「独裁者」というのは、完全に「悪者」で日本国民の層奴隷化を目指しているのでしょうか、というのを「独裁者」の視点で考えてみようの記事です
「権力者」は、自分たちだけ至福を肥やして国民は二の次のイメージです
しかし、必ずしもそれは「独裁者」にとってメリットではなく、むしろデメリットが多い。
故に「独裁者」は国民も豊かにしようとする理由というのを語っていきたいと思います
国民も豊かに?ほうほう
朝鮮民主主義人民共和国という究極の独裁国家
前近代社会でしか成立しない 「この世をすべて支配し、人々を奴隷化して、自分だけが超贅沢できること」 王だけ超豊かで国民は貧乏なのは、中世ヨーロッパでのみ成立できる。
ところが、現代だとほぼ不可能になってしまった。
その理由を「北朝鮮」をあげてやってみましょう
金正日は、北朝鮮という国を事実上支配し、人民を奴隷のように働かせて、そのくせ餓死寸前まで追い込んで、ロクなケアもせず、自分とその一族だけ贅沢三昧の暮らしをしている。
一見、これは最高の独裁体制にみえるが当の本人はどうなのだろうか
北朝鮮の場合、ぜいたく品を自国では作れません。
自分の所の奴隷にぜいたく品を作らせようとしても、どうしても自由主義国家の商品にかなわない。
金正日は、大の映画マニアで、年がら年中ハリウッドの映画フィルムを輸入して自分の家でみています。
しかし、本当に北朝鮮を征服して豊かであれば、北朝鮮の監督に映画を作らせるだけで満足できるはずです。
このように、「物質的な豊かさ」だけをとれば、自分の所に米を集めて贅沢ができるということは可能なのですが、これが成立したのは「前近代社会」のみで、結局、金正日は「別の豊かさ」を輸入してしまっています。
私たちの社会派すでに「物質的な豊かさ」よりも北朝鮮では決して生産できない「面白いもの」「贅沢なもの」「楽しいもの」は貧乏な国民が作るのには限界がある。
指導者が面白いと思ったものを命じたままに作ることに本当に面白いものは生まれない。
金正日であっても、自分の国民に作らせた自分好み100%の映画よりも、ハリウッドの競争の中で生き残ったエンタメの方が面白いわけです。
自由競争の中から生まれた面白いものを買うには?
北朝鮮のお金ならいっぱいあるが、北朝鮮のお金は国際的に価値が低いので、よその国の金を稼がなければいけない。
つまり、貿易をして「ドル」を稼がなければならない。
そのためには、米を作っていてはダメ、よその国の人が欲しがるものを作るしかない。
それをやろうと思うと国民を豊かにするしかないわけです。
先程述べた通り、豊かな国から面白い映画やぜいたく品があふれてくる。
そういうものと戦うためには、自分の国民を豊かにして、そこで輸出品を作って外貨を傘がないと、自分が好きな映画も買えないことになっていまいます。
自分が独裁者になった時、国民が奴隷だと国は栄えない。
国が豊かというのは何かというと、権力者が豊かであることではなくて、国民全体の総生産が豊かであるということです。
国が富み、栄えるということは、実は国民一人一人の教育程度が高くて、国民一人一人の収入が多いということなのです。
そうすれば、たとえその国が独裁国家であっても、結果として独裁者も豊かになり、その国も豊かになって、ドルとの交換比率も上がって、よその国のものが買えるようになる。
そうしてはじめて、独裁者は好きなものを好きなだけ変えて豊かな暮らしができるわけです。
権力者というのは、国民の生活を低く抑えると儲かるかというと、そうではないわけなのです。
「独裁者」の盲点という感じですね。
例えば、中国の独裁者が躍起になって、日本のアニメに投資する理由がわかりました
日本の面白いものを盗んで、いずれは自国で生産できるようにするというわけですね。中国の場合、「表現の規制」が激しいので面白い作品作るの無理だと思うんですけど
自国で面白いものを生産できないと独裁者としての「旨味」がないというわけかぁ
前近代社会だとそんなもの世の中に存在しなかったのですが、ハリウッド映画やアニメ、エロゲが普及されてしまうとねぇ
南北戦争で「南」が敗北したのも、奴隷じゃ自由競争に勝てないから
「南軍=奴隷主義農業経済」VS「北軍=自由主義工業経済」のアメリカの南北戦争ですが、これは「奴隷解放か否か」とうのは、結局経済問題でした。
この戦争の結果、南軍は負けましたが、戦略が悪いとか元々少数派だったとか色々ありますが、なによりも「自由主義経済の方が奴隷主義経済よりも儲かる」という事実の前に抵抗できなかった。
奴隷主義経済というのは、いくらコストを安くしてモノを作っても、それを買う人がいなければしょうがないわけです。
