間に「ありそう」という設定も存在しています。

どういうものかというと、例えば「迷路のようになって部屋が分かりづらい病院」とかです。

そういう設定だと、患者さんが道に迷っている状況が作れます。これはまだ「ありそう」な設定と言えます。

では「なしなし」だと、例えば「仕掛けや罠がある病院」。

「絶対にそんなことがあるわけない」というのが非日常の「なしなし」となります。

登場人物についても、同じように分類でき

「あるある」男子高校生

「なしなし」実はエイリアンで、もう一人を食べようとしている宇宙人

とかになります。

最初は一見、普通の男子生徒二人にみえるけれども、そのまま二人が日常的に流行っていることを言ったりじゃれあったりして展開していくのか。それとも、一人が実はもう一人の男のことが好きで、さりげなく告白しようとしてくるなど。

このような感じで、設定と登場人物にそれぞれ日常・非日常という世界があり、どういう種類のコントになるのかが決まってくるわけです。

ここでもう一度言いますが、非日常的な設定で非日常的な登場人物というのは何が面白いのか、何を笑っていいのかが分かりらなくなりますのでNGとなります。

よく、ギャグアニメとかでもやりがちな行為です。

何か面白いことをやりたいからといって、パンストを頭に被る店という設定にしても、そこに登場する店員と客も、なんか変なことをさせなきゃ、言わせなきゃと思ってしまう。でも逆に変なことをしてしまうと、笑いとはどんどんかけ離れて、理解できないものになってしまうわけです。

日常的・非日常的な設定や登場人物を作る時は、まず日常的なものを考えるための観察眼を磨くことが大切となります。

これは先程述べた「アンテナを張る」「情報を集める」といったことで世の中の常識とすり合わせる作業となります。

そして、非日常的なものを考えるには妄想力を鍛えなければなりません。

この世の中の常識と妄想力のズレにより「緊張と緩和」を作っていきます。

3つのボケの段階を踏んでいく台本を作っていく

漫才・コントなどお笑いのネタを作っていくにあたって、お客さんの共感を得るために、3つのボケの段階を踏んでいかなければなりません。

1「あるある」:題材に対して、観ている人が「そういうことあるよな」と思うボケ

2「ありそうありそう」:「あるある」から少し発展したボケ

3「ないない」:さらに発展した、ぶっとんだボケ

「あるある」はまさに共感です。ここで最初に共感を得ると、お客さんがその世界に入りやすくなります。

この時、最初にアンテナを張っていることで、世間との常識・共感できることをすり合わせるということです。

もちろん絶対に「あるある」から始めなきゃいけないというわけではないですが、ある程度キャラクターが知られている場合じゃなければ基本効果はありません。

初めて、漫才・漫談・コントの脚本を作るのならば「あるある」から始めなければなりません。

「あるある」から始めることでその漫才・漫談・コントの土台がどういうものかをお客さんに理解してもらいます。

また非日常的な設定や登場人物の場合は、そのルールを自分たちで作らなければなりません。

非日常的なルールは私たちが日常で感じられるような共感できるようなルールでないといけません。

例えば、エイリアンは、実は「お尻から人を食べる」と決めて「やたら相手のお尻に顔を持って行きたがる」というルールにするのでしたら、前もってそれをしっかりと説明しなくてはなりません。

なんで お尻に顔を持って行っているのか、私たちはお尻からものを食べないから理解できません。

なので、非日常的なルールは、分かりやすければ分かりやすいほど良いです。

「エイリアンだからこんな変わった設定なんだ」ということをお客さん側に一切何のヒントも教えずにやると勝手に「お尻で食べる」とか「目を合わせると固まってしまう」ということにするんだけれども、それはお客さんには、共感できるルールではないから全然理解されません。

そうなると、ボケうんぬんよりも、訳が分からないから、笑いになりません。

最初の空気づくり

  • ・面白い話をしようと頑張るのではなく、質問する
  • ・頑張って盛り上げようとせず、自然体でいること
  • ・面白いオチを言おうとしない。オチよりも「間」
  • ・盛り上がっている時に割り込まない
  • ・相手の気持ちを想像してから話し始める

日常の設定、日常の登場人物だとどうするかというと、

登場人物のキャラや関係性を掘り下げていきます。

登場人物がまじめな生徒とふざけた生徒だとしたら、

まじめな生徒はどれくらいまじめか?成績がトップクラスで今回のテストにも欠けているのか、普通ぐらい生徒なのか、赤店がかかっていて今回だけ真剣でまじまなのか?

