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何が「正義」なのかを考える 「正しさ」一覧表

 

主人公側....「正義」のサイドのパターンを学ぶことにより、より「物語」を楽しめるようにするシリーズ第二弾

 

 

なんてことのない「正義の味方」という概念には前回示した通り

「道徳のジレンマ」が存在し、状況と考え方でその判断が「正義」と「悪」とうり二つである。

 

そんな「正義」の考え方には実は様々な考え方があるので今回はそれを紹介します。

 

また、現代文でもよく出題される「哲学」のテーマなので

現代文の勉強にも多少はなります

 

 

 

 

功利主義

通称「最大幸福原理」

 

さっぱりわかりやすくいうと

「1人を犠牲にして町が守れるならば、町を守るべきだ」と考える

 

全体の幸福を最優先に考える

 

人間の幸福は「快楽」と「苦痛」が相反し、より全体的に「快楽」が最大化する方が「正義」であると考えることである。

 

一番思い浮かぶアニメの例は

fate/zero衛宮切嗣

彼は、聖杯戦争で聖杯による願望で世界を救済することができるのならば、この戦争で起きる犠牲は割り切って考える。

そこに個人の人権が存在しないわけですね。

 

どろろのパッパ

町を守るために、どろろの身体を「鬼神」に全て売りつけてどろろの家族と町が裕福になる。

 

よく現代文でも使われる用語なので、学生諸君は勉強ついでに理解してもいいだろう 

 

自由至上主義

経済効率だけではなく、人間の名のもとに

どの人間も自由への基本的権利→他人が同じことをする権利を尊重する限り、みずからが所有する者を使って、自らが望むことも行うことが許される権利

 

と定義されるんですが

 

究極の自己責任論です。

ワイが批判している自己責任論者と違って、こちらは、考えが一貫しています。

 

自由至上主義者になるには最低でも3つのルールは守らなければなりません

 

パターナリズム

 

日本でいう所の

シートベルト着用義務

人を保護するための法律は「大きなお世話だ、着用するのもしないのも自分の責任であり、罰則にする必要がない」ということである。

その他、このような人を保護するための義務などの法律を真っ向から否定

 

 

・道徳的法律の拒否

 

売春、同性の結婚といった「多数派の美徳」

これを拒否します

「とことん自由にすればいい、性のパートナーも自由、売春も自由なり」

 

 

・所得や富の再分配の拒否

 

金持ちの努力で金を持っている→むりくり課税して奪うのはいかがものか

 

ワイが避難している自己責任論者というのは、この部分の非常に都合のいい美徳を引用しているにすぎませんね

自由至上主義者はここまで徹底します。

 

 

結論

リバタリアンは、

超金持ちには非常に都合がよく

 

また、超希少種で

この自由至上主義を唱えようとする者は、ほぼ「ペテン」であり

相当な覚悟が必要

 

アニメの例であげるなら

 

女神転生のカオスルート

 

ブラックラグーンのロアナプラの住民 

 

と非常に治安の悪いアニメが浮かび上がる

 

カント主義

どんな人間だろうと人間は等しく尊敬に値するという考え方で

功利主義を正反対の考え方である「正義」

 

功利主義というのは人の「快楽」と「苦痛」をベースに考えていて「人権」自体は尊重していない

 

また自由に関しても根本的考え方が自由至上主義とは違い自由が「厳格」になっている。

人間には「自律」が備わっていて、自由至上主義は、生理的要求と欲望の奴隷として行動していうだけだと否定している。

 

 尚、

カントは結構「人権」の解釈が複雑なので、一概に「カントが良さそうだな」とは考えずに、カントの考えに興味があったら調べてほしい。

 

例えば

・セックスはお互いの人格というより「オス」「メス」としての認識、欲を満たすだけのものであり「自律」が入っていない。お互いの人格を認識するセックスは結婚した相手のみでないと成立する可能性がない。 

・人格そのものを否定するので、とにかく嘘は認めない。嘘をつかずにはぐらかすことは容認する

・「正しい」という動機で善行をなすことは認めるが、善行を為すことで喜びを感じることは認めない

 

しかし、従来のアニメの主人公のような行動規範が最も備わってる主義ではないかと感じる。

特にセックス

 

 ロールズ主義

ロールズが守るべき正義の2つの原則

1.言論の自由、宗教の自由などと言った表現の自由を全ての人々に与えること

2.基本的に社会・経済は、平等だが、社会で最も不遇な人々の利益になる社会的・経済的不平等だけは認める。

 

 これは、

世の中の人が「無知の状態」で自分達がそれぞれどうするか、どのような社会がいいかを考えた場合に導き出した結論。

 

こちらも

「全ての人々に与えている」点と「最も不遇な人の利益」で功利主義とは反対の見方をしている。 

 

 

 共通善

公正な社会を作り上げるために

一人一人が考え、避けられない不一致を受け入れて公共の文化を作り上げること

 

正義とは、ものごとを分配する正しい方法に関わるだけでなく

ものごとを評価する正しい方法にも関わる

 

そのためにはお互いに「議論」が必須となることをさしている

 

最も理想的が故に最も抽象的な「正義」

 

いたって現代的

理想の民主主義社会といったところ

 

政治家が嘘をついて、現状に目をつぶらせることで

実現している社会にも見える

一つの功利主義にもなっている気がする

 

 

 

 

まとめ

 

どれがいい主義なのかは置いておくとして

特に

功利主義

自由至上主義

は、わかりやすいので覚えておいてもいいのではないかと思います

 

結局は「宗教」と同じようなもんですけどねぇ

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