前回、栄養学に関して一通りまとめた記事書いたんですけど、
結論として、前回の記事はちょっと参考になるくらいと考えて頂ければ幸いです。
前回記事は主に「現代西洋医学」を元に情報を集めた記事で、今回は別の視点から「東洋医学」について調べました。
いくら「栄養素」を分析したものといっても、
人体に関する学問の2000年以上の歴史には敵わないという個人的感想を持ちました。
32本ある人間の歯は、きゅう歯が20本、門歯が8本、犬歯が3本です。
きゅう歯は穀物をすりつぶす役目、門歯は野菜、果物、海藻を切る役目、犬歯は肉や魚を引き裂く役目をしています。
要するに、人間の歯は主に穀物・葉食用にできているわけです。
だから、いくら栄養があるからって動物性食品を中心とした食事をとると脳卒中・高血圧などになるというのは欧米食が導入されてからなんですね。
この事実を前に栄養分析学は敵いません。
人間は人間に合った食べ物を食べるべきでしょう
健康管理も最近は東洋医学中心にした健康法にシフトチェンジ中です。
今回はその全貌
「健康」ですが「病気」に対する原因
生活習慣病全般に対しては原因とその対処を一通り説明して
皆様の生活習慣の改善にして頂けたらと思います。
現代医学は無能
野球のイチローは野菜が嫌いです、肉と魚とチーズを食べていたそうです。
体操の内村航平も野菜が嫌いです。
でも、アスリートだから、陰で栄養管理していたのではないか?と突っ込まれてしまいます。
決定的なのは、
1997年に亡くなったジャンヌ・カルマンというおばあちゃん、享年122歳
食生活は嫌いなものは一切食べず、好きなものしか食べておりませんでした。
その結果、生野菜は一切食べず、毎日食べていたのは肉と赤ワインとチョコレートでした。
この疑問は、栄養学では解決できません。
肩こりや頭痛、めまいや耳鳴り、動機がするから病院を訪れたところ、血液検査、尿検査、レントゲン、心電図、脳のCTなどの検査をした結果、「どこも異常はありません」と言われ、相手をしてもらえなかったりします。
現代医学は、ある臓器に腫瘍や潰瘍が存在したり、炎症が発生したりなど、器質的な病変を、X線やエコー、CTなどでとらえたり、血液検査値の増減でキャッチしない限り、異常とはみなさないわけです。
全くとは言わないまでも、身体の機能的な変化や異常を的確に捉えることは出来ません。
現代医学は、異常が発見したらその異常だけを集中的に治療する医学で、身体全体について負担を考えない医学です。
それに比較して東洋医学は、科学的な根拠は現代医学(西洋医学)よりは乏しいのですが、歴史が長いので、人体における経験値が圧倒的に違います。
確かに重篤の患者に対しての治療に関しては現代医学の方が発展しているでしょうが、そもそもの病気の予防や健康を維持する方法に関しては全く使えません。
だって、みんながみんな健康だったら医者は儲かりませんから。
病気の基本
東洋医学から、病気とは何なのかを解説していきます。
あらゆる病気は血(液)の流れの滞り、身体の水分の滞り、あるいは、気の滞りからくると勘がられており、それぞれ血の病=お血(滞る血の意味)「水の病」=水毒または水滞、気の病としてとらえており、患者の重大な不快症状を見逃さず、適切な治療を施すことになります。
こうした、血、水、気の症状が出始めた頃は、西洋医学の血液検査やX線、エコーなどの検査でつかまえられないため、病院に行っても「異常はありません」と言われて終了です。
しかし、血、水、気の異常の内、特に「血の滞り」はほおっておくと、やがて、西洋医学的な検査に異常をきたし、身体疾患が発生します。
お血=血の滞りは、「血液の流れが悪い」ことの表します。
全身60兆個の細胞は、血液を運んでくる栄養素や水、酸素で養われているのだから、血液が汚れると全身の細胞が痛めつけられ、当然病気が生じてきます。
そのため、私たちの身体は、血液が汚れた場合、様々な反応をして、血液の汚れを覗いて病気から身体を守ろうとします。
身体の細胞の生活の結果でできた老廃物は、血液によって、腎臓と肺に運ばれ、尿や呼気として排泄されるため、「腎不全やよほどの肺機能低下がない限り、血液は汚れない」とするのが西洋医学の立場です。
しかし、数日ないし、一週間断食された経験のある人は、断食中は水またはにんじんジュースなどだけしか体内に摂り入れないのに、吐く息がくさい、口臭がする、目ヤニがでる、痰が出てくる、濃い尿が出る、黒い便が出る、発疹が出る、など、汚い物が体内から、文字通り噴き出してきます。つまり、血液が汚れていたということに他なりません。
断食をされた経験のない人も、起床直後は吐く息がくさい、目やにや鼻汁がたまっている、尿が濃いなど、同様の排泄現象が現れることには気づいているはずです。
なぜなら、前日の夕食後は誰しも、食を口にしておらず、断食しているからです。
このように、食べ過ぎ、運動不足で、体質の低下している我々現代文明人の血液は、誰でも、多かれ少なかれ汚れています。
血液が汚れると、体内のどこに病気が起こってもおかしくありません。
したがって、体内の自然良能=自己治癒力は、病気を起こさせまいとして、様々な血液浄化反応をするわけです。
また栄養学に関しても、栄養と呼ぶのもは血液を酸性にさせる動物性たんぱく質をとると、栄養関係なくそれは血液を汚します。
血液のペーハー(ph)というものです。
冷えは血の流れを悪くする
人間の血液は、栄養、酸素、水、白血球、免疫物質を抱え込んで、全身を回り、全身60兆個の細胞にこうした物質を送り届け、そこで代謝の結果できた老廃物を受け取って、腎臓や肺などの解毒臓器から捨てる、という働きをしています。
