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剣道の究極の基礎は「間合い」 開始線から一足一刀まで詰めるということ ~剣道四段を目指す人必見~

2021/12/08更新

note.com

↑この記事の内容を「note」に書き直しました↑

 

 4段を受けるなら必ず読め!

 

日本剣道形1本目のテーマになるほど最重要「間合い」

剣道形の1本目ですよ!?

上段と上段で面を打って面抜き面!あれは、間合いの形ですからね!?

全日本剣道連盟が「間合いを大事にしてね!」って言ってるんですよ!?

日本剣道形を大事にしない剣士が大成するとでも!?

超重要に決まってるでしょ!!

剣道の基礎オブ基礎

 

間合いを知らない奴は、剣道を知らない

いくら面打ちができるようになったとしても

間合いが6区分(ワイが作った)あって、6区分毎に行動が違うことを理解していないと

地稽古で戦えない 

4段以上の昇段審査の時、

間合いを理解していないと基本的に落ちます(たまたま感覚で受かるやつもいるが)

 

んで

なんで間合いを測るのか?

これを理解すれば

5段・6段の道が切り開かれていきますので

それは最後の方に記載します

 

わからなかったら、何回も読まなければならないほど重要です

 

さぁ、間合いを学ばなければならなくなった気がしてきたでしょう

全然難しくないですよ

 

その話の前に間合いの予備知識はチェックしておきましょう

 

「間合い」はこのように場合分けが出来ます

遠間....一足一刀よりも遠い間合い

触刃(しょくじん)の間...お互いの竹刀の先端が触れ合う間合い

交刃の間....超重要

お互いの竹刀の先端から12センチあたりで交差している間。

お互いの中結が交差している間であり、1踏み込めば打てる距離

近間....近間、その場で打てる危険な間合い、または、剣先がつっかえて打てない間合い

  

 

 

間合いのルール説明

絶対的ルール

1一足一刀から打つ

一足一刀とは「一歩で打てる間」のことです

人によって間合いは違いますが基本的にはお互いの中結(なかゆい)が交わる部分を一足一刀と設定します

 

2竹刀で間合いを測る

大事なことだけど記載してなかったかもしれません

人は、縦の遠近感を意外にもとらえることが難しいです

事実、剣道の竹刀なしで間合いを測るのはかなり難しいです

竹刀の中結の位置が相手の竹刀のどこにあるかで

自分の間合いが今

しょくじん、こうじん、一足一刀、内間になっているかがわかります

 

そのためにも一足一刀になるまでは基本的に中心をはずさないことです

  間合いを測りながら中心を取りあっていきましょう

 

3体勢は崩れないように、一足一刀まで慎重にすり足で進みましょう

体勢が崩れると、打突機会「相手の体勢が崩れたところ」を自ら作ってしまうので

体勢は崩れないように

これは、姿勢、構えの問題になりこの記事の趣旨とは違いますが。

日本剣道形2本目「正中線」はその体勢を作る形でもありますので、そちらも勉強していただけたら幸いです。

 

ステップ1:遠間

開始線からはお互い何も生まれません

間合いもわかりません

まずは触刃の間をとりましょう。

 

開始戦以外で遠間になった場合は

例えば、引き面で追いかけずに間合いが切れた場合などは

「歩み足」でしょくじんの間に移ります 

 

ステップ2:触刃の間

 

触刃の間とは

竹刀の剣先と剣先が触れあっている状態です

さきっぽです

 

 

ここめちゃくちゃ重要です。

 

なんで高段位の剣道って動かないの?

攻めろって怒られるんだけど?

 

高段位の品格、立ち回りにおいて

触刃の間での立ち回り方を説明しましょう。

 

目的は3点挙げます

 

 1.ここで発声する

 

剣先が触れ合っているけれども

攻め込むには遠い絶妙な距離

初太刀の場合はこの距離で「やぁあああああ!」と声を出しましょう

 

相手から声を出してきた場合は

それに応じる形で「やあぁああああ!」と声を出します

 

発声は被ってはいけません

こちらの発声を確実に響かせるためです

 

ちなみにですが、

上手(高段位おじいちゃん)相手出なければ

ワイはなるべく後で声を出します

相手の声を観察し、その声より大きい声を出せば気攻めが利くのです

 

2背比べをする

 高齢者・高段位の剣道で

つま先立ちで背を高く表現することをみたことありますか?

