洗脳シリーズ第2弾
オウム真理教にかかわる事件は地下鉄サリン事件含めて17件、死者26名負傷者約3800人
これほどまでの「テロ組織」をどのように仕上げていったのか
今回は、日本で起きた組織犯罪から自分たちの環境の類似性について話を持っていきたいと思います
ピラミッド組織
従来のピラミッド組織であり
尊師のいうことは絶対服従が基本となっている
オウムは組織内で大蔵省、外務省、法務省など省庁を設けており自称「国家」として組織を結成していた
「上から言われたことは疑問を持たず徹底してやる」ことをもっとーに疑問を口にしたものは「スパイ」として扱われる
キーワード1:上からの命令は絶対服従
組織内はどうなっているか
最終解脱(煩悩から解放され、悟りを開くといった意味)を目指して、少しでもえらくなろうと「出世欲」と競争心の塊
身内での猜疑心と上昇願望が苛烈
階級を細分化して競争心を煽ることで教祖への管理と服従の強化につながった
キーワード2:階級の細分化
キーワード3:競争心の激化
オウムも赤十字軍もそうだが
オウムは元々自分の不安やいらだち、ニヒリズムの脱却を目指して、超能力習得への就業を行う教団であり
日本赤軍は社会の変革に若者が多く共感し、大学闘争から過激化してできた組織
若者に対する純粋な疑似連帯、疑似革命、救済幻想といったものから集客させている
キーワード4:若者に対して、共同的なものを求める意識づけ
キーワード5:外部との情報遮断
どういった人が組織に入るか
オウム真理教は高学歴エリートが多かったし、
意外かもしれないが学歴は高い。
日本赤軍も大学闘争をするくらいには大卒学生が多い
物質的に何不自由なく育った若者が、さらに欲望や快適さといったものを求めて有名企業へ就職するための競争が煽られる管理社会を生きていたが
受験戦争や就職戦争に勝ち残り頂点、勝ち組の立場に残った若者は社会の底がみえるように感じた
そうしたことに対する虚しさ、いつしか追い越されるかもしれない不安。
などを感じる
人間は生きるために何らかの自己実現が必要かもしれないが、
そういった意識が強い場合にオウムといった超現実の力や革命に惹かれる
ばかばかしいかもしれないが
当時は「超能力」に強く惹かれオウム真理教は信者を多く集めている
実際、入信の動機も「超能力を身に着けたい」などが多数だった
現実では勝ち組なので超現実的な世界でも勝ちに行くといった勝ち組思想から
高学歴が多いと分析されている
キーワード6:勝ち組高学歴、自信家
キーワード7:超現実、革命
犯罪行為の心理
このように、すっかり洗脳できるように仕上がった組織で
麻原彰晃は、テロ行為を実行しましたが
その際の動機として共通するのは
逃走集団の原則
外部の敵と戦うためにはまず内なる敵を抹殺しなければならない
→反抗したものを殺害
キーワード8:反抗したら、見せしめに殺す
国家的な弾圧が「真理」に向けられていたものだとすると
「真理」は悪人呼ばわりされることになる。
その時に自己の肉体を自ら投げ出すことができるか
と信者に問う
テロは自らが「正義」だと思って暴力を実行する
ということですね
キーワード9:反社会行為の正当化
キーワード10:社会への恨み
企業や組織はこういった洗脳の要素を持ち合わせている
キーワード1:上からの命令は絶対服従
→◎
これは解説なくても
キーワード2:階級の細分化
→〇
階級が細分化されている企業、官僚、怖いですね。
名ばかりの昇格で待遇がよくならない
キーワード3:競争心の激化
→◎
身内で競争が激しくなると、周りを蹴落として上がっていきますが。
外の世界なんて見えていませんね
キーワード4:若者に対して、共同的なものを求める意識づけ
→◎
俺はこの企業で頑張るんだ!などとほざく
集団合同研修のあるところ、半分以上が3年以内に離職するのを想定して新卒採用の数が異常に多い企業
キーワード5:外部との情報遮断
→〇
いわずもがな。キーワード3,4の結果ですね。ただ、今ネットの時代なのでネットを利用している人間ほど外部の情報を入手しやすいですね
長時間労働の企業
キーワード6:勝ち組高学歴、自信家
→〇
高学歴勝ち組ほど、レールから脱線することを怖がります。
キーワード7:超現実、革命
→△
これは、今の時代なさ、そう?
キーワード8:反抗したら、見せしめに殺す
→◎
辞める辞めさせない戦争です
キーワード9:反社会行為の正当化
→◎
サービス残業の正当化、隠蔽化。
俺の考えが社会の常識
キーワード10:社会への恨み
→△
フロントガラスをぶっ壊す。
近年では個人で取り上げられています
ネットの普及によりピラミッド組織型が薄れただけ
ただ、ネットの中での組織形成も可能です
ネットワークビジネスによるマルチ商法が主な感じです
まとめ(プロパガンダ)
今、日本は全員そろって沈没する
しかも我々、若者は肩身が狭くなる一方だ
従来の組織、同調圧力によって幸福は手に入るか?
今こそ、こんなクソ理不尽な格差社会をぶっ壊し
ベーシックインカム実現、真の民主主義を実現させようではないか!
いつの時代も「真理」は悪人呼ばわりされる
それでも、ワイ達は国家に立ち向かわなければならない!
まぁ、こんな要領ですよね~
賃金以外で
こうやって人を集められるのって、その人にしか持っていない素質、あるいは、技術、情報ですが、すごいなって思います
自己欺瞞ができない方
何かに組織しているときに、
支配的、洗脳的だと感じたら現状を疑ってみるのはいいかもしれません
そこは、ワイのC級バックラーの力が強すぎて