もう一人のふざけた生徒の方も掘り下げます。

バリバリのヤンキーか、自分も何とかしてまじめな生徒の答案をみて点数を挙げたいとおもっているのか

こういうふうにして、キャラを作っていきます。

お互いのキャラのそれぞれが一番際立つ「あるある」をあげていきます。

それと同時に二人の関係性も掘り下げていきます。

二人は普段から仲良しなのか、それともいじめっ子といじめられっ子なのか

このようなことを箇条書きで鎌言わないのでどんどん挙げていきましょう。

出来上がった設定を「ルール」として台本も「ルール」を守った上で話を広げていきます。

そのルールの中でいかに面白い笑いを作っていくかが大事になります。

さらに、そのルールは、お客さんにもきちんと伝えなければいけません。

お客さんは、そのルールが分かった上で笑うわけです。

続いて「登場人物の言動に、動機や目的が必要」になります。

設定として作った登場人物がどのような動機や目的で動くのか、その方向に進んでいくことが大事になります。

もし仮にまじめな生徒がテストを諦めていて、邪魔をされてもOKというルールだとしたら、邪魔をされても二人でじゃれ合うだけで、ネタとして成立しなくなってしまいます。

まじめな方は、邪魔をされたら困るという動機、目的があるから、お笑いの基本である「緊張と緩和」が生まれるわけです。

登場人物にはそれぞれの動機や目的がないと、ストーリーが進んでいかないということを念頭に置いて台本を作っていきます。

早い段階で脚本の中に状況の説明をしてオチに向かっていきます。

ボケは「あるある」のボケから始めていきます。

導入部分ではすべてのボケに対してルール、つまり理由が必要になります。

逆に導入部分でいきなり「僕ニートですけど、娘さんをください」と言っても訳が分かりません。何故かというと理由がないから。彼氏は娘さんと結婚したいのに「僕ニートですけど、娘さんをください」というネガティブなセリフを言うはずがありません。

このボケは「なしなし」のボケで導入では使いません。

なので、構成はすごく大事でまずは「あるある」ボケから入っていき、徐々に「ありそうありそう」の階段を上っていきます。

クライマックスは「なしなし」で攻めていきます。

クライマックスで「なしなし」をやってバンバン笑いを取りたいため、クライマックスに持って行くために「あるある」「ありそうありそう」の階段を踏んでいくわけなので、「あるある」「ありそうありそう」は1個、2個、「なしなし」が5個っていう感jぢエス。あくまでも目安です。

「なしなし」っていうのはバカに近いと思いますが、バカとボケでは、ボケの方が笑いになりやすいです。

ばかには理由がありません。しかし、ボケには理由があります。順番を踏まえることでばかにはならずボケとなっていくわけです。

オチ(ゴール):

不真面目な生徒が先生に怒られる、まじめな生徒が先生に怒られる、二人とも先生に怒られる、結果、二人とも落第する、真面目な方がきれてしまう

などオチはこんな感じでいいので設定して、設定に対して早速ネタ出しをしていきます。

一番は、「元も子もない」ことを言うのがオチです

演技する上では気持ちの流れを大事にする

ストーリーの最初と最後の気持ちの変化の落差が大きければ大きいほど面白くなります。

終始平たんだったり、終始イライラしているとみてい呈面白くありません。

こういった気持ちの変化を作るためには単純なことですが、例えばAがセリフをしゃべったらBはそれよりも大きな声で返す、今度はAがさらに大きな声で返す、Bはまた大きい声で返す、という方法があります。