そのため、血液の流れの悪い所、つまり、冷えているところは病気が起こりやすいし、病気の部分も血行を良くして温めれば、治療が促進されるわけです。
人間の身体の中心は臍(へそ)にあります。
腹部の診察をする時、特に女の人の腹部は、臍に横線でも引いてあるように、臍より下が冷たく、臍より上が暖かいです。
臍より下の下半身は、心臓より遠いので血行が悪いということ、人間の体温の50%前後を産生している筋肉の70%以上が、臍より下に存在するので、ウォーキングなどの運動をほとんどしない人は、下半身の産熱が低く下半身が冷えること、特に女性で、水太りの人は、臍より下に水分が溜まり、冷えやすいことなどがその理由にあります。
健康の原則は「頭寒足熱」ですが、下半身が冷えるという事は「頭熱足寒」となり、血行が悪くなって不健康状態になります。
「下半身が冷える」ということは、下半身に存在する血や熱や気が存在できないで、上半身に向かって上昇していくことになります。
水を冷やすと氷になるように、食べ物を冷蔵庫に入れると硬くなるように、すべての物体は冷えると硬くなるため、子宮筋腫や卵巣のう腫、下肢の静脈瘤などの硬くなる病気も発生するわけです。
お血を改善する生活療法
・朝だけニンジンジュース
にんんじん2本・りんご半個・せろり1本→ジューサーにかける
セロリ、にんじんなどのセリ科の植物は、ピラジンを含み、血行を良くし、お血を改善する作用があります。
・黒ゴマ
黒ゴマには浄血作用と造血作用があります。
・ご飯に黒ゴマ塩(黒ゴマ8~9に対して、粗塩1~2をフライパンで炒ったもの)をかけて食べる
・黒ゴマ黒酢を毎日スプーン2~3杯飲む
黒酢にその半分の黒ごまを入れて、1か月放置すると完成します
・大根葉
干した大根葉を刻んで、ご飯と一緒に炊いたりみそ汁の具にして食べる
・黒豆を黒砂糖と煮て、毎食、食べる
・下半身をあたためる
・玄米・味噌・梅干し・たくあん・納豆などその他自然系の食べ物
お血=血の滞が原因の症状とその改善方法
発疹(じんましん、アトピーなど)
血液の汚れがひどくなってくると、毛細血管壁が透過性を増して、血液中の汚れを皮膚の方へ捨てようとする反応が生じます。それが発疹です。
昔から、はしか、梅毒、天然痘、発疹チフスなど発疹を伴う病気は「発疹が酷い人ほど、病気は軽くて済む」ことがわかっているのが「万病一元、血液の汚れ」の理論からするとよく理解できます。
アトピー性皮膚炎が若い人に多いのは、若い人ほど排泄力が強い、ということです。
対処方法:
西洋医学では、皮膚病は皮膚の病変という見方をするので、ともかくも皮膚の状態をよくしようと、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤で、発疹の反応を抑えようとします。そのため、皮膚病は中々治りにくいです。
しかし、漢方では、皮膚病に対して、葛根湯や十味敗毒湯などの発散済を用いて、発汗や解毒を促して治療します。
炎症(発熱、食欲不振)
血の汚れが生じても、発疹を出す力のない老人や虚弱体質者や、または、発疹が出ても、科学薬剤でその反応を抑えると、血液は汚れたままになります。
すると、全身の細胞に汚れた血液が接して病気が生じます。
そのため、身体はバイ菌の力を借りて血液内の老廃物を燃焼しようとします。
バイ菌を西洋医学では悪ものにしますが、バイ菌は小川の清流やコバルト・ブルー海の中はほとんどいないで、ゴミためやドブ川、動物の死骸などにウヨウヨしていることを考えると、バイ菌の役割がみえてきます。
バイ菌は地球上の不要物、死物、余剰物を分解・燃焼して、土の中に戻す働きをしているのです
体内にバイ菌が侵入して、風邪、肺炎、気管支炎、胆のう炎、肝炎などの炎症性疾患が起こるという事は、自分自身の血液が汚れているということにほかなりません。
対処方法:
漢方では葛根湯が良く使われます。葛根湯が細菌やウイルスを殺すのではなく、汗を出して、血液の汚れを追い出し、ばい菌が入ってくる理由(血液の汚れ)を取り除きます。
卵酒(日本酒の熱燗に卵黄を1個分入れる)や生姜湯、ヨーロッパのレモン・ウイスキー、赤ワインの熱燗などが風邪や気管支炎に用いられるのも同様の理由となります。
動脈硬化・血栓症・結石・高血圧・脳血栓・心筋梗塞
血液が汚れても、炎症を起こして発熱する力のない老人や虚弱体質者や、せっかく、炎症を起こして発熱しても、抗生物質や解熱剤で治療を受け、血液の汚れが解消できない人の体内では、血管の内壁に、血液の汚れ(老廃物)や余剰物(コレステロールや中性脂肪、尿酸)を沈着させて、血液内を清浄化しようとする働きが起こります。これが動脈硬化です。
動脈硬化で欠陥が細くなると、全身に栄養と酸素などを送りだす通り道が細くなるので、心臓は力を入れて血液を送り出そうとします、これが高血圧です。
高血圧になると西洋医学では、心臓の力を弱めるβーブロッカー製剤や血管拡張剤を用いて「治療」しますが、同じ生活習慣を続けていると、さらに、血液が汚れていきます。
老廃物や余剰物の血管内壁への沈着も、無制限には続けられません。細くなりすぎて血液が通れなくなるからですね。
そのため、血液の汚れを一か所に固めて、残りの血液をサラサラに保とうとします。
これが血栓症です。
「病気」とは「健康になろう」「長生きしよう」とする身体の自然良能=自然治癒力の反応とみてよいでしょう。
