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トマ・ピケティのr資本収益率>g経済成長率 格差問題の具体的構造である公式を深める記事。

この記事は、

単純に、この理論の数式を解説した記事で。

21世紀の格差問題を欠かせない数式で

この数式を理解する為に完全に自分のために書いているものです。

 

 

 

1,国民所得に占める資本所有率

 

ここでの資本...非人的資本→地代、金利、株差益の不労所得

 

 

2.資本収益率

 

総資本に対する総資本に対して得られる所得

 

個人単位だと

100万の資本で金利10%で、10万てに入ったら、資本収益率10%

 

国単位だと

国富に対して、国民が全体的に得られる収益

 

3.資本/所得比率

ピケティは、

ストック...ある時点で所有されている富の総額(元々持ってる金持ちおじいちゃんの豪邸)

フロー...ある期間に生産され配分された財の量(1年で稼いだ額)

ストックを年間のフローで割ることが最も便利で自然である方法だと考えて

発明したもの。

 

 

資本/所得比率が高いということは、所得に対する資本の優位性が相対的に高いということ。

 

 

(1).国民所得に占める資本所有率=(2).資本収益率×(3).資本/所有比率

 

 

これを、資本主義第一基本法則と定義。

 

 

具体的なイメージとしては

(1)30%=(2)5%×(3)600%

が富裕国でみられる典型的な数字。

 

 

また、万能の資本/所得比率は、

(3)資本/所得比率=貯蓄率/経済成長率

とも表すことができる(資本主義第二基本法則)

 

これを資本主義第一基本法則に代入すると

 

 

(1).国民所得に占める資本所有率=(2).資本収益率×(3).貯蓄率/経済成長率

 

記事のタイトル

資本収益率r 経済成長率g

が出てきました。

 

 

貯蓄率は一定とすると

 

資本収益率rと経済成長率gの大きさで

国民所得に占める資本所有率の大きさに影響を及ぼすため

この両者が比較されることになります。

 

 

資本収益率 r > 経済成長率 g

 

勿論、これは資本の優位性が高いことを示します

そして、

国民所得に占める資本所有率が上昇する

働くよりも株や地代、金利で儲けるお金の割合が増えていく。

 

つまり、

 

経済成長が停滞すると(gが成長しない、成長率0%)

自動的に資本収益率が相対的に伸びる(rが1とか2とか3でも、r>gが成り立つ)

労働所得が伸び悩むと、過去の持っているお金の方がお得になって行く。

 

 

そうなると....

 

 

株とか、地代とか金利とかいう

非人的資本を持っている人間の方がお金持ちになりやすい

 

 

そんなもんで稼げるのは、

 

 

世界で数えるくらいしかいない個人投資家か資産家しかいないよね

 

または、

 

元々代々親が持っている資産を引き継いだ子供

 

 

逆に経済成長率が資本収益率より低いんだから、

働いて稼ぐお金というのは、国全体として、そういう金持ちより下がっていく。

 

 

r>gというのは、

 

金持ちが金持ちになって、

俺達、庶民がますます貧乏になっていくというのを証明している値ということですね!

 

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