あれは、

自分の方が「気」でも「身体」でも大きくみせるために

剣道の伝統的「気攻め」として行われています

 

 

3相手の表裏の剣先の柔らかさをみる

 

初太刀にもかかわらず

ここで、相手の剣先の柔らかさをチェックしていないということは

相手をみていないで技を出すと段審査員に判断されてしまいますし

そんなに早く一足一刀に入って技を出してしまうと自分の身体の「起こり(特に左足)」をしょうじさせやすいことになってしまうのでよくありません

しょくじんの間で相手の剣先の柔らかさをチェックします

 

剣先の柔らかさで何がわかるのか

単純な話

面は相手の正中線上をとらえるのが一番有効の業であるため

自分の中心が外れている状態で面を打つのは不利

したがって、相手の中心が強ければ面、剣先が柔らかければ面の応じ技

とざっくりイメージしてもらえればいいのですが

面、小手の狙い技打突までのプロセスを学ばなければならないため

この記事では省略します。

 

剣先の柔らかさについて詳しくは別記事でやります

剣道「攻め方」 一覧 超必見 - 働いたら負け

今回は間合いの詰め方のフローチャートを説明しますので

次に行きます

 

※剣先を上下にカタカタと揺らす揺らす動き

「鶺鴒の尾」 という技術で

「居つき」をみせずに打突するために行う技術らしいです。

詳しくはわかりません。

 

 

触刃の間は

「気」の戦い

心の読みあい

 

であります。

 

チャンバラじゃなくて、

剣道っぽいですよね

 

この3点をしっかり抑えてから

間合いを詰めていきます

 

高段位のおじいちゃんが遠間で動かないけれども

主に剣先の柔らかさを観察しています

 

ステップ3:触刃の間と交刃の間の間

 

しょくじんの間→交刃の間でのやりとりです

 

しょくじんの間、交刃の間、一足一刀は

紙一重の距離感です

 

しょくじんの間で相手の剣先の柔らかさを確認(ここでいう相手の狙いたい心理状況)したら

こちらからなるべく先に1歩入って行きます

 

さて、一足一刀(1歩踏み込まれて打たれる)距離ではありませんが

交わる刃の間合いは、いつ斬られてもおかしくありません

相手も間合いを詰めてくるわけですから

ここからはドキドキです

 

この間は、すぐ一足一刀になる危険がありますので

剣先の柔らかさを確認している余裕はありません

つねに打てる状況(相手の出ばなを打てる状況)を維持し

中心をとりながら

 緊張をもって間合いをつめていきます

 

剣道では自分から攻めて相手を引き出す技が多く、審判や審査員の評価も高いので

相手よりも先に前に進む意識を持ちます

 

 

試合剣道、4,5、6段の剣道であれば

体勢が崩れないように、先に入っていくことを心がければいいです

高齢者・高段位の剣道を目指すのであれば

1ミリほどじりじりつめていくように間合いを詰めていくことを推奨します

 

先に入ることは重要ですが

間合いの詰めるスピードと距離

を使い分けることで

いわゆる「攻め」のバリエーションを増やすことができます

よく

ゆったりした相手には素早く動く

足を動かしてくる相手にはゆっくり動く

これが効果的であるといわれています

 

ステップ4:交刃の間1歩手前(溜め)

「溜め」と言われる場面ですが

体重を前移動していき打っていく準備をしていきます

 

「ステップ3」でこちらから前に詰めてここで一旦止まります

 

ここで私の場合は、

足はここから打突する気持ちです。

 

さて相手の動きをみて打突機会を選択しますよ

 

1相手の手元が上がった場合は「出端」

一足一刀の間の直前で止まれば相手は「打てる」と思い打ってくる可能性があります。

自分から前に詰めたことで「引き出して打つ」という技術の成立になります

 

2相手が動かない「居つき」

相手は面の応じ技を狙っていたため、こちらの「溜め」によってタイミングをずらされる

または、相手の「溜め」の長さが読み切れず応じ技に迷うといった状況を作り出します

そして、相手の足が止まった場合は居ついたところの飛び込み面、突きを思いっきり仕掛けていきます

 

3相手が下がった場合

相手の姿勢をチェック。

打てそうなら打ちに行きますが

それが「引き込み」の可能性があり、逆に面を誘われる可能性があります。

落ち着いて、ステップ2に戻って間合いを詰めなおしましょう

 

4相手の体勢が崩れた場合

飛び込み面確定です

 

ステップ5:交刃の間

 

ステップ4で溜めて身体を若干前体勢になったとき

交刃の間になりました。

 

一足一刀は1歩入って打てる間合です

一番危険であり、こちらも打突するためのベストの間です

 

1歩踏み込めば相手の打突部位をとらえることができます!