しかし、西洋医学では、こうした自然治癒力が示す症状を、すべて「悪いもの」と考えるので、バイ菌に対しては、抗生物質、発熱に対しては解熱剤、高血圧に対しては降圧済、血栓に対しては抗血栓済を使います。
もちろん、時と場合によっては、刹那的に患者の気分を良くしたり、合併症を防いだり、一命をとりとめたりすることもありますが、根本治療ではありません。
万病の原因である血液の浄化がされていないからです。
また、胆石や尿路結石も同じような理由でできます。肝臓で作られ、十二指腸へ流れていき、脂肪の消化に役立つ胆汁の成分がコレステロール過多などで濃くなりすぎると、その流れが悪くなります。よって、コレステロールやビリルビンなどの余剰物を一か所に固めて石を作り、胆汁の流れをサラサラにしようとします。これが胆石です。
同様に、尿が老廃物で濃すぎて流れが悪くなると、一か所に固めて石を作るのが尿路結石です。
胆汁も尿も、もとはと言えば血液から作られるのだから、胆石も尿路結石も、血液の浄化反応と考えてよいです。
対処方法:
・過食を避け、よく噛んで腹八分にする
・肉、卵、牛乳、バター、マヨネーズ、ケーキなどの高脂肪食を控え、魚・魚介類をしっかり食べる
・野菜、海藻、豆類など食物繊維の多いものをしっかり食べる。食物繊維は血液へのコレステロール、中性脂肪の吸収を妨げてくれる。
・チーズ、納豆、みそ、醤油などの発酵食品にはピラジンが含まれており、血栓を溶かしてくれる。特に、納豆には、他にナットウキナーゼという強力な血栓溶解物質が含まれているので、毎日食べること
・入浴は、プラスミンという血栓溶解物質が血液内に多くなるので、湯船にゆっくり入ること
・ウォーキングや他のスポーツにより、体温が上昇すると、脂肪やコレステロールが年少して、動脈硬化や高血圧、血栓症になりにく。また、運動すると、マクロファージ(白血球)が動脈硬化を促進する悪玉(LDL)コレステロールを食べて、その予防をしてくれる。
・先程紹介したニンジンジュースを飲む
・らっきょうを一日2~3粒ずつ食べると、狭心症、心筋梗塞の予防になる。
腫瘍(ガン、肉腫、ポリープなど)
血液の汚れを浄化するための発疹や、炎症、動脈硬化、血栓、結石など自然治癒力が示す必死のサインを、無理に薬剤や手術で抑え込んだり、逆に、こうした自然治癒力の反応ができないほど体力のない人、または、こうした反応が現れても、体力がありすぎるために、その反応をほとんど感じない人の体(血液)内では、血液の汚れを一か所に固めて隔離し、血液を浄化しようとする反応が現れます。これがガン腫です。
ガンは、西洋医学では全身の臓器に転移し、生体を死に至らしめる悪魔の細胞と考えられています。
血液内の白血球はふつうは、体外から侵入しているばい菌を貪食・殺菌したり、がん細胞をやっつけたりと免疫の主役をしていると考えられています。
もちろん、そうなのですが、白血球は特に、好中球や単球(マクロファージ)は、血液中の老廃物や余剰物を貪食して、血液を浄化することの方がメインの仕事です、
この白血球の血液浄化力を上回るほど血液内が汚れた場合、ばい菌が体内に侵入し、炎症を起こして、発熱し、老廃物を燃焼して、血液を浄化します。
この白血球とガン細胞は
1体内・血液内を移動できる
2活性酸素を多量に放出する
活性酸素は、細胞を参加させて、遺伝子を傷つけ、発がん、老化、万病の原因だと西洋医学では考えられています。
しかし、酸化とは物を燃焼させる反応なのであるから、活性酸素は、あまりにも血液が汚れている場合、白血球から大量に放出され、血液の汚れを燃焼させている様子と考えた方がいいでしょう。そうでないと、免疫力の主役である白血球から、活性酸素が一番大量に放出される、という説明ができないからです。
こう考えると、がん細胞も、活性酸素を放出して血液を浄化しているのではないか、ということになります。
その上、正常細胞内の遺伝子に異常が発生すると、細胞は自滅するのが当然なのに、遺伝子の変異の結果起こるとされるがん細胞には、細胞の自殺が起こりません。ということは、がん細胞は、生体にとって必要なものである可能性を示唆しています。
このがん細胞に対して、生体もガンの生存を助けるように働いています。
世界的な生科学者のグリーンスタインが『ガンの生化学』という著書の中で、「ガンにかかっている生体は、ガンを排除する方向よりも、むしろ、ガンを増殖させる方向にタンパク質の代謝を変えていく。つまり、肝臓での血液タンパク質合成を多くし、このタンパク質を正常細胞にではなく、がん細胞の方に優先的に利用させる」と述べています。
こう考えてくると、ガンは血液の汚れの浄化装置であり、切り取っても放射線で焼いても抗がん剤で消滅させても、生きている限り、また、同じ場所に増殖したり、他の臓器で発生したりするわけです。これを西洋医学では再発とか転移とか言うわけです。
いずれにせよ、西洋医学では、ガンという結果を切り取り、原因についてほとんど思いをいたすことはないのだから、同じ生活習慣を続けると、再発するのは当たり前ともいえます。
対処:
ガンの予防や治療にとって一番大切なことは食生活であり、「ガンを必ず治すんだ」という前向きの強い意志がNK細胞の働きを強めるので、ガンの治療に極めて効果的となります。
また何かしらの運動をして体を温め、白血球の働きを強めて、血液浄化することも、がんの予防・治療に大切です。
耐熱上昇、特に39.3℃以上になると、がん細胞は死滅することがわかっていますから、運動の他、入浴、サウナ、温泉、カラオケなど体温を高めることもガンにお引き取りを願うには大切です。
