働いたら負け

「週5で働くのムリ。世の中生きづらいわぁ」って感じる社会不適合者応援ブログ。一億総ひきこもり社会

剣道のリスクリターン理論。

fal-ken.hatenablog.com

 

戦略公式

 

打突機会×攻めで導いて有効打突が成立する組み合わせというのを適当に並べた記事が前回。

 

今回は、それらの技を出した場合の

 

リスクリターンの度合いを説明して

どの技が効率いい技なのか、理論的に説明します。

 

ちなみに統計的に説明しているのはこちら

 

fal-ken.hatenablog.com

 

続きを

 

 

結論:

 

飛び込み技よりも応じ技の方がリスクがひくく、リターンがよい

 

 

 

「ん?でも、統計だと、相手が出てきた瞬間に飛び込む面が一番有効打突ケースが多いから、やっぱり飛び込み面が一番使うんじゃない?」

 

 

たしかに

 

しかし、この技、相手が出てきた瞬間ということは「小手か胴」を狙ってるんですよ

 

つまり、この「飛び込み面」は、実は、カテゴリーにぶっこむなら「小手応じ面」です(これ、あまり納得いかないかもしれませんが)

実際、「小手すりあげ面」「小手返し面」って試合で成立するケース、統計的にも少なかったと思います。

 

小手技なんて早くて、技でた瞬間に応じるのは厳しい、

一足一刀から小手打ってきたら別だけど、それは、上級レベルではないです

 

 

この飛び込み面は「小手応じ技」の面だと思った方がいいですね。

 

 

このリスクリターン理論では、 

剣道の技を大きく4つのカテゴリーに分類します。

 

飛び込み表....一足一刀飛び込み面

飛び込み裏...一歩入って裏面、間合い詰めて小手、面フェイント小手、一歩入って飛び込み胴、一歩入って攻め、入り込んで相手に面を出させての返し胴、出後手

表応じ...出後手、返し胴

裏応じ....相手の出鼻を狩る面打ち、小手返し

 

自ら攻めに行った表裏と応じる表裏だと考えて頂ければOKです。

飛び込み表はこれしかないですね、仕掛けるとだいたい飛び込み裏になります。

尚、突きと逆胴の打突機会は限定的なので割愛。

 

稽古、試合は、

お互い構えた時にこの4つカテゴリーのうち、一つ選択しているハズなんです。

どれも選択していない相手は何も狙っている技がないということなので、ノーリスクで攻められます。 

 

では、お互い何を意識していると「有利」「不利」な状況が生まれるのでしょうか。 

 

 

飛び込み表 〇 VS 飛び込み裏 ×

 

解説:飛び込み裏は、相手が手元を上げないと打てないため、ワンクッション攻めの動作が入ります。対して飛び込み表は相手になるべく手元をあげさせないようにして打つため、ワンクッション入りません。これが同時に起こった場合、飛び込み表が有利です。

このケースは、偶然一致しないといけないため稀なケースです。

 

 

飛び込み表 × VS 表応じ 〇

 

解説:応じ側の狙い通り。勿論、かなりの確率で応じ表が勝ちます。

 

 

重要ポイントカード

飛び込み表 △ VS  裏応じ 〇

 

解説:これが今回の肝です。小手を予想して応じようとしたけど面がきた場合です。

一見、応じる側が読みを間違えたため、飛び込み表が勝ちそうです。

 

でも、裏応じ若干有利です。表応じの時の方が大幅有利ですが、裏応じでも有利とれます。

 

というのも裏応じは先ほどの「面」です

いいですか、かなり重要です。

相手の出頭を狩る面です。仮に、読み間違えた場合でも合い面になるのです。

ちなみに突きは有利ですが、外した時のリスクと判定の厳しさから試合で使える人が限られるのでこのリスクリターン論とは別に考えることにします。

 

 

はい、ここで衝撃の事実

飛び込み表(一足一刀から飛び込み面ですね)は、相手が応じ技を準備していたら不利なんです。

よって、飛び込み表技は奇襲をかける大技といっていいでしょう。

 

初心者にやりがちなミスは、このリスクの高い大技を初手で出したりすることです。

それは、いけません。

 

 

ちなみに

飛び込み裏 〇 VS 表応じ △

 