北部の自由主義経済というのは、黒人が「奴隷」から解放されて「労働者」になると今度は「消費者」として物を買ってくれるわけです。
奴隷であったという時代というのは、いくら自分が頑張っても生活が豊かにならない。
「旦那様」が優しくて気前が良ければ幸せだけど、自分で「旦那様」を選ぶことができない。
自然と奴隷たちの大多数は無気力になっていきます。
これでは生産性が上がるはずがない。
働けば金が得られる、金さえあれば、白人と同じ贅沢が味わえる。
金さえあれば医者にもかかれるし、自分の子供を学校に行かせられる。
一方、南側の黒人たちは奴隷のまま、意欲もなければモノも買わない。
誰も消費しないから経済が回らない。
「独裁」をする場合、人類が貧乏のまま自分だけが豊かにと考えると足元をすくわれるようになっています
なるほどねぇ
悪の組織の運用注意
悪の組織を結成する上でやってはいけないこと
1失敗した部下を殺す
「失敗したものは死で償う」こととすると死刑の連鎖反応がとまりません。
幹部も「じゃあ、俺も真似しよう」と思って自分の部下を殺してしまう。
それをみた下級管理職が「あいつは有能だから俺の地位を脅かす」という理由で殺すかもしれない。
それどころか「顔が気に食わない」、女の子だけど俺が言い寄った時に断ったとかで、殺すかもしれない。
組織内のモラルがどんどん低下してしまう。
それに失敗した人間が許されないと部下がどんどん脱走してしまいます。
チーム戦の時も最悪です 負けて生き残っても死刑ですから、負けそうかもしれないという雰囲気になったら、周りの人間は一斉に逃げ出します。
逃げ出すと負ける確率が上がり、するとまた逃げるという連鎖が発生します
2裏切り者は許さない、どこまでも追いかけて殺す
組織内で逃げる奴は、ある程度その組織の中で生き残った者であるわけです。
そういう人が殺されないように必死に逃げて隠れているのを捜して殺すとなると、もう組織の中でも超一流を派遣するしかない。
そうなると「正義」と戦うための悪の組織が、裏切り者を倒すために全力をかけることになり、ついには組織が崩壊してしまう。
しかし、裏切り者を放置すると、真似するものが続々と出てきてしまう。
そのためにトップは建前上「裏切り者には死を!」と言わざるおえなくなる。
裏切り者を粛清していたら、組織としては実務能力が下がるけれども、それをしないと裏切り者が減らない。
悪の組織めんどくせぇwww
例:プーチンは、敵、裏切り者、反対勢力を徹底的に抹殺
ウイルス噴霧器、青酸カリ銃弾、リップスティック型拳銃、先端にリシンを塗った傘、他、検知できない毒
ソビエト連邦時代から「暗殺」用武器をKGB(ソ連国家保安委員会)の手で生産されまくっていたわけですね
これは、おそロシア
プーチン大統領というのは、KGBから上り詰めた人でございます
暗殺のプロフェッショナルが大統領になったわけですか
そういうことですね
ロンドンへ亡命した「敵」を徹底的に抹殺
ロシアのプーチン大統領の指示によりFSB(ロシア連邦保安庁)が実行した。
ベレゾフスキー:新興財閥オリガルヒの一員「オルガリヒのゴットファザー」と呼ばれる。旧ソ連の国営企業払い下げを格安で手にいれ、大儲けした億万長者しかし庇護してくれたエリツィンが衰えを見せ始める中、共産党が息を吹き返してしまったら商売に影響が出ることを心配したオルガリヒ達。
そこでエリツィン路線を継承してくれると思ったプーチンを担ぎ上げ、金を出して統一ロシアという党の支援までしたのがベレゾフスキーだった。
ところが、プーチンは大統領になると、ベレゾフスキー等オルガリヒ達に冷たい態度を見せ始めたのである。 これに反発したオルガリヒの中には逮捕されたりするものも現れれ、ベレゾフスキーは自分の身と財産が危険に晒されていること察知してロシアを脱出してロンドンに亡命する。
ロシアから持ち出してきた財産の保全のため、ロンドンの金融街シティでマネーロンダリングして資金を洗浄し確保した金を使ってプーチンに戦いを仕掛け始めたのである。
結果、不可解な自殺を遂げている
リトビネンコ:ベレゾフスキーの側近、元FSB職員で、チェチェン独立派の仕業とされた「ロシア高層アパート連続爆破事件」にFSBが関与した証拠を追い続けた人物 リトビネンコはベレゾフスキーと組んでプーチンの過去の犯罪を暴露した本を出したがその直後にロンドンで放射性物質ポロニウムを工作員に飲まされ殺害された。
病院のベッドで髪の毛が全て抜け落ち憔悴しきったリトビネンコの映像は日本でも流されたので覚えてる人も多いかと思うが、彼を筆頭にベレゾフスキーの取り巻きのフィクサーや弁護士がロンドンで殺されたり自殺し、ベレゾフスキー本人も最後に不可解な死を遂げる。