さえ、食生活とガンですが、第二次大戦後、特に昭和35年以降、肉、卵、牛乳、バターなどの欧米食の摂取が激増し、逆に、米やイモ類の摂取が激減しました。
その結果、以前の日本に多かった胃がん、子宮頸がんは著しく減少し、逆に、欧米人に多い、肺、大腸、乳、卵巣、子宮体、前立腺、すい臓、食堂などのガンや白血病などが、激増してきました。
この食生活の変化とガンのタイプの変遷は、アメリカでも、日本より約40年早く経験しています。1940年代までは米国人のガン死のトップは、胃がんと子宮頸がんでした。
こうみてくると、肉、卵、牛乳、バターに代表される欧米食は、造ガン食でもあることがわかります。
・小食にすること
過食や高栄養がガンを誘発しやすいこと、またガン患者に高栄養を与えると死期が早まることなどについての研究報告はたくさんあります。
過食の結果、血液が汚れてガンが起こるのだから、ガンにかかると体内の自然治癒力は食欲を抑え、血液中の老廃物を増やすまいとして、食欲不振に陥るのです。
食欲不振を訴えるガン患者に「体力を作るため」といって、食を無理強いすることは、逆効果となることの方が多いです。
えもりー大学のハイムスフィールド博士が「ガン患者に高栄養食を投与したところ、普通食を投与したガン患者より、ずっと死期を早めた」という結果を得たのは、むしろ当然です。
またネズミの実験でも、栄養の良い満腹ネズミは二日おきに断食させた貧相なネズミに放射線をかけるとすぐ発がんしますが、やせたネズミには、その何倍量の放射線をかけても発がんしないという研究もあります。
・よく噛むこと
唾液の中には10種類以上の酵素が含まれており、そのうちのペルオキシダーゼは、様々な発がん物質を解毒したり、発がんの元凶と目されている活性酸素を除去することがわかっています。
・食物繊維を充分にとる
海藻や豆類には、食物繊維が抜群に含まれていますが、食物繊維は、腸の中の老廃物や余剰物、はつがんぶっしつなどを掃除して大便の方へ捨ててくれます。大腸がんの予防はもとより腸の汚れ→血液の汚れという連鎖を断ち切り、血液を浄化して、すべてのガンの予防・治療に役立ちます
・ビタミンA,C,Eを充分にとる。
ビタミンA、C、Eは抗酸化作用によりガンの元凶とされている活性酸素を除去してくれます。
二千種類以上も明らかにされている発がん物質は、どれも細胞に接すると細胞膜から活性酸素を発生させ、細胞の中の核のDNAを刺激して変異を起こさせ、その結果、がん細胞ができてくる、と考えられています。
つまり、すべての発がん物質は、活性酸素に姿を変じて発がんを促すという事になるから、活性酸素除去剤であるビタミンA,C,Eはガン予防のビタミンということになります。
しかし、活性酸素はもともと白血球が老廃物や病原菌を処理・殺菌する時二白血球より発生することを考えると、発がん物質が細胞に接した場合、それを解毒するために活性酸素が出されると考える方が正しいでしょう。
ガンは「血液の汚れ」の塊と考えると、ビタミンA、C、Eは発がん物質や血液中の老廃物を解毒して、活性酸素を発生させる必要のないきれいな血液を作る結果、「抗ガン的に働く」と考えられます。
おすすめはにんじんとなります。
・身体を温める食べ物を積極的に取る
以前、塩分を多くとる東北地方に、高血圧や脳卒中が多かったので、日本全国「塩は悪もの」という概念が確立され、減塩指導が徹底的になされました。
東北地方の人々は、確かに高血圧や脳卒中が多かったのですが、かといって日本全国の平均寿命と比べ5年も10年も短かったという事実はなく、せいぜい2~3年の違いでした。
今のように暖房が発達していなかった時代に、激寒の冬を乗り切るための生活の知恵が高塩分食でした。なぜなら、塩は身体を温める作用があるからです。
万一、東北の人々が当時から薄味の食事をしていたら、脳卒中や高血圧で倒れる何年も何十年も前に、冷えからくる風邪や肺炎、下痢、うつ病、がん、リウマチなどの病気で死に絶えていたことでしょう。
今、日本人の体温が下がっています。
若い人の中には35℃台です。
低体温の原因としては、交通機関や電化製品の発達による運動不足ももちろん上げられますが一番の原因は食生活の変化です。
塩をあまりにも忌避し、悪者にしていること、若者は外角やオフィス内に設置されている自販機から無造作に清涼飲料水を買い求め、必要以上に飲んでいること、年配者は、脳血栓や心筋梗塞などの血栓病の予防にと、水分を無理にでも飲んでいること、など水分の取りすぎも一つの原因です。
水毒:完全に間違っている従来の水分補給
水は健康や生命にとって一番大切なものですが、大雨が降ると水害になるし、植木に水をかけすぎると根腐れを起こす、大気中に水分が多いと不快指数が上がる、というように、やはり、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なのです。
「水は新陳代謝をよくする」とされますが、代謝を司っているのは、「水」と「熱」です。
体内に水が多すぎると身体が冷えて、熱が下がり、代謝が低下してしまいます。
水分を取るなら、身体を温め、しかも、利尿作用のある水分を摂るべきなのです。
水毒
人間の体重の60~65%は水分ですから、体重が増えるという事は、ある種、水分が増えることになります。
水分を努力してたくさん摂った割には、尿の出が悪い場合、段々と余分な水分が体内にたまっていくわけです。
ビニール袋に水を入れて、吊り下げてると、下の方が膨れますよね?