解説:このカードは飛びこみ裏有利です。

飛び込み裏は、打突する前に手元上げさせようと間合い詰める動作を中心にフェイント入れるためですね。表応じ側は面を応じようとしますが、これでは応じれず。手元を上げずに我慢してline維持です。表応じは手元を上げなければ打たれるリスクはないですが、リターンがすくない。

表応じが負けるわけではないですが、間合いを詰めて打突機会を伺いやすいのは、飛び込み裏を仕掛ける側なので

飛び込み裏側の方が有利な状況に立てます。

俺が表応じ側だったら、手元を上げずに1歩下がるか詰めるかしますね。

 

 

飛び込み裏 × VS 裏応じ 〇

 

解説:しかし、相手が裏応じを意識していた場合、出頭を面でポン裏応じです。

飛び込み裏は攻撃的な手です。

 

 

表応じ △ VS 裏応じ △

 

お互い応じようとこう着状態。ちょっと表応じが有利です後で説明します。

裏応じは「相手の出鼻を狩る面」

表応じは「出後手」と設定しましょう。

 

お互い出たところ、踏み込んできたところを狙う牽制状態です。

こうなった時「相手は出後手待ちかな?」っと心理を読んで

「飛び込み裏」にカテゴリーを変えます。

逆に

「表応じ」が、「相手は動いてこない。俺の出鼻を狩る面を狙っているかもしれない」

ならば...

これは「カテゴリー」を変えません。

相手を誘って「飛び込み面」打たせようとするんですね。

違う言い方をすれば「飛び込み裏」に変更です。自ら攻めて、攻めの反動で相手に面を打たせて返し胴→これは「飛び込み裏」といってもいいし、間合いを変えた「表応じ」と表現してもいいわけです。ややこしいですね

 

 

裏応じは飛び込み表になりうるリスクが出てくる

これが若干「表応じ」有利だと言った理由です。

 

fal-ken.hatenablog.com

お互い応じ技待ちは、こっちの戦略公式化が生きると思います。

 

 

もうわかってきたかと思いますが

 

結論:

 

裏応じ=相手が前に詰めてきた瞬間を狩る面を習得すれば

ローリスクハイリターンで試合を動かせるわけです

統計的にもこの技が一番成立してますよね。

 

一つ注意しておくと、打突するタイミングが少しでもずれれば、この面は裏飛び込みに負ける可能性があるので注意してください。

使いまくって、逆にタイミング読まれる。俺ありますよw、最初1本取ったんですけど、タイミング図られて、逆に仕掛けての出小手取られました。

 

 

次に、ローリスクなのは表応じ

飛び込み裏には注意ですが、出後手、面返し胴を狙って読みを外しても思いのほかリスクが低いわけですね。

 

飛び込み表のメリット:

一番シンプルな技なので審判の旗が上がりやすい。

しかし、先ほどの記述した通り、応じ技に有利がとれないので

ハイリスクハイリターンな技。

相手に色々と迷いを生じさせたときに初めて使える技ということは肝に銘じておきましょう。

 

 

8段のおじいちゃん同士は

だからずっと竹刀構えて動かないでしょ?お互い表か裏の応じ技狙いなんですよ。

それですこぉ~しずつ間合い詰めたり詰めなかったり。

攻めを利かせて応じ技誘ったり、相手がひるんだり

 

 

 

いかがでしょうか。

「面打ちなのに、小手応じ技扱いかよ!」って突っ込まれます?

この面は、意識敵には、小手の応じ技なんですよ

納得いただけないですかねぇ。。。

 

 

 

追記

 

飛び込み表は使えない?

 

剣道のお互いの間合いを明確にするのは曖昧で

 

おじいちゃんだったら、飛び込み表の打突範囲短かったり、中学生高校生だったら元気に飛び込むぐらい打突範囲が長かったりします。

 

これが、剣道の飽きないところなのですが

 

飛び込み表は相手に読まれたら確実に不利ですが、読まれなければ使えます。

そのためには、

 

すり足

 

すこぉ~し詰めて相手に気づかれないぐらいのすり足の動作

 

いつの間にか懐に入っているという技術が求められます。

 

みんな一足一刀からの飛び込み面が好きなはずなので、よく鍛えられていると思いますが