働いたら負け

「週5で働くのムリ。世の中生きづらいわぁ」って感じる社会不適合者応援ブログ。一億総ひきこもり社会

一刀流極意:「面切落とし面」について語る

 

面切落とし面

 

「面切り落とし面」

それは、一流の技 一刀流の極意

 

 

剣道の高段位者が決めるのをみるでしょう

 

その映像をみれば

 

「相面じゃねぇの?」と思うことでしょう

 

タイミングが早くてもダメ

タイミングが遅くてもダメ

 

なんとも難易度が高く

使いどころがないんじゃないかこの技

 

 

ある剣道の書物では

「タイミングを知るまで反復して練習しなければ会得出来ない、難しい技である」

教えられないから、こうやって誤魔化す

 

見た目も派手じゃない

 

難易度も難しいし、リスクも高い

 

 

使えねぇ技だな!

 

でも、なんで一部の高段位者はこの技を使うんだ??

 

今回はその構造を紐解いていきましょう

 

 

 

 

面切り落とし面のポイント

 

 

タイミングは相変わらず「出頭」!

 

相手が面を打ってきて、もう面意外はない状況をつくることです

 

打突機会は基礎の延長

 

ほかの面の応じ技と違うのは

相手の手元が上がる瞬間を予期して打つのに対し

この技は相手の面の振りおろしに合わせるので、コンマ1秒出後手より遅く打つことにはなります。

 

 

絶対中心を外さないマン!

 

この技のポイントは、相手が面を打つまで中心を嫌がなんでも外さない事

「面」という90℃まっすぐの軌道に対し

90℃まっすぐの軌道で応じる技ですので

 

自分の打突の角度が横に少しでもずれていたら、技として不成立

面取られて負けです

 

小手や面返し胴は打突する寸前に一瞬中心を外して、相手の面を誘いますが

この技は最後まで中心を支配します

 

この時点でほかの面の応じ技と違う性質を持っている点、

会得すれば戦術の幅が広がることでしょう

 

 

 

どういう相手に有効か?

 

 

自分よりやや身長の高い相手

 

 

面切り落とし面は、

身体能力、身長差を重視する「相面」の代替技だとワイは思っています

 

 

相面も非常にリスクが高いですが

身長があると、有利です。

 

 

しかし、

そうなると身長の低い人で「面」を得意とする人間にはきつい

 

 

面すりあげ面

面返し面

 

 

これらは、はっきりいって遅い

しかも残身が横や後ろに流れやすく

 

有効打突の条件「残身がある」について、評価されにくい

 

 

というわけで、「面切り落とし面」を使うということになります

 

 

だから

身長の高い人はわざわざこの技を使うのではなく

「相面」を使うということになります。

 

面切落とし面は

身長の低い人が、身長の高い人に1本をとるの為の

究極の面技です

 

また、相面は身長だけでなく、身体能力、速度も必要な技なので

面切落とし面は、その代替として高齢者がよく多用するイメージですね

 

 

出小手、面返し胴じゃダメなのか?

 

 

出小手、面返し胴の適切な有効打突機会では

「左足を継ぐ(1歩入る)」ことによる攻撃宣言を行う必要のある技

(相手が1歩入ってめ~んとか、単純に打ってきた場合なら必要ないですが)

 

ところが上級者同士はこんなことわかっております

さらに、面打ちも「左足を継がない」のは当たり前にできるので、

小手、胴という手元を上げる瞬間が判らない

面を警戒させてはじめて生きる技であり

相手が小手、胴を警戒している状態で、自分が小手を打ったりすると

小手応じ技をくらう可能性がある

 

 

 

それで、更にその先の1手を上回る技として

上級者が会得するのが「面切り落とし面」でしょう

 

 

その技は

「相面」と性質は同じで、相手が小手を打ったとしても形的には「出ばな面」にすることができる

 

面技は何しろ「左足を継がない」

 

「左足を継がない」で放つ「面応じ技」

 

 

左脚を継ぐポイントが必要ないということは、「打突の宣言」をすることなく

相手に中心を攻める圧力を与えることができる

 

 

しかも

 

面切り落とし面は、

出後手、面返し胴よりは打つタイミングが「遅い」、

面返し胴よりは打った後横に抜ける残身を必要としない

 

左足を継がない上級者の面打ちに対して、

手元を上げる瞬間に仮に反応できなくても

 

寸前で「面が来ると見極めれば」打てる技である

 

 

 

相手が面を打ちます

手元上げる瞬間をかわすことが出来て

後は面の打突あるのみ!相面でも相手は間に合わないだろう!しめた!

という心理状況の中

 

こんな直前で見極められて応じられてしまうと相手は非常に困ります

 

使いこなせれば、試合をかなり有利に進められる

実戦的な技ではあるのだ

 

 

 

欠点:

 

タイミングを間違えれば1本を取られるリスクは「相面」と同じレベル

 

学生のような近間でのスピード剣道は逆に無理

→こういう相手の場合は、出小手、面返し胴を狙った方が楽

 

 

 

 

尚、

 

面切り落とし面の情報は少ないので

 

ワイが7段の先生に実際に打たれた経験則から語っております

 

この技は、はたからみると地味だから

打たれないとマジでわからん技で

 

はじめて打たれたときは

「今、なにやった!?」って驚いた記憶があります

 

自分から先に仕掛けた面をもぎ取られた、という感じですね