剣道のオーダーは、チーム状況によって様々な要素がからまって作成されると勝手に思っていますが
今回は、毎回団体戦に出ても1~2回戦負けみたいな状態のチームで
戦力的には、ほかとどっこいどっこい優勝候補のチームよりは確実に格下という設定の場合のオーダーの組み立てかたです。
基本理念。
3人VS3人の戦士ABC同士の試合。一人ずつぶつけあう、とします。
A 一番強い
B 二番目に強い
C 三番目
という能力です
で!オーダーする時は
AにはBをぶつけ、BにはCをぶつけ、CにはAをぶつければ2勝1敗で勝ち。チームの勝利です。
これが基本理念です。剣道のオーダーの最終的に追及する部分であります。
最終目標はチームの勝利
1-0、4-2、3-2でもチームの勝ちは勝ち。
全員で勝てる!?5-0で勝つ!?無理無理!
俺たちゃ、毎日10時間剣道に時間を費やして、剣道のために人生を全て捧げてきた猛者5人...じゃ、ありません。
それは、相手も全日本目指す機動隊が相手じゃなければ、身体的にぶっちゃけどっこいどっこい。
剣道で身体的アドバンテージが試合にそこまで影響するかというと、ほかのスポーツよりは比較的影響しません。
しかも、かてねぇなって思ったら引き分けにすればいい。
負けても1本負けにすればいいんです。1本取るよりフルで戦い抜く方がハードルが下がるでしょ!
1本をとりにいくということは、1本とられるリスクが常にある。勝てないと思っているのに1本取りに行く必要ない。
オーダーは
・大将まで試合の勝ち負けが決まらない流れを作る
これが前提条件になります。
大将までに勝負を決めるのは強者の考え方、バップ!
団体戦は、引き分けに流せる技術を持っている人間の方がスタメンに入れやすいです。
次回の韓国で行われる世界大会においての日本の選抜基準で
全日本の日本代表「求めるのは時間内に1本取れる人間です」
こんなのハードルの高い!ダメ!
引き分け、あるいは1本負けでもいいよ
最後は大将に繋げられさえすれば、勝負になるんだから。
んで、大将に託そう、最後は、ね!
→大将に託す理由は後半で
これが、チーム戦(5対5)における戦い方です。
んで、基本理念に戻るんですけど
チームオーダーの時に
1番強い奴を確実に勝たせるためには相手チームの一番弱そうな奴にぶつけます
じゃあ、それどこ?
次鋒です。
全チームとはいいません。チームによっては年功序列で最年少が次鋒で実はそいつかなり強いし、精神的プレッシャーもなく調子がいいとかザラです。
しかし、基本的に次鋒です。
さらに、次鋒は試合の序盤でプレッシャーが両者微妙
お互い万全の状態のポジションといってもいいでしょう。
この理念で2番目に強い奴は相手チーム2番目に弱い奴にいれたい
そうなると副将なのですが
ここ副将は、次鋒より安定して穴場ですが、試合の後半です。
2本差、1人差以内のの場合で副将戦になったとき、両者とも大将に「繋げる」という意識の方が働きます。
そうなると、思うように両者ともパフォーマンスを出せず、良い状態で戦えるメンタリティには至らないケースが多い。
なにしろ
ここで二本負けして団体戦の試合がついたら、ここまで繋いでくれた先鋒~中堅がブチ切れ不可避ですから。
二番目に強い奴のタイプを理解します。
「攻撃型」なら先鋒、「じっくり試合する」タイプなら副将
ですね。
チームが1本柱のチームなら、二番目に強い奴は副将
チームが2本~3本柱なら、二番目に強い奴は先鋒
追記:
年功序列の影響を考察します。
年上の先輩は試合に対しての責任感が強くなるため重圧に押されてしまいます。
年上の強い先輩が2人の場合は、副将にはいれず先鋒と次鋒の方がお勧めです。
それに先輩方の方が、後半戦で後輩を応援しやすいので。
後半に続く