要するに、相手のセリフよりも大きい声で掛け合いをしていけば、段々盛り上がっていきます。

逆に、Aが大きな声で言ったのに、Bの返しが小さいと盛り上がっていかず平たんなまま終わってしまいます。

掛け合いがだんだん大きくなればなるほど、コントも盛り上がって、二人のテンションも上がり、オチに向かっていけるわけです。

もう一つ、コントの演技をする上では、短い、限られた時間であっても、そこに喜怒哀楽を絶対に入れていくことが重要です。

そのバランスはネタによって変わってきますが面白いコントには、ちゃんと喜怒哀楽があります。

セリフごとに喜怒哀楽を変えていく感じです

ボケの種類

リアル

「あるある」の典型的なボケです。現実にありそうな面白いことを言う、または演技すること

言葉遊び

お決まりのセリフがあったら、それを単純にもじったり、前後の言葉を早口言葉みたいに言ったり、やたら韻を踏んでみたいりすることです。

ダジャレもこれにあてはまります。

ベタなところでは「お父さん、娘さんを僕にください」→「娘さん、お父さんを僕にください」っていうふうに逆にするとかです。

あと、物事を都合よく解釈するボケもあります。

何事もポジティブにとらえる「おめでたいヒト」となって相手の突っ込みを風発するのが例です。

動きボケ

身体を使ったボケです。

例えば、一回「ウィーン」って自動ドアを入ったのに、もう一回自動ドアを入る、というようなこと。

動きボケは分かりやすくて単純明快だから、観ている人にも伝わりやすいです。

なので、漫才を作る上で、動きボケは一つは入れておいた方がいいです。

顔ボケ

動きボケとセットです。

ながらボケ

動きボケの一種です。結婚挨拶って設定で考えると、彼氏が携帯をいじりながら相手のお父さんに挨拶するとか、何か他のことをしながら目的のことをやるっていうのが「ながらボケ」です。

スカシボケ

期待させておいて、裏切ることをいうボケです。

結婚の挨拶だったら、彼氏が相手のお父さんに会う前に「あー緊張するな」と言いながら、手が震えたり、たくさん深呼吸をしたりして「よし、帰ろう」「結局、帰るのかよ」っていうのがスカシボケです。

かぶせ

ネタの前半部分で使ったぼけを後半また使うこと「天井」とも言います。

初心者のうちは使わない方がいいです。しかし、有効的に使うと爆発的にうけます

下ネタ

ウケはいいですが、必ずしも使う必要はありません

下心

女性が相手だった場合に使用できるかも。

例: 女:「鬼滅の刃」みた?超面白かったよ

男:しまった!「鬼滅の刃」観てたら、会話盛り上がったのか!

かりに相手の反応が悪かった場合、 「あ!いや、違うんだ。今のは本能のセリフであって、今のはなし!っつくそ~、鬼滅みとけばもっと仲良くなれたのに!いやいや違うそうじゃない」 と、瞬時に一旦ごまかして間を置かない。それでも、下心は隠しきらないでカバーしていく。

過剰ボケ

「携帯電話の電源はあらかじめお切りください」っていうところを「携帯電話はあらかじめご解約ください」みたいな、「そこまでしなくていいだろう」というボケです。

自意識過剰に相手の行動を裏を読む「深読み」も過剰ボケに入ります。

相手の気分を害する可能性があるので、自分を下げるような深読みをしたり、あくまで上段であることを相手に伝える工夫を忘れてはいけません。

アニメでいうと化物語の戦場ヶ原ですね。

話の細部を具体的にして、ころがすことにより

ミスマッチを起点にした具体化をすることによる過剰ボケもあります。

「詭弁」を起点にしたディテール化

女:映画?わたし今日疲れてるの 男:ちょうどよかった!ぐっすり寝られる映画知ってるから、良く寝れるよ !最初から最後までずーっとエンドロールなんだ

建前を起点にしたディテール化

女:あなた、ホントは私のこと、嫌いなんでしょ

男:好きだって!このまま市役所まで引っ張っていって婚約届にサインするよ!

