「銀河英雄伝説」の影響でワイもミラクルヤンになりたいと思いました。というわけで、今回は、戦争サイエンス。戦い方の基本をやっていきます
戦争に「作戦」って成立するものなんですか?単純に戦闘力が大きい方が勝つみたいなイメージです
それを、ざっくり説明していきますよ~。銀河英雄伝説好きな人は参照になる記事です
戦争の原則
- 1目標(ミッション)の維持
- 2攻撃的行動
- 3奇襲
- 4兵力の集中
- 5兵力の節用
- 6警戒
- 7機動
- 8指揮の統一
1全ての目標は曖昧ではなく、明確に定義される
2形式的に攻撃ではなく、態度で攻撃的であり、常に主導権を握れ
3敵に手の内をしられず、スピード、作戦保持、非対称能力が求められる
4戦闘力は兵力数の2乗に比例する
5第二義的な部隊は必要最小限。メインの作戦に戦力を集中させること
6奇襲、妨害、破壊活動、言いがかり、敵の監視・偵察に対処せよ
7戦闘力を柔軟に運用して、敵を不利な立場に置く
81人の責任ある指揮官のもとに努力を統一せよ
ぱっと観て、当たり前のように感じるけど、兵力はバラバラに置くよりも作戦遂行のために偏らせたりしているのは、なるほどと感心しました
リーダーもはっきりと1人明確において、それに伴って行動しないといけないみたいですね
これは、もうルールというか決まりなんですか?
ドラッカーの闘いの原則で、2600年と言われる記録された戦争・闘争の歴史から、帰納的に導き出された原則みたいですよ
なるほど、結構堅い原則ですね。戦争において指揮がとれない人員は役に立たないわけか
軍国主義だと、「個性」は排除されがちになるのは戦前戦後の日本って感じしますよね
闘いのサイエンス
攻撃とは??
- ・拘束(敵を発見し、敵の行動の自由を阻止)
- ・機動(拘束した敵に対し、有利な態勢を締めるように移動する)
- ・打撃(戦闘力を集中して、敵をたたく)
単純に、ライフルをぶっ放すのではなく、確実に陣取ってから叩くわけですね
これは、対人競技においても同じようなもんですよね。ただぶっぱなわすわけではなく
理想は「迂回」
1敵部隊の退却を阻止し、敵部隊への補給・増援が阻止できる緊要地形を占領する
2「1」とは別に、敵部隊に現防御陣地の放棄を強要する
3放棄して後方に回った敵に対して、「1」で緊要地形を占領した部隊がつぶしにかかる
迂回は、理論的にもっともすぐれた高等戦術であるが、現実に実行して成功した例は戦史でほとんどみられない。
成功した闘い)三方ヶ原の合戦(1572、武田軍)、仁川上陸作戦(1950、韓国軍の奇襲)
「迂回」がダメなら「包囲」
「包囲」は敵を準備地域において撃滅することを目的とし、陸上戦闘の華として包囲殲滅戦が追求されてきた。 敵の配備上の弱点は基本的に①背後、②側面、③翼側にあり、背後または側面から攻撃して撃滅する行動が「包囲」となる。 基本的には一翼包囲だが、圧倒的な機動力と火力に自信があれば両翼包囲をとる場合もある。 ただ、防御も難しくはないため、「包囲」作戦も結構難しい。
「奇襲」とか「戦力が圧倒的」だとかが条件となる
「包囲」がだめなら「突破」
迂回や方位が追求できず、敵の陣地に弱点がない場合、敵が広い正面で防御している場合などに行う、「最終手段」
側面から叩かれれば犠牲者が出る戦法であるが、歴史的にみれば、45℃両側から外側に開く形で突破するのが正攻法となっている。
突破する時は3つの方向に分かれる 縦深戦力の保持による衝撃降下を常時発揮できなければ、突破目標の奪取は簡単なことではなく、第一次対戦では、歩兵が突破口の形成に成功しても、それを拡大し、突破目標に達成することができなかった。
「浸透」作戦がみそ
敵防御陣地から、敵に発見されずに潜入して、敵後方地域の定説・警戒、予想外の方向からの攻撃、緊要地形の確保、占領、伏撃・襲撃などの隠密処理などを行う。
迂回・包囲・突破と併用しておこなわれる。
「浸透」は小部隊による攻撃イメージだが、米陸軍では「将来は、精密火力と連携した重戦力による新党が、攻撃の序曲として行われる」と予言している。
遭遇戦
敵の情報が不明が常態で行われる戦い。 主導権の争奪戦となり、 基本的には攻撃→戦果拡張→追撃へと発展するという認識で一致している。 勿論、情報がないので、先制して情報を手に入れられるかは重要となる
防御とは???
- ・攻撃に必要な時間を稼ぐ
- ・攻撃の支柱となる地域の確保
- ・他正面に兵力を集中
- ・特定地域への敵の侵入を拒否
- ・攻撃防御
敵の攻撃を撃退して、それぞれの狙いを達成すれば防御は成功となる。
防御は「待ち受けの利(地形の利用・準備の周到)」を利用するので、「防御側が、3倍の戦力と有する攻撃側を撃破できる可能性は50%以上」といわれています。
ゆえに攻撃側が「迂回・包囲」で勝つのが難しい。
敵の攻撃を粉砕して地域を確保する機動防御と陣地を固定する陣地防御があり、少数精鋭の場合は基本的に陣地防御となる。
まとめ
キリがないので、ざっくり攻撃と防御を紹介してここで終了します
こうやってみると、戦争にもルールが存在して、そのルールから外れたものから負けていく感じがしますね
一番思うのは、軍隊は「個性」は邪魔になるということです。いかに、戦力を集中させられるように統一した行動がとれるかが重要になっていきます
指揮官が無能だったら最悪ですね