下肢がむくれて足も太い場合は実は水分の摂りすぎとなります。
こういう場合は、いたって下半身の身体が冷えています。
雨に濡れると身体が冷えるし、雨が降る日は神経痛や関節痛が酷くなる人もいます。また、冷房に入ると偏頭痛が出る人もいることを考えると、「冷」と「水」と「痛」はお互いに関連しているのです。
どんな健康な人でも、冬山で遭難すると、外傷を負わなくても死ぬことがあるように、人間は冷やされると、死ぬこともあるわけです。
1年の内、冬が一番死亡率が上がるし、風邪や心筋梗塞、脳卒中などをはじめとする諸々の病気も増えていきます。
これほど人間は「冷え」に弱いので、身体が冷えると、冷えの一因である水分を外に排泄して、身体を温めようとします。そのため、寝冷えすると下痢する、冷えて風邪を引くと、くしゃみ、鼻水が出る、偏頭痛がひどくなると嘔吐をする、大病をすると寝汗をかいて水分を捨て、身体を温めて、病気と戦おうとするわけです。
あらゆる症状は、水分の過剰(水毒)原因です。
朝食は固形物を食べないで、ジュースや紅茶などの暖かい水分だけにすると、排泄がよくなります。
人体の生理には「吸収は排泄を阻害する」という鉄則もありますが、逆も真で「吸収させないと排泄が促進される」からです。
従って、消化・吸収をする胃腸に負担をかけなければ、排泄がよくなるということになります。
にんじん・りんごのジュースだけでも、十分に排尿は多いですが、キュウリを足すと、含有成分のイソクエルシトリンが強力な利尿作用を有するので、さらに尿の出がよくなります。
またそばは身体を温め、腎血流をよくし、山芋は腎機能を強くします。
ごぼうのイヌリンやタマネギの硫化アリルも、腎血流を良くして、排尿を促してくれます。
赤身の肉屋魚肉も腎機能を強くする作用があります。
なお、食生活以外では、良く歩いて、下半身の血流をよくすること。また、入浴は全身欲の後に、半身浴を10~20分やると、下半身の血流がよくなって、腎血流が増加し、排尿量が増えます。
アレルギー
アレルギーは西洋医学的には「免疫の異常」に属しますが
アレルギー性結膜炎:涙
アレルギー性鼻炎:くしゃみ、鼻水
喘息:うすい水溶痰
アトピー:湿疹
のように、すべてが体内の水分が排泄されてくる症状を呈することからしても、水毒症の一つです。
水分のために身体が冷えると、ハウスダスト、ダニ、花粉、卵や牛乳などのアレルゲンが体内に侵入してきても、白血球が十分な抗体を作れず、アレルゲンを解毒できません。
よって、体内の余分な水分を排泄して、身体を温め、白血球をはじめとする免疫力を高めようとするのです。
対処:
・スポーツで発汗
・塩分をはじめ陽性食品をしっかりとり、平熱を36.5℃以上にするように努力する
・夏は、海水浴に行き、陽性の「塩」と「太陽の光」の恩恵にあずかると、陰・湿の病気である「アレルギー」の治療が促進される
・にら、にんにく、ねぎ、玉葱などのアリウム属の野菜は、抗アレルギー効果があるし、身体を温める作用もある。また代謝を促進するヨードにも抗アレルギー作用があるので、海藻類を存分に料理に使うとよい。
アトピー性皮膚炎に対して
・水分の過剰摂取の他にも、過食傾向があるから、よく噛んで、腹八分にする。
・はとむぎは、皮膚の新陳代謝をよくし、美肌効果があるので米に、はとむぎを混ぜて炊いたご飯を主食にする。
・玉ねぎはかゆみ止め、皮膚の血行を良くするので、たまねぎ1個を八つ切りにし、湯船に入れて入浴する。
・約1%の自然塩を加えた塩番茶を、一方の鼻を押して、他方の鼻から吸い込み、それを交互に繰り返して洗浄する。
・すりおろした大根をガーゼでしぼって汁だけ集め、脱脂綿に浸して、鼻の穴につめて、2~3回取り換える大根の消炎作用で、鼻粘膜がすっきりする
・ねぎの白い部分を3cmくらいに切り、これを縦割りにして開き、ネバネバした方を鼻に当てて湿布する。2~3回交換する。ねぎにも解毒・消炎作用があるので、鼻粘膜の炎症に効く。
喘息
・黒豆・黒砂糖とともに、鎮咳・去痰作用があるので、黒豆を黒砂糖で煮て常食するとよい。
・黒ゴマも肺機能を高め、去痰作用を有するので、ご飯に、黒ゴマ塩をかけて食べること
・ごぼうをすりおろし、ガーゼでしぼった汁を1回にコップ3分の1くらい、1日2~3回温服する。
・喘息の発作時に、生姜湿布を患部と背中に10分ずつ、それぞれ1~2回施すと、著効を呈することが多い。予防的に毎日、入浴後にやるとさらによい。
・らっきょうを1日3~5個食べる。らっきょうには強心作用がある
動悸・頻脈・不整脈
こちらも心臓に器質的な異常のない動機・頻脈・不整脈は水毒症になります。
身体を冷やす余分な水分を、新陳代謝を良くして消費・排泄するために、脈拍を早くしている様子なのですね。
めまい・耳鳴り・突発性難聴
めまい、耳鳴り、突発性難聴は、平衡感覚を司る内耳のリンパ液という水分の過剰、つまり、これも水毒が主因であると漢方は考えます。
そのため、日ごろ水分を好んで摂る人や、汗や尿による水分の排泄が悪い人に怒りがちです。
また、こうした症状は「疲れ」や「ストレス」が大いに関係していると西洋医学はいいますが、疲れがたまると、人間の身体は往々にして、尿や大便の排泄が悪くなるからです。
めまいや耳鳴りを主訴とするメニエル症候群の時、嘔吐することがよくあるのは、胃液という水分を排泄し、身体の水分を少しでも排泄しようとする反応と考えられます。
痛み(頭痛、神経痛、腰痛、腹痛など)
リウマチはほぼ100%、お茶や果物が好きで、お茶も果物も、ビタミンやミネラル類、抗酸化物質を含む健康食品ですがあまり動かない人が摂りすぎると、身体を冷やしたり、痛みの元を作ったりします。
下痢
急性胃腸炎、すい炎、肝機能障害など原疾患が明らかな場合の下痢は、原疾患を治すことが先決ですが、慢性に続く下痢は水毒の一症状です。胃腸にたまっている余分な水分を排泄して、身体を温めようとする反応になります。
二日酔い
ビールの93%、ワインや日本酒の86%は水分ですから、アルコールの飲み過ぎは、結局は水分の摂りすぎです。
二日酔いの時、頭痛、頻尿、下痢、嘔吐などが良く出現するのは二日酔いが水毒であるとの証拠です。