A:今週末、鎌倉のお寺に行くんだよ

B:キャバクラのお寺?「失礼します、日蓮です」って席ついて「今日何読まれます?」「何妙法蓮華異教入りましたー、みたいな?」

自虐ボケ

自分を蔑んで言うこと。

定番の自虐。口に出すと恥ずかしいエピソード・感情を暴露する。

高等テクなら他人に言われて一番いやなことを、卑屈にならず明るく切り返せるようにシュミレーションしておく。

強がり

1.ピンチの時に自信ありげにふるまい相手を不安に巻き込まない

2自分を大きく見せることで失敗した時のギャップを笑いにするといった使い方をする。

キャラボケ

キャラクターを意識づけるボケですね。

また、キャラ変というボケもあります。

表情や口調にギャップを付けることに意識する。

例: A:「貴様にこの難問がとけるわけがない」

B:(あっさり解く)

A:「....やるやんけ」

また、漫画アニメの海月姫の執事いるんですけど

「私は坊ちゃんのヒツジですから、いくら主人であろうとぼっちゃんのプライベートをお伝えするわけには.......」

「ベンツ買ってやるよ」

「~~~~行きましたよ」

という裏切りボケも作れます。

暴走ボケ

漫才の役になり切って暴走するボケです。

ボケの方が一人二役やって、自分の世界観だけで話初めて、ツッコミを置いてけぼりにするというもの。

なりきりボケ

キャラボケの一種で何かのキャラクターに「なりきる」ということです。

またレッテルを張りつけるというのもあります。

例: A「Bさんはどちらの大学からいらっしゃったんですか?」

B「東京大学です」

A「へぇ~、嫌いです」

逆切れボケ

「じゃあお前がやれよ!」みたいな返しをするボケです。

相手のフリに対し、ヒトとしてやましいこと、タブー性のある内容ですばやく切り返すこと 「下心」と合わせて使うことも可

例: 男「2人きりで飲みに行かない?」

女「え~、2人きりで飲んだら100%セクハラするでしょ」

男「する!100%セクハラする!」

大げさボケ

大げさに言うボケのことです。「娘さんを僕にください」「娘はやらん」→「お父さん、地球の平和を守るため、娘さんを僕にください」というようなボケです

裏切りボケ

「娘さんを僕にください」というところを「僕に娘さんはいりません」っていうとか

ある意味スカシボケでもあります。

タイミングボケ

タイミングをずらすボケです。

「トイレお借りしてもいいですか?じゃあすいません行ってきます。ところで、お父さん、ぼくに娘さんをください」

失礼ボケ

相手に失礼な態度を取るというボケです。

例: A「おまえ、さっきから俺のことばかにしてるだろ」 B「...ちょっとだけ」

本気ボケ

これは「ボケない」ということです。

「僕に娘さんをください」「娘はやれん」「でも必ず幸せにしますから」.....「お前ぼけろよ」ということです。

ツッコミの種類

否定

ツッコミの基本。相手のボケに対してすぐにツッコミを入れます。

「なんでだよ」っていうのは否定です。

ドツキ

相手をどついて突っ込むこと

ノリツッコミ

相手のボケに一回乗ってから、ツッコミをいれること。

例えツッコミ

相手のボケを何かに例えて突っ込むことです

スカシツッコミ

強く突っ込むのではなくてはぐらかすように「はいはい」ということ

無視

スカシツッコミを発展させたのが「無視」

一刀両断

相手の話をバッサリ切り捨てること

リアクションツッコミ

相手がボケたら、ツッコミの人がその相手の顔をみるだけでもツッコミになります。

説明ツッコミ

正しい方向に導いていこうとすること。

「今そういう状況じゃないでしょ。だから、こうするんだよ」ってボケに対して教えてあげる、もしくは、ボケが変なことを言い出したら、「確かにそういう奴いるけど」と一回説明して、否定するつっこみです