日頃練習してきた面を捨て身で打っていきましょう!

基本的には勝負です

 

このステップを踏んで打った飛び込み面は後手に回った面の応じ技に勝てます。

これで負ける場合は、「すぐ中心を外す」「手の内」や「姿勢の癖」などの原因を考えた方がいいです

 

「攻めろ!」と指導される場合は、基本的には自分から一足一刀の状況を作っていないという意味合いです。

これは具体的に説明できない指導者にも責任があるとは思います。

 

ステップ6:近間

お互いに出てくる瞬間を引き出そうとして、

お互い前に詰めると

近間になる場合があります

その場合は、原則、一歩戻って遠間からやり直します。

学生の場合は奇襲という形で飛び込み面か引き面を打ってくる可能性がありますが、溜めがないので、多分、高段者には通用しません。

溜めのない飛び込み面を打ってきたら、反応で面返し胴打てます

 

日本刀が一番斬れるのは先っぽですが

剣道の有効打突も先っぽなので

 この理屈をわかっている高段者はお互い暗黙の了解で遠間からやり直します

 

ちなみにですが、下がる時「一足一刀」の間は注意

 

 

何故「間合い」を知らなければいけないのか?? 

ここまで散々説明しといてあれなのですが

 

「間合い」ともう一つ

「有効打突機会」

これを知らないと、「間合い」を測る意味がわかりませんので

下記の記事で勉強してください

fal-ken.hatenablog.com

 

「間合い」と「有効打突機会」を知ることで

基本的な剣道の「思考」

剣道をやる上で大前提の「思考」

は身につきます

 

これを知らないと一生上達しません

 

だから、これ、最重要になります

 

まとめ

まとめというか

 

基本的に相手より先に一足一刀の手前まで入っていって、中心を攻めて打ち込めるとOKです

 

 

段審査では?

この通りに面を打てれば4段、5段は受かります

あとは姿勢、手の内、打突が有効打突となる1本となるか、です。

 

6段以降はこの間合い+

6段だと、打突機会を理解し、相手よりも先に内側に入って、相手の打突を誘う(うまくなくていい)

7段だと、相手を自在に遣って打突をする(きめないとダメ)

7段は相手を遣って打つために剣先の柔らかさを図りながら相手の狙っている技を読むことも求められます。

8段、神。

 

fal-ken.hatenablog.com

 

 

~コラム~

開始線から思いっきり飛び込んで面を打つ人に憧れます

 

これは、きっぱりいっておきましょう

試合では有効打突になるかもしれません。

不意をつく遠間からの飛び込み面は、相当練習した剣士の賜物でしょう

こっからぴょーんと飛び跳ねて1本をとる学生いますが

すげぇなぁと思います。

 

しかし、段審査、地稽古では0点です

 

何故かというと

「刀法」の問題が生じるからです

 

真剣だと

相手を崩さないで遠間から面を打つとどうなるか

相手は構えています

つまり、

相手の刀の剣先に自ら飛び込んでいくのと同じ行為であり自殺行為なのです

 

真剣にそぐわない戦い方なので

基本的にはやらないでください。

 

あと、常人離れした人もいますが

基本的に開始線からすぐに面を打つと圧倒的に負けます

5年前くらいのワイは面返し胴でさばいていましたが、今、相面で事を足りております。

 

 

~コラム2~

 

開始線で竹刀を交えずに発声をするのは?

 

これ、ダメです

何故なら

竹刀を交えていないので

気攻めになっていないからです

 

しょくじんの間というのが重要になります

 

全日本レベルだと

遠間からでも面が速く打てる人がいて、それの警戒があるんです

しかし、刀法的には×!

 

 

~コラム3~

 

究極の話

名人VS名人で試合した場合

「受ける側」というのは相手に打突をするタイミングを委ねてしまうので

実力が拮抗している同志である場合は、攻め込んだ方が若干有利なのです

それは「データ」を取られていたり何度も稽古していて相手の癖を掴まれていたら後手の方が上回るのですが

そういう話です

 

段審査では勿論ですが

基本的に自ら前に詰めるのがセオリーとなります

 

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