飲酒過剰では、肝機能の検査の一つであるr-GTPが上昇します。そのため「アルコールの飲みすぎ」と医師に指摘されることになりますが、稀にアルコールを一滴ものまないのにr-GTP値が高い人がいます。
アルコールを飲まない人で、r-GTP値が高い人は、アトピーをはじめとするアレルギー疾患、リウマチ、水太りの人に多く見られます。つまり、r-GTPは身体に水毒があるかどうかを判断する、よい指標となります。
高コレステロール・高中性脂肪・高血糖
やせ形の女性でもコレステロール値が高く「肉や卵やバターなどの脂っこいものは控えなさい」と言ったところ「自分は肉も卵も牛乳も大嫌いで、和食しか食べない」というパターンがあります。
いくら、高脂肪食を食べなくても、コレステロールや脂肪は、糖分より肝臓で合成されるし、水分を摂りすぎたり、体温が低いと、そうしたアブラが燃焼できずに身体に残ります。
病気を治す!生活習慣術
「食欲不振」が病気を治す
病気になって食欲不振に陥ると、血液を汚す元凶の食毒が血液に入ってこないばかりか以下のような作用が出てきます
・排泄が増す
人間の生理の鉄則として「吸収は排泄を阻害する」というのがあります。
あまりに胃腸に物を入れ過ぎると、消化吸収をするために上部消化管の胃や小腸に血液が集まり、排泄するための臓器である大腸や直腸、腎臓への血液が少なくなり、排泄の力が低下するためです。
逆は真で、食欲不振で吸収する方の胃腸が休むと、吸収のための上部消化管への血液供給は少なくて済み、大腸・直腸、腎臓への血液がおおくなり、大小便の排泄が増して「腸や血液の汚れ」が排泄され、血液がきれいになります。
・多臓器や患部への血流が多くる
血液は、各種栄養素、水分、酸素、白血球、免疫物質を携えて、全身60兆個の細胞をめぐっているのだから、血液循環の悪い所には、病気が発生しやすくなりますし、反対に血液の循環を良くしてあげれば、病気が治りやすくなります。
簡単にいえば、冷たいところ=血液の循環の悪い所は、病気が起きやすく、温めてあげれば病気は治りやすくなります。
胃腸で消化・吸収をする作業は、ご飯やパン、野菜や魚などの食べ物の性質を消して、自分の体に合ったタンパク質、その他の栄養素に化けさせる大作業で、30億年前、地球上のたんぱく質から生命が誕生したのと同じくらいの神秘的かつ、労力のいる作業です。胃腸のみならず、肝臓、胆のう、膵臓なども同時に働かせ、そうした消火器から分泌される何十、何百という消化液を分泌させて行う一大事業なのです。よって、食べて、消化・吸収するということは、胃腸に大量の血液が必要ということになります。
逆に食欲不振で「食べない」と胃腸に動員されていた血液が、体内の他の臓器、特に病気を起こしている臓器に配給され、病変の治療が促進される、おういことになります
・白血球の動きが強くなる
白血球と言えば、一般には、バイ菌を食べ、炎症を良くしてくれるという働きが知られていますが、炎症性の病気だけでなく、すべての病気の治療促進にかかわっています。
白血球は5種類あり、白血球の働きは、食欲低下=空腹時には促進され、逆に満腹時には減弱します。
好中球1個で病原菌を15個くらい食べますが、アイスクリームやパイを食べた後には、貪食力が半減するため、肥満の人や糖尿病患者の好中球の貪食力は低いです。
つまり、血液中に栄養が過剰で、白血球もお腹一杯の状態では、病原菌を食ったり、がん細胞をやっつけたり、アレルギーを治したり、血栓を治したりする力が弱い、と言うことになります。
・体温が上昇する
食べ物を採らないと、血液や体内の余剰物や老廃物がスムーズに燃焼し、体温が上昇します。
発熱が病気を治す
陸上競技部の学生数人に運動をさせ、その前後に白血球(主に好中球)の貪食・殺菌能を調べてみると、運動後は、うんとその働きが亢進することがわかりました。
そこで、運動によって体内に増加する物質や、分泌してくる物質と白血球の機能との関係を調べてみましたがラチがあきません。
また、ある時、入浴前後の白血球の機能を調べてみたところ、入浴後には、白血球の機能が促進されることが分かりました。
ここに至って体温が上昇するととともに、白血球の機能が増すことが発覚しました。
つまり、体温が上昇すると、白血球は血液内の老廃物を貪食して、血液を浄化し、また、病原菌やがん細胞に対する抵抗力も強くなるわけです。
したがって発熱は病気を治すための自然治癒力そのものといえます。
以上のことからも、「食欲不振」と「発熱」は病気を治すために一番大切な要素だとわかります。
今後どんなにすばらしい免疫療法他の治療法が発見されても「食べないこと」と「発熱」を凌駕する治療法は発見されないでしょう。なぜなら、この2つこそ、造物主である神が、私たち動物に与えてくれた自然治癒反応なのですから。
にも拘らず、西洋医学では、病気をしてせっかく発熱と食欲不振が生じているのに、発熱に対しては安易に解熱剤を処方し、食欲不振に対しては「体力をつけるために、無理にしてでも食べるように」指導します。
血液を汚した一番の原因が食べ過ぎであるので、一時的に食欲をストップさせ、血液の汚れを浄化させよう、という働きが、食欲不振であるにもかかわらずです。
そのため、毎年30兆円に及ぶ医療費を使いながらも、まあ医師の数が増えても、病気は減るどころか、どんどんふえているという現状です。
朝食は抜け‼昼飯を軽めにし夕食を食べればトータル腹八分となる
日本には「腹八分に病なし。腹十二分に医者役たたず」という名言がありますが、六千年前も前のエジプトのピラミッドの碑文には、「人は食べる量の4分の1で生きている。残りの4分の3は医者が食っている」となります。つまり「食い過ぎるから病気になる」ということを表現しています。
食事を減らすには朝食を抜くとよいです。
前日の夕食の飲食が多かったり、夜遅く食べたりすると朝食はあまり食べたくない者です。
そうでなくても朝、食べたくない人は食べない方が体にいいでしょう。
まだ十分に覚醒していない胃腸に、重い食べ物をいれると、十分に消化ができず、不消化物=かすをつくって血液を汚し、病気のもとを作るからです。