三者からの視点からみたおかしさを伝えるつっこみもあります。

「なんか、俺たちって今〇〇だよな」という共犯意識を作り上げる。

また滑った時のフォローにも「え?ここ笑うとこだよ?」「え?なに、この1対5の構図」

決まづ位状況や相手と打ち解けたくても打ち解けられないときなどに、そこに存在する悪い空気を指摘して笑いあうことで共感関係を築き上げる技もあります。

自分のキャラクターを作り上げる: 場の空気を作り上げる技術

笑いながらツッコミ

「誘い笑い」といいます。

笑いながら突っ込むとお客さんが「笑っていいんだ」と思って入りやすくなります。

全力つっこみ

どのボケに対しても全力で突っ込みます。

前置き

例 A「俺のカノジョ、最近、急に綺麗になっちゃってさぁ」

B「お前をへこませたくて言うわけじゃないけどさ、それ、浮気してるわ」

※「意外と〇〇だよね」は便利

相手の意外な一面に気が付いて口に出してみる。図星と思えたら笑いが生まれます。

分裂

所謂「ギャップ」。ボケとツッコミ両方使えます

セリフと言い方が逆

  • 笑顔で「殴りますよ」「君、褒めるところがほとんどない」
  • シリアスに「おっぱい揉みてぇ」

セリフと態度が逆

  • (手をぶるぶる震わせながら)「全然怖くねぇし」
  • 「君の話は聞かん」→お金→「で、何の依頼だ?」

漫才実践編

この項目では「漫才」に絞ってやっていきます。

漫才をやるにあたって、気持ちの上で「やらされている」ものは面白くありません。

そもそも漫才とは何か。一人でしゃべるのは「漫談」です。

「漫才」とは何かというと、二人でしゃべること。同時に「ツッコミ」と「ボケ」がいて、その言い合いをする。

簡単にいうと、「ツッコミとボケがいて、二人でしゃべりあう」のが漫才であるということです。

ただ、最初に言ったように「やらされている」漫才はつまらないです。

話の流れの中で「突っ込んじゃった」「ボケちゃった」というのが面白いわけです。

なので、よく若いコンビが漫才を始める前に「ツッコミ担当」「ボケ担当」を決めたりしているけれどもそれは間違いです。

二人でコンビを組んだら、まずボケとツッコミを決めないでしゃべりあって、その上でツッコミ、ボケという担当を決めていかなければなりません。

漫才は台本ではありません。

セリフじゃなくて会話になります。

自然に「ボケちゃった」「突っ込んじゃった」ということができるようにならなければなりません。

要するに、ツッコミとボケの担当は、やってみなければ分からないということですね。

漫才の区長が自分の言葉じゃなくてセリフになっていると思ったら、自分が普段喋っている口調に直すといいでしょう。

あとは、漫才を自分の言葉に変えるためには台本を暗記しないことです。

「突っ込んじゃった」「ボケちゃった」という言葉が出るというのは、そういうことでしょう。

だから普段から自分が会話する時の口調を意識した方がいいです。

それとネタを作る時二、どっちかが書いたものをやるのではなくて、二人で作っていかないといけません。

何故なら、相手の口調は書けないから。

相方はできるだけ価値観が同じ相方を見つけた方がいいです。

漫才のネタ

漫才の基本的なテーマ一番の土台は「お客さんの共感を得て笑いを取る」ということです。

共感というのは見ているお客さんが「そういうことあるよな」と納得することです。

設定の決め方は大きく二つあります

一つは「世の中の人が興味のあること」もう一つは「自分が興味のあること」をネタにする方法です。

時事ネタで漫才を作るのは一番お客さんの共感が得られやすいです。次から次へとニュースとか話題が出てくるので題材に困りません。

逆に、時事ネタはスピードが大事なので今日のニュースが明日古くなっている可能性があります。

自分が興味あることというのは何でもいいのですが、そこでも、やはりお客さんの共感を得られなきゃいけないので、自分が思っていることと、世間の人が思っていることを、なるべくすり合わせていくことが必要になります。