ちなみに、この事件の捜査で発見の難しいポロニウムを特定した英国の科学者も謎の死を遂げており、それはクレムリンの怒りを買ったためと見られている。
ヤング:ヤングは英国民で、麻薬の売人、武装強盗を経て投資家に転身した富豪だ。彼も不可解な最期を遂げる。
ほかにもベレゾフスキーの側近ら十数名が不自然な死に方をしている。
多くは事故、自殺、自然死として扱われたが、MI6とCIA(米中央情報局)は彼らが暗殺されたと確信している。 等、ロシアからイギリスへ亡命したロシア人は、次々と謎の死を遂げまくった
ロシア連邦保安庁による暗殺がロンドンで行われたが、イギリスは黙認
うわぁ.....やはり権力が一番ですね
日本でも上級国民が絡む事件は捜査が打ち切りになりますからその辺、人のことはいえませんし、実際、こんなもんなんですよね
警察は結局、国家の犬ですな
ところが、一応、こういった事実が長年かけて漏れている辺り、結局、隠しきることはできないと捉えてもいいあもしれません。まぁ、結局、抹殺は果たされましたが
3人材は重要
「裏切り者には死を!」とはいうものの、そもそも悪の組織に人材を募集したところで、今の世の中、ヒトが集まるわけではない。
ロクでもないアウトローしか集まってこない中で、「人殺しが好き」とか「ルールを守らう遅刻が平気な奴」とかそんなのばっかりである。
それでも、組織に残ってくれる忠誠を誓ってくれる部下というのは、かなり貴重になります。
そのためには「部下を見殺しにしない」「指示の理由説明をする」というのはちゃんとしていないといけないわけです。
組織ってそうでもしないと成立しないわけですね。
組織内の粛清だったり、部下を粗雑に使うことは危険であり、管理する側とは意外と大変なわけです
例1:ヒトラーはめちゃくちゃ勤勉
ヒトラーは自殺しなければ、あと6か月で過労死していたという科学データがあります。
世界恐慌の中、失業率は30%越え、600万人の失業者をかかえて、破産寸前だったドイツ経済を復興。
社会保障と福祉を中心に据えて完全雇用を目指したヒトラーの失業抑制政策は世界中の経済学者から失笑はされるも、数年も経たないうちにドイツ総生産力は世界経済の10%を超えて、アメリカに次ぐ世界第二の経済大国へと生まれ変わった。
めちゃくちゃ優秀じゃないですか
ここまで有能だと、おそらく他人はすべてバカにみえてしまうんでしょうね。ヒトラーは全ての情報を自分で吟味し、全ての判断を自分が下す、完全な「独裁者」でした
他人に権力を預けることができませんね
自分の地位を脅かすものが出てきたらいけないからそんなこわいことはできません。そのため休むことができない。古代ローマ帝国のティベリウス皇帝も、死因は過労死と言われています
日本以外で初めて聞きました「KAROUSSHI」
例2:黒幕
あくまで黒幕なので、人前に目立つのは嫌いだけれども、物事を自分の思い通りに運ぶのは好き。
抜け駆け・事前交渉・ミスリーディング、他人の秘密を握るのが好き。
トランプなどのゲームでも、自分が勝つ事より、相手の失敗を指そうという「持ち手」を使いたがります
必要とあらば部下を犠牲にできるし、敵に部下が殺されても平然としているのがこのタイプになります。
ひえっ
日本のブラック企業は「社会悪」
日本のブラック企業というのは、超低賃金で働かせ、搾取するブラック企業ですが、ブラック企業が日本中に萬栄すれば、人々はお金もなく、労働力もなく、買う力もなくなるわけです。
「昔は時間外でも働いてくれる情に熱い人がいっぱいいた」などという老害社会です
ところで、なんでブラック企業ってなくならないんでしょうか
一番の原因は、日本人の労働のコンプライアンスが低かったせいで、結果的に、ブラック企業の方がホワイト企業より儲かってしまって、ホワイト企業が潰れるという構図になっていたんですよね。労働組合も廃れていますし
でも、長期的にみると国民がみんな大人しく「奴隷」に徹していたから、みんなお金がなくなって、不景気にもなると
「消費」がないと経済回りませんからね
一流の生活保護受給者とは?
これが「社会的にも善」とされ経済を回すことにも協力的、かつ、教養もみにつく、近未来的なヒーローです。ニートは「消費」できませんから、ニートじゃいけません
草
今の日本人は労働でヒーヒーして、清く正しい「消費」の仕方を失っております。一回、仕事も何もかもリセットしてお金を正しいところに回してあげると日本独自のいいものが発展する世の中になるという夢物語を描くことになります。
今の日本のエンタメを救えるのは生活保護受給者しかいないっすわ、うん
手取り15万でぜぇぜぇいってる人でも、権力者よりかは働いてない奴を叩くのが「日本人」なので、残念な国ですけどね