ただし、一般の医学者や栄養学者が主張するように、朝は身体の司令塔である脳を動かし、まあ、全身の細胞に栄養を与え、日中の活動の準備をしなければなりません。
脳をはじめ全身60兆個の細胞の直接エネルギー源は糖分です。
そのため、低血糖発作は存在しますが、低タンパク質発作や低脂肪発作は存在しないわけです。
糖分が、人間の栄養素で一番大切であるという証拠になります。
動物の食性は歯で規定されています。
6トンもある象も、長身のキリンも、我々に牛乳と肉を提供してくれる牛も、草しか食べません。
象やキリンや牛は、平べったい草食用の歯しか持っていないのです。
トラやライオンに「血液をアルカリ性にするために」として、野菜や草を食べさせようとしても食べません。
肉食用の尖った歯しか持っていないからです。
そして、32本ある人間の歯は、きゅう歯が20本、門歯が8本、犬歯が3本です。
きゅう歯は穀物をすりつぶす役目、門歯は野菜、果物、海藻を切る役目、犬歯は肉や魚を引き裂く役目をしています。
要するに、人間の歯は主に穀物・葉食用にできているわけです。
これから考えても、人間は炭水化物を中心に食べ、肉・魚などのたんぱく質食品は少量で良いことが分かります。
これは、いくら栄養学を学んだところで、この強烈な歯の事実を前に、いくら栄養があろうと、人体に合う食べ物を食べた方がいいという結論に至ります。
ヴィーガンというのは思想は意味不明ですけど、動物性食品はなるべく控えた方がいいというのは人体にとっては実は正解ですね。
私たちが空腹や満腹を感じるのは、胃袋の中の食べ物の量の多寡ではなく、血統の増減です。血統が上昇すると、脳の満腹中枢を刺激して満腹を覚えますし、逆に低下すると、空腹中枢が刺激され空腹を感じます。
以上のことから、穀物・野菜を中心とした一日の献立を考えていきます。
朝食は基本敵に食べません。朝をにんじん・リンゴジュースや生姜紅茶、またはその両方にするなどにするとよいでしょう。
昼食もあまり胃腸に負担をかけない、栄養のバランスが取れた食べ物がよいでしょう。
おすすめはそばです。
そうすることで夕食は何を食べても一日のトータルとして「腹八分」となります。
血液を浄化してくれる食べ物を覚えよう
豆類
大豆
大豆は「畑の肉」といわれるだけあり、タンパク質が40%、脂肪が20%も含まれている上、タンパク質は必須アミノ酸に富み、特にコメのたんぱく質に不足しているりじんのよい供給源となります。
脂肪にはリノール酸が多いです。
リン脂質のレシチンが持つ脂肪の乳化作用と相まって、動脈硬化の予防に強力な作用を発揮します。
ビタミンBやEも豊富です。
もやしは発がする時二ビタミンCを生ずるので、大豆には前ビタミンC物質も宿っていると言えます。
小豆
ビタミンB1、B4ニコチン酸などのビタミン、カルシウム、リン、鉄などのミネラルを多く含まれえいます。
外皮に含まれるサポニンは、利尿作用が強力なので、腎臓病や心臓病による「むくみ」に奏効します。
黒豆
黒豆は大豆の一種で、栄養素の含有も大豆とほぼ煮ていますが、色が濃く、後部で固いという性質は、陽性食品であることを示しています。よって、貧血、低血圧、虚弱体質など、体力のない人には格好の栄養食品となります。栄養素としても「鉄」が多く含まれ貧血に聞きます
ごま
黒ゴマは昔から滋養強壮、不老長寿の食べ物として有名ですが、必須アミノ酸を存分に含むタンパク質、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸を豊富に含む脂質、カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2など微量栄養素が血液を浄化してくれます。
また、セサミノールという抗がん物質も含まれえいます。
ご飯に黒ゴマ塩(黒ゴマ8~9に対し、粗塩1~2を混ぜて炒めたもの)をふりかけて食べるとよいでしょう
野菜
にんじん:
にんじんはギリシア語の「温める」からきています。
また、にんじんには、人体が必要とする約130種類のビタミン、ミネラルを全て含んでいます。
アメリカの自然療法学者のN・Wウォーカー博士が「にんじんジュースは潰瘍とガンを治す世紀の奇跡である」と言った理由もそこにあったと思われます。
キャベツ:
「ガン細胞にキャベツ汁を加えるとがん細胞の分裂が止まる」という研究報告は20年以上前からありましたが、キャベツに含まれるジチオールチオンには抗がん効果があることが明らかにされています。
また、抗潰瘍成分のキャバジンも粘膜の再生を促し、ガンで傷んだ組織の修復をしてくれるし、肝臓の働きを強めて、肝臓病にも奏効します。
ヨーロッパでは昔からキャベツは胃癌をはじめ様々なガンの特効薬として生ジュースにしてもちいられてきました。
生姜:
生姜のジンゲロン、ジンゲロール、ショーガオールなどの辛み成分は、血行をよくして、体温を上げ、発汗・利尿をそくして、血液を浄化する作用があります。
また、含有成分のクルクミンは、抗酸化作用が強力で抗がん効果があります。
その他、生姜には、消化液の分泌を高めて胃腸を丈夫にする、体温を上げて免疫力を強くする、血圧を下げる、血栓を溶かす、食中毒菌を殺す、肝機能を強化する、うつ病に効くなどの効能があることが知られています。漢方薬の70%以上に生姜が含まれており「生姜なしには漢方は成り立たない」といわれるほどの妙薬です
果物
果物はビタミン、ミネラルが充分に含まれており、健康食品ですが、水菓子のように水分を多く含み身体を冷やす欠点があります。
ただし、世界的長寿郷として知られるコーカサス(仙台と同緯度)原産のりんご、さくらんぼ、ぶどう、プルーンには、北方産ゆえに身体を冷やす作用はありません。しかも、エラグ産という抗酸化物質=抗がん物質も含まれています。
りんご:
イギリスには「一日1個のりんごは医者を遠ざける」という、ことわざがあるほどの健康食です。
りんごには、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれており、有機酸のりんご酸が炎症を抑え、肝機能を高めて解毒力を増し、血液を浄化します。食物繊維のペクチンやミネラルのカリウムは、便通を良くして腸を浄化し、血液を浄化してくれます。