漫才のスタイル

漫才のスタイルで表現するのが一番伝わりやすいと思いますので3つにわけてみます

1:羅列型漫才。一つのシチュエーションで繰り返しボケていく形です。

羅列型の漫才を作る場合には、シチュエーションを細かく、具体的に決めておく必要があります。

結婚の挨拶で、さらにどのシーンにするかを決めなければいけません。

どの場面を切り取って漫才にするかを細かく決めていくわけです。

2:コント漫才。漫才をしている中でコントが入ってくるスタイルです。

これはストーリーを進行させていきながら、その中でボケていく。あくまで物語は信仰させていかなきゃいけないのがコント漫才です。

羅列型は進行させずに、あるところに止まった状態で色々ぼけていっていいんですけど、漫才コントはストーリーを進行させていって、その中でボケていきます。

だから、羅列型ほど、具体的なシチュエーションにしなくてもいいです。

漫才コントの中に「読みネタ」というものもあります。読みネタとは、ボケの人がナレーションとして実際にノートを持ってストーリーを語っていくもの。

ツッコミの人はお客さんと一緒に聞き役に回る。で、そのストーリーの中でおかしなことを突っ込んでいくというスタイルです。

読みネタは最近減っています。

3:しゃべくり漫才。これは何かの役に入らないで、コンビ同士でしゃべりあう漫才です。

ボケの人とツッコミの人が、何かに対してどう思っているのかの価値観や意見を言い合う。

ボケの人の意見に対して、おかしなことがあったら突っ込む。

やる人の主観で話すっていうスタイルがしゃべくり漫才です。

しゃべくり漫才の中には「ボヤキ漫才」というのもあります。

漫才の作法

元気よく登場し必ず挨拶をする

初めて人前で漫才をやる場合で話すと、お客さんはその人たちのことを知らないし、どういう人たちかわかりません。

しかし、お客さんは笑いたい。

言葉は悪いかもしれないですけど、お客さんが笑う時というのは、その人たちをバカにするというか、上から見ているというのが心理としてあります。(攻撃性の証明)

なので、元気よく、腰を低くして登場するのが、一番お客さんに好感を与えます。

実際に若い漫才師の人たちは走って出てきたりします。

キャリアを積んだ漫才師は堂々と出てきたりします。

そういうのがお客さんを味方につけるということになります。

偉そうに出てくるとお客さんも構えちゃうから、まず登場から親しみを持たせるという意味で、元気よく出てきた方がいいでしょう。

立ち位置はセンターマイクを挟んで左右均等に立つのが一般的です。

二人からマイクから離れすぎたりしてると、観た目的にもバランスが悪いので基本的には均等に立ちます。

ボケツッコミの人が左右どっちに立つのかはどちらでもいいですが、一回決めたら覚えてもらうためにその後も左右の関係は変えない方がいいでしょう。

訛りについては、ボケの人は別になまっているのを無理やり標準語に直す必要はありません。

ツッコミの人はお客さんとネタとの懸け橋、通訳三帯のものなので、観ている人になじんでいる言葉でしゃべってあげる方が親切です。

声量は大きくなければいけませんが、ただ大きい声をずっと出していると、みているお客さんが疲れちゃうので適度に緩急をつけてしゃべるのがいいでしょう。

トーンは普段よりちょっと高めの声を意識して出すと、人は笑いやすいです。

低い声でしゃべっていると相手に伝わらないんです。

意識的にちょっと高めの声を出すと、地声や低い声でやるよりも笑いを取りやすいと言われています。

意識していないのに声を小さくしたり、テンションを低くしたりっていうのは表現者としてあるまじき行為です。

「間」について:

今の話はお客さんにちゃんと伝わってるかを意識しながらちょうどいいテンポで漫才を進めていく必要があります。

そのためにセリフとセリフの間に適切な「間」をとることも重要です。

本当に0コンマ何秒かの「間」の加減で、笑いの量も変わってきます。

ツッコミに限らず、二人ともに言えることですが、相手が話している時に、うなずいたりするのもリアクションです。

相手が話していたら、ただ突っ立って話を聞いてるだけにならないようにちゃんとリアクションを取るようにしましょう。

笑いが落ちかけているところで次のセリフが入る「間」が理想です。

笑いが終わってから次のセリフが入ると「間」を開けすぎますし、笑いのピークで次のセリフが入るとセリフが聞こえません。

漫才全部がアドリブに見えるのが理想です。

表情や目線:お客さんをみながら話すがの基本で、表情はリラックスしてやることにつきます。

漫才師の顔が緊張していると、お客さんにもその緊張が乗り移ります。

腕を組んだままずっと立っているとお客さんを笑わすことに対してハードルが上がってしまいます。

なるべく腰を低くしていた方がお客さんには笑ってもらいやすいでしょう。

客いじりは小さい劇場では「空気ネタ」が成立しますがコンテストではご法度になります。

終わりに

この記事はあくまでパターンだけ紹介した記事です。

漫才師のうまさとかなんとくなわかるかもしれません。

実際ネタを作ったりするのは各個人の研究によります。

これを機にお笑いの世界に浸ってみるのもいいのではないでしょうか。

引用:

ウケる技術

コント入門

漫才入門

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