物事を根本を考える時に重要なキーワードが「歴史」です。
「過去のことは振り返らないぜ!」って考えてきましたが、ここ1年図書館で本を爆読みしてからは、逆に「歴史」に頼る自分がいたりいなかったりになりました。
今回は「歴史」の重要性を訴えます。
よく考え方を議論する時って応えって出てきませんよね?
「お互い意見が合わない」
「意見が合う」
それしか結論になりません。特に、思想的な問題は。
物事の「善悪」の判断は所詮独自の判断でしかつけることが出来ない
法律学の解釈でも
「善意」は「知らなかった人」
「悪意」は「知っていた人」
と解釈される。
なので、自分たちの身の回りのことが
果たして本当に「正しい」ことなのか
「正しくない」ことなのか
厳密にいえば判断できないし、応えようがないわけである。
「なんで人を殺してはいけないのか?」
「なんで麻薬はいけないのか?」
「そんなこと考えちゃダメ!いけないことなんです!」って親は回答するかもしれません
僕達は当たり前だと思っていることを当たり前のまま過ごして生きているわけです。
だから、日本の政治・経済に疑問を持ちませんし
北朝鮮が「テポドン☆」とかいっても「てへぺろ☆」にしか聞こえないわけないけど
そこで
物事の善悪を厳密には永遠に判断できません
でも、「人類」はこういう答えを出した
というのが「歴史」であり「法律」でもあります。
それが本来の「歴史」を学ぶ意義です。
歴史を知ることで
何故、人を殺してはいけないのか。
「20世紀を中心に人類は戦争で疲弊して平和の協定→国際連合を結んだ」
人は戦いに戦いを繰り広げた結果戦うことを放棄したんだ。
それ以前にも侵略戦争は繰り返されてきたがこれが世界規模の対戦になって1945年以降に辿りついた考え方ともいえる。
現代では「暴力」は悲惨な末路を辿ると考えられていて、それで法律では「人を殺してはいけない」というものが出来上がったんだ。
かつて人類の死亡原因の10%は殺されることだったが、
今ではその死亡原因は1%ほど。人は「殺される」恐怖から比較的逃れることができ、安心して生活する出来るよう努力してきた。
と説明することが出来ます。
歴史は無限にサンプルがあると思いますが、今回は戦争→国際連合と人類の死亡原因を引用しました。
坂本龍馬かっけぇんやで!
豊臣秀吉農民あがりやで!
とか、物語性を学ぶことで「歴史」の意義を知ることはできません。
かつて人類はこう選択した
現在はどう選択する!?
この「かつて」の部分を学ぶことで
自分の思想を判断できるのではないかと思います。
日本の人口は元々。鎖国時代1000万人→明治2000万人→戦後1億突破
こんな感じだっけ?
元々1000~2000万人
そもそも今大杉なんだよ
日本の結婚の制度は、農家の土地「イエ」を守るために後継ぎを繋ぐために発祥。
それが西洋化
「結婚とは永遠に二人でいる挑戦である」
とそもそも西洋の結婚観がこうなのに、中途半端に結婚を西洋化(自由恋愛化)させたら
まぁ~んが得して、ちぃ~んが損する制度に
歴史を学べば現行の制度に疑問を持つ。
現行の制度に疑問を持った時「どういう経緯で誕生したのか」を調べて
賛否を結論できるのではないかと思うわけです。
これは本当に何でも応用でき、考える上で情報を集める基本ベースです。
追記:
お勧めの教科書「サピエンス全史」
世界史、人類史ですね。
自分達の身の回りの日常と関連する項目が人類史を通して知ることが出来ます