発酵食品
ロシアのノーベル賞受賞学者のメチニコフは「コーカサスの人々が健康長寿でいるのは、多食するヨーグルトやチーズが腸内環境をよくしているからだ」と述べているのがヨーグルトやチーズは、町内のビフィズス菌や乳酸菌を増やして、町内を清浄にし、免疫物質を産生したり、発がん物質を解毒したりもします。
もちろん、ヨーグルトやチーズも健康食品ですが、農耕民族である日本人にとって健康・発酵食品は、味噌、醤油、納豆、漬物、梅干しなどです。
海産物
海藻
食物最大級の食物繊維含有量を誇る海藻は、町内の老廃物や発がん物質の排泄を促し、血液を浄化してくれます。
多糖類のフコイダン(もずく)、アルギン酸(わかめ)、ぽるふぃらん(のり)は免疫を活性化させ、抗ガン作用を発揮します。
海藻はビタミン、ミネラルの宝庫です。
魚
魚の脂は、EPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸で構成されており、人体内に吸収されると、プロスタグラディンという酵素に変化して、血行を良くしてお血を改善し、血液の浄化に役立ちます。
魚介類
えび、かに、いか、たこ、貝、カキなどに、魚介類のコレステロール含有量が多いというのは昭和52年大阪大学の内科の教授であった山村雄一先生によって否定されました。
魚介類は意外とコレステロール含有量が少なく、鉄、亜鉛、カルシウム、などのミネラルをたくさん含み、ビタミンやタンパク質も存分に含みます。
身体を温める食べ物と冷やす食べ物もチェック
現代栄養学は分析学であり、タンパク質やビタミン、ミネラルの多い食べ物を栄養食品としますし、人間の歯の形からみた栄養学などには思いも至りません。
もちろん、含有カロリーとは関係なく、食べることより身体を温める食品と、逆に、身体を冷やす食品があるなどという考えは毛頭にありません。
しかし、漢方医学では、2000年以上も前から陽性食品(身体を温める食物)と陰性食品(身体を冷やす食物)とを厳格に区別し、健康増進や病気治療に役立てています。
身体を温めるもの(陽性食品)
・牛乳以外の動物性食品:赤身の肉、卵、チーズ、魚、魚介類
・根菜:ごぼう、じんじん、れんこん、ねぎ、玉葱、ニラ
・色の濃い食べ物:そば、赤ワイン、紅茶、黒砂糖
・塩辛い食べ物:塩、味噌、醤油、ちりめんじゃこ、明太子、漬物
・北方産の食べ物:そば、塩さけ
・その他:ごま、ピーナッツ、蕎麦、納豆、チーズ
となり、外観が赤・黒・橙などの暖色で固く(水分が少ない)、北方(寒冷地)産の食べ物です。
科学的にいうとナトリウムを多く含む食べ物となります。
身体を冷やす食べ物(陰性食品)
・水っぽい食物:酢、牛乳、ビール、ウィスキー、コーラ、ジュース
・根菜:アシタバ、アスパラガス、オクラ、カイワレ大根、カリフラワー、きゅうり、しそ、セロリ、とうがん、トマト、ナス、ゴーヤー、ピーマン、ブロッコリー、水菜、モロヘイヤ、もやし、レタス、ワラビ、キノコ類、えだまめ
・南方産の食べ物:バナナ、パイナップル、みかん、レモン、メロン、すいか、カレー、コーヒー、緑茶、
・白い食べ物:白米、白パン、白砂糖、化学調味料、洋菓子、うどん
・柔らかい食べ物:パン、バター、マヨネーズ
外観が青、白、緑など冷色(薄い色)で水分が多く、南方産の食べ物です。
科学的にいうと、カリウムを多く含む食べ物です。
トマト、コーヒー、カレーは色が濃いですが、それぞれ南米、エチオピア、インドなど南方の原産なので身体を冷やします。
陰陽の性質は色よりも原産地が優先されます。
身体を冷やしも温めもしないたべもの
外観が黄~茶色の食べ物で、玄米、黒パン、くり、きび、ひえ、イモ類、豆類など人類が主食にしてきた食べ物です。
・ナッツ類
根菜:かぼちゃ、カブ、キャベツ、小松菜、大根、トウモロコシ、白菜、ほうれん草、わさび
果物:アボカド、あんず、イチゴ、いちじく、サクランボ、すもも
飲み物:ココア、焼酎、日本酒
その他:はちみつ、とうがらし、ヨーグルト
食生活は基本原則としては間性食品を中心に食べ、冷え性の人は陽性食品を暑がりの人は陰性食品をしっかり食べるとよい、ということになります。
ただし、現代日本人の90%以上は36.5℃の人類平均体温に満たない冷え性ですので、間性食品と陽性食品を中心に食べることが健康にとって大切となります。
冷え性の人が、身体を冷やす陰性食品を食べたい時は、火や塩を加えて食べると、陰性食品も陽性食品に変化します。
例えば、牛乳に熱を加えるとチーズになりますし、緑茶に熱を加えると紅茶になります。
また大根を塩につけて重いしで圧力を加えるとたくあんになるといった具合です。
トマト、きゅうり、すいかなど、南方産の夏野菜を冷え性の人が塩をかけて食べると美味しく感じるのも、身体を温める食品に変化するからです。
日本人の90%は体温が36.5℃以下、更には冷え性ですので基本的には陽性食品を食べることから始めた方がいいでしょう。
元々、「肉」が大好きで「肉」しか食べたくないという人「陰性体質」と考えてもいいですね。
後は季節に応じて食べ分けるのも良し
まとめ
ワイ自身も長年の課題でした。
5年くらい風邪ひいてなかったんですけど、
今年、1週間ぐらい発熱を起こした時期があって、
コロナワクチンによる免疫低下かもしれないですが、
その時にワイの健康習慣ならば風邪を引くはずがないのにどうしてだろうと疑問に思ったんですよね。
東洋医学の健康法がいいかなと最近思うところがあって、手を出してみました。
白米を玄米にしたり、味噌汁を欠かさずつけたり、卵を毎日意識的に食べていたのを減らして、人参をほぼ毎日摂取する、
陽性食品を積極的に採る、水分は夏だろうと暖かいものを採るなど
食生活を大幅に変えました。
今のところ、順調だと思います。
特に玄米は如実に体の調子が良くなったので、おすすめです。
今後もずっと考える課題かもしれませんが、
とりあえず、
この記事で健康面もカバーできるかなと思います
参考文献:
「体を温める」と病気は必ず治る 石原 結實
[イラスト図解版]「医者いらず」の食べ物事典 石原 結實