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「俺のせいじゃない!環境が悪いんだ!」人間社会の発展に重要な要素4つ!

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人類史の記事を何回も取り上げるのは、世の中は個々人の能力ではなく、環境によって決まるということを伝えたいからです。個人の意見なんかどうでもいいじゃないですか。でも、客観的事実からの考察の方が人生の教訓を得やすいですし、歴史はそういった意味で勉強になりますね。あと、異世界アニメや戦争アニメで地図をみる時に、すごく参考になります。

実際、環境要因は客観的で納得できるものが多いですよね。

今回は過去記事の焼きまわしと、人間社会の発展に影響を与える重要な要素を歴史的事実を踏まえて紹介し、人生において大事なことをかみしめていきましょう

4つで決まる大陸間の差

人間社会の展開に影響を与える環境上の要因は大陸によって大きく異なっているし、そのちがいを数えるときりがないのだが、もっとも重要な違いを4つあげてみる

  • 1.栽培化や家畜化の候補となりうる動植物の分布状況
  • 2.伝播や拡散の速度
  • 3.異なる大陸間での伝播
  • 4.大陸の大きさ、総人口の違い

1について

食糧生産の実戦が余剰作物の蓄積を可能にしたからであり、余剰作物の蓄積が非生産者階級の専門職を養うゆとりを生み出したからであり、人口の密集しただき母集団の形成を可能にしたからである。

人口の密集した大規模集団の形成が、技術面や政治面での有利につながる前に、軍事面での有利にも繋がった。

だから、国を形成する上で食料を生産して余暇を作ることが結果的に国を強くするということになる。

というわけで、栽培化、家畜化をおこなうには、適性の野生種が存在しなければならない。

しかし、野生の動植物種のうち適性のあるものは少なく、食糧生産に用いられるようになった動植物の種類は比較的わずかであった。

適性とは、性格的にも温厚な性格で肉がつまっている動物種のことで、牛、ブタ、トリ、羊となる。

また軍事的、運搬用として、馬、ラクダ。古代だったらアフリカ象もいた。

ライオン、カバ、サイとかは、気性が荒くて家畜にできなかったのでここでアフリカ大陸の不利が伺える

2・3について

作物や家畜の育成は気候によって大きく影響されるため、北南では伝わりづらく、東西で伝播しやすかった。

東西方向に延びる大陸で技術がもっとも伝播しやすいことにより、例えば、ヨーロッパで文明は始まっていなくても伝播しやすかったので後々作物や家畜のノウハウが伝わっていったといえる。

また、北南アメリカ大陸、アフリカ大陸は北南に拡がる大陸であり伝播としてはユーラシア大陸と比べると最悪である。

4について

単純に人口の多い大陸の方が、何かを発明する人間の数が相対的に多く、競合する社会の数も相対的に多い。

利用可能な技術、技術の受け入れを促す社会的圧力もそれだけ高い。新しい技術を取り入れなければ競合する他国に負けてしまう。

アフリカ大陸のピグミー族をはじめとする多くの狩猟採集民は、新しい技術を取り入れず、自分たちの土地に入り込んできた農耕民にとってかわられてしまった。

グリーンランドにやってきた古代ノルウェー人も、はるかに優れていた狩猟採集民であるイヌイットの生活手段や技術を拒絶し、結局とってかわれてしまった。

これもユーラシア大陸が一番大きく、オーストラリア大陸が小さい。

南北アメリカ大陸は面積は大きいけれども、小国が南北に位置していたため伝播されずらく、競合することがなかった。

「地の利」の特徴

  • ・川があると独立して都市が発展する。川が合流すると単一国家になりやすい
  • ・陸続きすぎると他国は侵略できない
  • ・大きな平野は農業に適していて、人口が爆発する
  • ・山地、山脈があると他国からの侵攻の城壁となる
  • ・沿岸部が断崖絶壁だと海からの輸出入がなくなる
  • ・寒いと住めないけど、病原菌も死滅する

陸続きだと軍隊が侵攻する時に「補給」が足りなくなります。

おにぎり3個持っていったら、1日分しか持たないとか、そんな感じです。

アメリカがその点で非常に最強であり、ロシアも他国がモスクワを侵攻するには「補給」が足りません。

海、陸続き、山地、山脈、気候 これらが主な城壁となっているということですね。

また、沿岸部が断崖絶壁だと交易不可能なんで、「伝播」に影響します。

病原菌は、人類史ナンバー1の殺人兵器なので、病原菌がやってこないのは、結構影響があります。

ヨーロッパの特徴:アメリカと中国の違い

  • ・多数ある川が合流しないから川が土地の境界線となり、それぞれ他に依存しない経済圏が出来る
  • ・山、谷も多く存在するので、それが国境となり小国が大きくできた

ヨーロッパは、川、山、谷が入り組んでいて単純な平野なっていないことから、小国が多くある。

対して、アメリカと中国には、大きな川と平野が存在することから単一の大きな国家が形成されるようになった。

基本的に地理的な障壁がないと国は、一回戦争を起こして統一作業を測ることになる

日本が1945年まで占領されなかった理由

日本は、元寇やザビエルがやってきた時やペリーが来航してきたときなど、脅威にさらされたことが何度もありましたが、元寇やザビエルは、追っ払うことにも成功しましたし、ペリーは日本に興味が失せて帰っていきました。

ザビエルに関しては、アメリカ大陸の占領の歴史をみれば一目瞭然でこれは別記事で参照

【異世界転生に警鐘】 虐殺祭りの大航海時代だけは知っておけ! - 働いたら負け

 

◆ここにがポイント!◆
外国人からすると日本は最悪の立地だった

というのも、日本はほぼ山地で出来ているし、平野といった平野もなし。ほとんどが「湿地」。

関東平野徳川家康が無理くり開拓した人口平野です。

アフリカ大陸のように天然資源も全くない。しかも、地震、洪水、台風。こんなところ植民地にしても儲からねぇという話です。

日米和親条約という不条理な条約を締結して5年間、死者5000人を超える日本で超大型地震が起きました。

大陸で地震が起きることはめったにないわけですから、外国人めちゃくちゃビビりました。

1回、薩英戦争で、薩摩藩VSイギリスがありましたが、舞台の鹿児島県は山地しかなくてイギリスお得意の騎馬戦が全く使えないし全然ダメ、アカン。

この天災だらけの最悪の土地が日本への侵略を防ぎ、割と明治時代に西洋化していったんですね。

ちなみに、日本が戦争をすることができたのは、西洋化のおかげで日本固有の伝統文化ではないんですけど、日本がアメリカに占領されてから何故か日本の文化の否定が始まっているので、恐ろしい話ですね、はい。

◆ここにがポイント!◆
実は、エネルギー資源のなさ、天災が日本を守っていた

コードギアスでは「サクラダイト」というエネルギー資源が日本で世界シェアで70%とれるという設定であることから、侵攻されている歴史になっています。

まとめ

地理的要因というのは、かなり左右されますね

焼きまわし+αの記事内容で、整理していますが、人生において重要な内容です。異世界ものを見る目が変わりますし、世の中は時代・環境に左右されることを納得できます。

現代においては、「伝播」=ネット社会「情報」があるということは非常に有利なことです。日本は後進国なので、最新の研究結果とかの情報を仕入れたい場合は、「英語」を覚えておくというのもある意味で重要といえます。まぁ、英語嫌いなんですけど

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