剣道の大会記録係って下っパがよくやる仕事かと思われますが
これは強くなるチャンス
今日という大会補欠、あるいは1回戦ですぐ負ける。
大人の大会を観戦しにきた。など
こういう日に、ただぼけぇ~と試合を観戦しているだけではいけません(俺
まず、
毎日の稽古より強くなるチャンスが凝縮された日だということを肝に銘じてください。
これは、最近海外では評価されている「アナリスト」という職業訓練も兼ねております
「統計学」という学問を使った技術です。
日本は「統計学」なめすぎ
AIって何?膨大なサンプルを蓄積して答えを出す人工知能ですね
大谷シフトなんでしくの?50打席のヒットゾーンから導き出したデータですね。守備力アップ
過去問分析も「統計学」です
「統計学」は「仮説」を「立証」するための「因果関係」か正しいか判断する力も求められるので、
現代文でいう「読解力」「論理的思考力」も学校の授業の現代文で養ってほしいです
それで「統計学」が、何故剣道の大会の記録に関係するのかというと
一から説明します。
剣道の大会記録を取る時
「メメ」「コメ」「ド」
って記録して、トーナメント表ビーーーってやるじゃないですか
そんなん取って何になるの?
ダメダメ!そんなの!もったいない!
まず、技の分類はこれぐらいしてください
メコドツ、4種類じゃデータが取れない。
50種類ぐらいの技をデータとして記録するんです
もう、この時点で一人でやるのは厳しいので一人2会場、チーム、友達とやってください
小さい大会なら動画もとって欲しい。
俺達は「統計学」も兼ねております
何が何でもデータは取れ!取れ!
お手本参考にするじゃねぇから、データだから!サンプルは多ければいい
...はぁ、いっぱいデータ集めた。疲れた....
こんなにとって何の意味があんだよ
※ここで「仮説」を立てる力とか「論理的思考力」がないと厳しいのですが、今回は割愛します。
そしたら
ふと、気づくんですよ
面技→一足一刀からの飛び込み面あんまないな。相手が来たところ迎え打って刺してる面が一番多い
小手技→あれ?出後手多いかと思ったけど、自分から仕掛けて、面フェイント小手が一番多い。必ず面のフェイントいれて打ってる技だ
胴技→ん?胴技と同じくらいに仕掛け逆胴が意外に多いな。逆胴って意外とみんな使ってるのか。飛び込み胴は割合ひくいな
まず、技。
試合で旗が上がりやすい技と実践で使いやすい技の統計が取れるんです
これで、何がどうなる?
試合で使える技だけ意識して練習すれば、練習を短縮できるんです
しかも、打突機会を意識できる。小手はフェイント入れるのが主流とか。
今日一日大会のデータを取ったの無駄じゃないでしょ笑?
今回は、思いつきで気づいた事を述べましたが
自分が知的好奇心で思った疑問→「仮説」を立ててみて
それが本当に正しいのか統計でとってみる
それには、偶然性を消去したランダムの統計を意識することにも注意を払って。
注意:
結論が出なかったら、元々それ自体が存在しないかデータ不足です。
なのでほぼデータ不足、納得のいく結論が出るまでデータの数を増やしてください
ほかにも今日撮った大会のデータでこんなことがわかります。
俺が取る仮説:
試合時間何分が一番決まりやすいか。
→中盤じゃね?とか
→思いのほか、上級者の戦いと1回戦の戦いの流れで気づくことがある。
開始何振りで一本になるか
→お互い平均5振り目ぐらいで1本になるとか。
面を打ったあと、前の次の技の確率
→面応じ技を狙うタイミングを伺いたいから
統計を出すことで感覚的な疑問が統計的根拠で技を使ったり、立ち回りを管理できたりするのです。
明らかデータ集めた方が強いのがわかるでしょ笑!
こんなことやってる「まとも」な剣道部は聞いたことありません(偏差値高い高校が稀に強い世代ある時ってこういう思考を使っているのかも)が
面倒だけど長期的に観たら練習を削減できるから楽チン
弱小で監督不在なら、やりやすいでしょ
偏差値が高い気分になるね!